Webエンジニアがやめとけといわれる理由4選と未経験者の注意すること3選

Webエンジニアがやめとけといわれる理由4選と未経験者の注意すること3選

「Webエンジニアはやめといたほうがよい?」

「Webエンジニアに向いていない?」

Webエンジニアとして働きたいけどインターネットやSNSで目にするデメリットを見て、不安に感じている人もいるでしょう。

結論、Webエンジニアは、高いスキルを求められる仕事のため「誰でもできる」とは限りません。

そのため、Webエンジニアの仕事が難しい印象を持っている人から「やめとけ」といわれている可能性があります。

本記事では、Webエンジニアがやめとけと言われる理由や、Webエンジニアに向いている人/向いていない人などを詳しく解説していきます。

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Webエンジニアがやめとけといわれる理由4選

両手を前に出して顔を隠す女性

Webエンジニアがやめとけといわれる理由は、下記の4つです。

Web系企業はベンチャー企業が多いから

Web系の企業は、社員数が1〜5名のベンチャー企業が多いため「やめとけ」といわれている可能性があります。

ベンチャー企業に多い特徴
  • 教育制度や福利厚生が整っていないことが多い
  • 大手企業と比較すると研修が少ない
  • 退職金が出ないこともある
  • 企業によっては、給与支払いが遅れることもある

上記の特徴から、Webエンジニアはやめとけといわれることがあります。

40代以上のキャリアが少ないから

Webエンジニアは、40代以上のキャリア形成が難しい場合があります。

20代〜30代でバリバリWebエンジニアとして働き、40代以降ではマネージャーなどの役職に就く人が多い傾向があるのです。

しかし、40代以上でもマネージャーになれない場合は、後のキャリア形成が難しく、キャリアが停滞する可能性があります。

IT業界は人材の平均年齢が上昇傾向にあるため、以前よりは心配する必要はないかもしれませんが、若い世代が多い職種というのも事実です。

Webエンジニアになるための学習に時間がかかるから

Webエンジニアは、IT業界の中でも特に現場で通用するスキルを習得するまでに時間がかかる職種といえます。

学習内容や個人のスキル感によって異なるものの、現場で通用するWebエンジニアを目指す場合、約1,000時間の学習が必要です。

未経験からでもWebエンジニアを目指せますが、現場で通用するスキルを習得する前に挫折する人もいるため、一部の人からWebエンジニアは「難しい、やめとけ」といわれているようです。

学習し続ける必要があるから

IT業界は技術革新が急速に進んでおり、トレンドが日々変化しているため、常にアンテナを張り、学習し続ける必要があります。

エンジニア全般にいえることですが、新しいスキルを身につけることで、昇給や昇格をしやすい場合が多くあります。

テッくん
同僚や後輩のスキルレベルが高くなっているのに、自分だけ取り残されていくと周囲の差についていけずに、やめたくなる場合もあるよ…。

Webエンジニアは本当にやめといたほうがよいのか?

クエスチョンマーク

Webエンジニアは、すべての人がやめたほうがよいというわけではありません

企業のIT化やDX化が本格的に進み、Webエンジニアの需要は年々高まっています。

WebシステムやWebアプリケーションを使う企業が増えているため、Webエンジニアの需要は今後も高まっていく可能性が高いといえます。

また、厚生労働省の職業情報提供サイトによるとWebエンジニアの年収は、557.6万円です。

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収458万円よりも高い年収を得られることがわかります。

Webエンジニアを目指す全員がやめたほうがよいというわけではなく、Webエンジニアの向き不向きやメリット、デメリットを総合的に見て決めるのがおすすめです。

Webエンジニアとして働くメリット3選

メリット

Webエンジニアとして働くメリット3選を紹介していきます。

自由な働き方ができる場合が多い

Webエンジニアはパソコンとネット環境があれば、仕事ができる場合が多く、IT業界のなかでもとくに自由な働き方をしやすい職種です。

Web開発はインターネットを通じて行うため、オフィスや設備が不要なケースが多く、リモートワークを導入している会社が多い傾向があります。

会社によってはフレックスタイム制を利用できる場合もあります。

平均年収が高い

先述のとおり、Webエンジニアの平均年収(557.6万円)は、日本の平均年収(458万円)よりも100万円程度高くなっています。

下記は、厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査から、年齢別Webエンジニアの年収をグラフにしたものです。

Webエンジニア年収グラフ
出典:「令和5年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)より独自に作成

30歳〜34歳時点で日本の平均年収の458万円を超え、55歳〜59歳で732.17万円と最高額になります。

若いうちから日本の平均年収以上の収入を得られるのは、Webエンジニアのメリットの一つといえます。

Webエンジニアの需要が高い

Webエンジニアを含むIT業界は、慢性的な人材不足になっている業界です。

2030年には、IT業界では最大79万人のITエンジニアが不足するといわれています。

企業や公的機関でもIT化が進み、Webシステムを使うのが一般的になっている現状を考えると、Webエンジニアの仕事は今後、より増えていく可能性が高いといえます。

AIに仕事を奪われるという声もありますが、顧客要件のヒヤリングやAIが作成したものの評価など、人の手が必要なことも多いため、AIによってWebエンジニアの仕事がなくなるとはいえないでしょう。

Webエンジニアに向いていない人の特徴2選

よくない評価

Webエンジニアに向いていない人の特徴は、主に次の2つです。

学び続けるのが苦手な人

学び続けるのが苦手な人は、Webエンジニアに向いていません。

Webエンジニアは、専門的なスキルが必要となるため、スキル習得のために学び続ける必要があります

また、トレンドが変化する業界のため、常に最新情報を収集し、知識やスキルを更新し続けることも大切です。

新しい情報を学び続けるのが苦手な人は、業界の変化についていけなかったり、周りとの差を感じてモチベーションを落としてしまう場合があります。

主体的に行動できない人

主体的に行動できない人は、Webエンジニアに向いていません。

Webエンジニアは、自らプログラムの問題点を見つけて報告したり、変更が生じた際はプロジェクトメンバーとの積極的なコミュニケーションが必要になったりします。

報告や連絡ができないと、プロジェクト全体の進みが遅れたり、クライアントに迷惑をかけてしまう場合があります。

刻一刻と変わる状況のなかで、自分に何ができるかを常に考えて行動する能力が求められます。

Webエンジニアに向いている人の特徴3選

よい評価

Webエンジニアに向いている人の特徴3選を紹介します。

ベンチャー企業でバリバリ働きたい人

IT業界のなかでも、とくにWeb系はベンチャー企業が多いです。

ベンチャー企業は、社員数が少なく、比較的一人あたりの裁量が大きいという特徴があります。

個人に裁量権があると、自分の意思をプロジェクトに反映させやすく、スピード感を持って仕事を進めやすいといえます。

大手企業と比較して、成果が給料にも反映されやすい特徴があります。

バリバリ働いて、自分の成長を実感しながら給料アップを目指したい人は、Webエンジニアに向いているでしょう。

好奇心のある人

新しい知識やスキルを習得するために、常に興味を持って学習する意欲のある人は、Webエンジニアに向いています。

ベンチャー企業の多いWeb系企業では、一人の業務範囲が広いため、新しいチャレンジをする機会も多いといえるでしょう。

新しい挑戦も楽しんでできる人のほうが、ストレスなくWebエンジニアの仕事ができる可能性が高いといえます。

既存の仕事のやり方にとらわれずに新しい方法を導入すれば、業務効率が上がったり、よりよいプロジェクト開発につながります。

論理的な思考ができる人

論理的な思考ができる人は、Webエンジニアに向いています。

論理的思考とは、物事を順序だてて考える力を指します。

Webエンジニアは、システム設計やコーディングをする際に、道筋を立てて、考える能力が必須です。

バグが発生した際に、論理的に原因を探ることで、時間や労力を削減できます。

また、同僚やクライアントなどの関係者と話をする際に、順序だてて根拠を持って提案できると、より説得力も増します。

根拠を持って道筋を立てて考えられる人は、Webエンジニアに向いているといえます。

Webエンジニア未経験者がWebエンジニアに転職/就職をする前に確認すべきポイント3選

TODOリスト

Webエンジニア未経験者がWebエンジニアとして転職または就職する前に、確認すべきポイントを3つ紹介します。

不足しているスキルを補う

Webエンジニアとして必要なスキルを調べ、不足しているスキルがあれば補いましょう。

たとえば、Webエンジニアには、RubyやPHP、Javaなどのプログラミング言語が必要となります。

プログラミング言語以外にも、フレームワークや現場で使うツールなどの知識が必要です。

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自分に合ったIT業種を確認する

Webエンジニアに興味はあるけど、Webエンジニアを目指すべきか迷っている方は、ご自身に合ったIT業種は何かを確認してみましょう。

ITエンジニアは業種によって仕事内容や働き方が異なるため、業種ごとの特徴を知ることで、より自分に合った業種を見つけられる可能性があります。

ただし、本当に合っているかは実際にやらないとわからないことも多いため、適性のチェックはほどほどにして、興味のあるものにまずは取り組んでみることをおすすめします。

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ブラック企業ではないかを確認する

ブラック企業でないかを確認することも重要です。

Web系の企業は、ベンチャー企業が多く、リソース不足や管理体制の未整備などが原因で、極端な長時間労働が必要な場合もあります。

労働時間以外にも、パワハラや社内の雰囲気がどうかを実際に働いている人や口コミサイトなどを使って、事前に確認することがおすすめです。

安全衛生優良企業マーク推進機構では、ブラック企業リストを紹介しているため、入社を検討している企業が該当していないかチェックしてみるとよいでしょう。

下記の記事では、入ってはいけないIT企業の特徴について詳しくお伝えしています。

あわせて参考にしてください。

関連記事:入ってはいけないIT企業の特徴5選!ブラック企業を避けるための見極め方

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まとめ:Webエンジニアのメリットとデメリットを理解して、転職/就職活動をしよう!

跳んでいる人

Webエンジニアについて解説してきました。Webエンジニアがやめとけといわれる理由は、下記の通りです。

  • Web系企業はベンチャー企業が多いから
  • 40代以上のキャリアが少ないから
  • Webエンジニアになるための学習に時間がかかるから
  • 学習し続ける必要があるから

Webエンジニアには向いている人、向いていない人がいます。

メリットとデメリットをしっかりと理解して、就職または転職活動をしましょう

未経験の人やスキルを伸ばしたい人は、RaiseTechで学習してから転職、就職活動を進めるとよいでしょう。

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この記事を書いた人

JavaとAWSを主戦場として働いている常駐型の現役エンジニア集団
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