AWSエンジニアは多方面において実力を求められるため、転職の難易度が高い傾向です。
エンジニア経験が浅くてもAWSエンジニアを目指せるのか、疑問を抱く方もいるでしょう。
- AWSエンジニアへの転職の難易度が高い理由
- AWSエンジニアへの転職がおすすめできない人・できる人
- AWSエンジニアに転職する際に求められるスキルと転職成功のコツ
本記事を読めば、AWSエンジニアへ転職するために身につけるべきスキルと難易度がわかります。
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AWSエンジニア転職の難易度が高い2つの理由
AWSエンジニア転職の競争率が高い理由は2つあります。
理由1:エンジニアとして多方面の実力を求められるため
AWSエンジニアの転職難易度が高い理由は、エンジニアとして広範囲のスキルを求められるためです。
- AWSエンジニアとしての技術
- IT業界の進化についていけるスピード感
- 仕事を主導していく力
AWSのサービスは目覚ましいスピードで進化を続けており、多様な変化に素早く対応する能力を重視されるため、AWSエンジニアの価値は高まっています。
理由2:成長意欲を持つ人材が応募する
AWSエンジニアは需要が高く将来性のある職種だからこそ、向上心の高いエンジニアが多く応募する傾向です。
Synergy Research Groupの調査によると、2023年第2四半期において、AWSは約33%のシェア率でトップでした。
AWSサービスは、国内外問わず幅広い企業に利用されています。
最新の技術をいち早く身につけられるため、AWSエンジニアは、キャリアアップを目指す方にピッタリな職業です。
AWSエンジニアへの転職がおすすめできない人
AWSエンジニアへの転職がおすすめできない人は下記の通りです。
特徴1:急なトラブル対応が苦手な人
AWSエンジニアは突発的に仕事が入る可能性も高く、予定通りに過ごしたいと思う方には不向きです。
- 原因究明
- 問題解決へ向けた提案
- 復旧作業
クラウドに障害が発生した場合、クライアントはWebサイトが閲覧できないほか、業務に支障を及ぼす可能性があります。
特徴2:プログラミングを追求したい人
プログラミングスキルを身につけたい方にも、AWSエンジニアは不向きです。
AWSエンジニアの仕事は大きく3つに分類されます。
- インフラ設計
- クラウド構築
- 運用・保守
クラウドサービスに関するシステム運用がメイン業務のため、プログラミングをする機会が多いわけではありません。
特徴3:地道な作業が苦手な人
コツコツとした作業が得意でない方は、AWSエンジニアには向いていない可能性があります。
AWSエンジニアはパソコンを使った作業がメインのため、下記の業務が多く含まれるためです。
- システムの設計
- システムのテスト
- ドキュメントの作成
地道な作業ですが、システムを安定して運用させるのに必要不可欠な作業となります。
AWSエンジニアへの転職がおすすめな人
AWSエンジニアへの転職は、次の特徴が当てはまる人におすすめです。
特徴1:好奇心旺盛な人
何事にもチャレンジ精神旺盛な人は、AWSエンジニアに向いているでしょう。
AWSエンジニアはAWSが提供する200以上のサービスの中から、最適なものを組み合わせてシステムを構築したり、クライアントへ最適な提案ができるよう、興味関心を持って仕事に取り組む意欲が不可欠だからです。
- 失敗を恐れずに挑戦できる
- 現状に満足せずに努力し続けられる
- 顧客が求める新たな価値を生み出せる
- 変化するツールやシステムのトレンドを追い続けられる
特徴2:柔軟性のある人
他者の意見を受け入れる柔軟性もAWSエンジニアには求められます。
AWSエンジニアは、ほかのエンジニアやステークホルダーと連携してプロジェクトを進める必要があるためです。
- 状況に合わせて臨機応変に対応できる
- 多面的な見方ができる
- 変化を受け入れる耐性を備えている
開発者やユーザーのサポートをする際、柔軟な視野と高いスキルが要求されます。
特徴3:コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力の高さも、AWSエンジニアには求められます。
AWSエンジニアは、クライアントや企業に適切な説明をするのも重要な仕事です。
- クライアントへの提案
- クライアントとの交渉
- クライアントとの信頼構築
- クライアントの意向を汲みとるヒアリング力
- チームメンバーと円滑な業務の遂行
特徴4:継続的な学習意欲が高い人
AWSの各サービスについて継続的に学び続ける意欲を持つ方は、AWSエンジニアに向いています。
多様なニーズに対応した最適なIT技術を組み合わせる必要があり、変化についていける適応力が求められるためです。
IT技術の進展は目覚ましく、クラウドサービスが社会・経済の重要な基盤となっています。
特徴5:自発的に問題解決に取り組める人
AWSエンジニアは、問題解決へ向けて積極的に行動できる力が求められます。
問題が解決できるよう、下記のスキルが必要となります。
- 自己判断力
- 発想力
- 冷静な分析力
- 迅速な行動力
- 適正な対応力
クラウドの不具合はクライアントの業務を妨げる可能性もあるため、迅速な対応が欠かせません。
AWSエンジニアに転職する際に求められる5つのスキル
難易度が高いAWSエンジニアとして活躍していくためには、下記のような幅広い知識とスキルが求められます。
1.AWSサービスの幅広い知識
AWSエンジニアとして活躍するためには、AWSサービスの幅広い知識が必要不可欠です。
環境を設計、構築する際、最適な機能を導入する判断力を身につける必要があります。
- ミドルウェアのインストール方法や設定するための知識
- クライアントのニーズに合わせてクラウドアーキテクチャを設計
- コスト効率を考慮したうえで最適なサービスを組み合わせるスキル
AWSエンジニアに求められるスキルとして、AWSサービスへの理解があります。
2.ITインフラ整備の知識
インフラ構築知識も、AWSエンジニア転職で求められるスキルです。
- システム開発の知識
- サーバーOSの構築
- 運用するスキル
- セキュリティの知識
- ハードウェアの知識
- ネットワークの全般的スキル
AWSエンジニアはインフラ環境の開発や構築がメインとなる業種です。
3.ミドルウェアの知識
AWSエンジニアとしての価値を高めるためにも、ミドルウェアの知識も欠かせません。
AWSを利用する場合でも下記のようなOSやミドルウェアに関する知識や技術が必要です。
- ストレージの管理
- データバックアップ
- ミドルウェアのバージョンアップ
4.データを扱うスキル
AWSエンジニアは、データ量を適切にコントロールするスキルが必要とされます。
ストレージやデータ容量を気にせず使用して、必要以上のコストが発生すれば、従量課金型のAWSを使うメリットを得られません。
5.アプリケーション開発と運用
Webアプリケーション開発と運用に関する知識とスキルを身につけることも、AWSエンジニアとして活躍するために必要な要素です。
AWSクラウドサーバーを管理するためにも、Webサービスやシステム構造を理解したうえで構築しなければいけません。
- プログラミング言語
- Webフレームワークの知識
- AWS環境におけるアプリケーションのデプロイに関する知識
- アプリケーションの動作から通信に関する知識
難易度の高いAWSエンジニア転職成功に向けた2つのコツ
AWSエンジニアへの転職成功のポイントを解説します。
AWSの認定資格を取得する
転職を成功させるには、スキルの証明として資格があると有利です。
クラウドサービスに関する資格を取得すると、AWSエンジニアとしての価値を上げられて転職にも有利です。AWSの認定資格は2024年4月現在、12種類あるため目的やキャリアにあわせて資格を取得しましょう。
ただし、資格を持っているだけではAWSエンジニアとしての転職は難しくなります。
AWSの資格については、下記の記事で詳しく解説しています。
資格を取得するか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
AWSを現場レベルで学べるエンジニアリングスクールに通う
AWSエンジニアとして転職成功するためには、現場の実務やスキルが学べるエンジニアリングスクールも検討しましょう。
- スキルだけでなく自分で課題に取り組む力
- エンジニアとしてのコミュニケーションの取り方
反対に現場のレベル感でスキルを身に付けている人は、どの企業からも重宝されて転職先も困らなくなるでしょう。
それだけ現場レベルで仕事ができるAWSエンジニアは少ないのです。
AWSエンジニアの転職事情については、RaiseTechの下記動画でも詳しく解説しています。
RaiseTechでは、AWS専門コースを用意しています。
RaiseTechの公式LINEでは、AWSやIT業界の転職事情に関する動画も発信しています。
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AWS転職難易度に関するよくある質問
AWSエンジニアへの転職を検討するうえで、よくある質問について解説します。
AWSパートナー企業とは何ですか?
AWSパートナー企業とは、アマゾンウェブサービスを活用したソリューションやサービスの提供をAWSに認められた企業です。
パートナーとして認定された企業は、下記2つの要件を満たしています。
- AWS認定取得者が複数在籍している
- AWSを活用した実績がある
AWSパートナーは、以下2つに分類されます。
AWSパートナーの種類 | 特徴 | 事業例 |
コンサルティングパートナー | 顧客がクラウドサービスを活用できるよう、コンサルティングまたはマネージドサービスを提供する企業 | システムインテグレータ(SI)マネージドサービスプロバイダー |
テクノロジーパートナー | AWS上で稼働するソフトウェア商品を展開する、または開発を支援する企業 | SaaSPaaS |
日本のAWSパートナー企業は、600社以上と年々増加傾向にあります。(2023年10月現在)
AWSプレミアティアサービスパートナーの転職難易度はどれくらいですか
AWSプレミアティアサービスパートナーとは、パートナー企業の中でも高い技術力と専門知識を持つ実績ある会社です。
AWSパートナー企業には、以下3つのティア(階層)があります。
- セレクト
- アドバンスト
- プレミア
- 株式会社NTTデータ
- 日本電気株式会社(NECコーポレーション)
- 株式会社日立システムズ
- 富士ソフト株式会社
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)
- アイレット株式会社
- クラスメソッド株式会社
- 株式会社サーバーワークス
AWS(アマゾン ウェブ サービス ジャパン)の転職難易度はどれくらい?
AWS(アマゾンウェブサービスジャパン)への転職難易度は高い傾向です。
競争率が高い理由は5つあります。
- 高給与・高待遇のため
- 安定成長が見込めるため
- 学歴不問の職種が多いため
- 労働環境が良いため
- 最新のAWSサービスを学べるため
IT業界未経験からでもAWSエンジニアに転職できますか?
未経験からでもAWSエンジニアに転職は可能です。
未経験の方の場合、AWSの基礎知識を取得するまでにある程度の時間は必要です。
実際にIT業界未経験からAWSパートナー企業に転職できた、RaiseTech受講生の体験談を紹介します。
未経験からAWSエンジニアに転職した人の実例
サービス業からAWSパートナー企業への転職に成功したRaiseTech受講生Aさんの事例をご紹介します。
IT業界の経験 | 未経験(パソコンスキルはExcelやWordを使った事務作業ができるレベル) |
RaiseTech受講から転職までの学習時間 | 600時間 |
転職活動の期間 | 2022年8月~2022年9月 |
Aさんは新型コロナウィルスの影響により勤めていたサービス業界が打撃を受け、将来に不安を感じたことがきっかけでAWSフルコースの受講を決意したそうです。
課題を通じて、質問力や思考力、判断力など実際にエンジニアとして現場へ出たあと必要とされるスキルを効率的に学べたと話してくれました。
- 月単価80万円以上を稼ぐ現役エンジニアが講師を務めるオンライン授業
- グループミーティングやコミュニティへの参加
- チャットや通話での質疑応答は無制限
- 無期限のサポート体制
- 現役AWSのエンジニアである代表と回数制限なく個別面談が可能
RaiseTechの公式LINEでは、IT業種診断のほかIT業界や転職事情について最新情報を発信しています。
少しでもAWSエンジニアやエンジニアとしてお仕事を初めてみたい方はチェックしてみてください。
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まとめ:AWSへの転職を成功させるためにエンジニアとしての自走力を高めよう
難易度が高いAWSエンジニアへの転職を成功させるためには、AWSサービスの知識はもちろん、現場レベルのスキルを身につけるのが大切です。
- 成長意欲を持つ優秀な人材が応募するため、AWSエンジニアへの転職難易度は高い傾向
- 好奇心旺盛な人やコミュニケーション能力の高い人はAWSエンジニア向き
- 資格を取得するのも、AWSエンジニアの転職を成功させるための要素
- AWSパートナー企業やAWSプレミアティアパートナーを目指すのも選択肢の一つ
- アマゾンウェブサービスジャパンへの転職を目指す場合、実績を積むのが最優先