今やエンジニアには欠かせないスキルといっても過言ではないクラウドサービス。
なかでもAWSは世界で最も大きいシェアを占めるクラウドサービスですが、学ぶ際に下記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
- AWSを無料で学ぶ方法はあるの?
- AWSを学ぶなら何から始めればいい?
- AWSの勉強サイトはどれを使うのがベスト?
この記事では、AWSを初めて学習したい方に向けて、無料で学べる13の教材・勉強サイトをどの順番で学べばよいか4ステップに分けて解説します。
就職・転職、キャリアアップを視野にAWSを勉強したい方はぜひ参考にしてみてください。
AWSを初めて学習するにあたり、どのように進めたらよいか悩んでいる方は、ぜひRaiseTech の公式LINEからお気軽にご質問ください!
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AWSを無料で学ぶ際は勉強サイトを使う順番が大切
AWSを無料で学べる教材にはさまざまなものがあるなかで、下記の順番で学習を進めると体系立てて学べるためおすすめです。
- 動画でAWSの全体像を知る
- 書籍で少し踏み込んだ内容を学習する
- AWS公式サイトからサービス別に学びを深める
- 資格取得を目指すなら問題集を活用して知識の定着を目指す
この記事では、4ステップに沿ってAWSを学んでいく具体的な教材や方法について解説します。
- 視覚的でわかりやすい動画でAWSの概要を掴む
- 書籍を使って基礎学習を積む
- AWS公式サイトの資料で学びを深める
具体的なステップについて見ていきましょう。
ステップ1.Udemyの無料動画でAWSの全体像を把握しよう
動画教材を利用してAWSの全体像を掴むことから始めましょう。
無料で視聴できる動画教材は、オンライン学習プラットフォーム「Udemy」の無料講座がおすすめです。
Udemyには日本語以外のものも含めると21万件以上の講座があり、無料講座でも質の高いものが多く揃っています。
本記事では、とくに下記の条件に当てはまる3つの講座をピックアップしました。
- 無料で視聴できる
- 一定の評価数があったうえで評価4以上の高評価
- 2時間程度という比較的コンパクトなボリューム感
Udemyには、AWSについてさらに深掘りした有料動画も多数配信されています。
AWS:はじめてのAmazon Web Services
「AWS:はじめてのAmazon Web Services」では、AWSの基本を丁寧に学べます。
- AWSでの基礎的なネットワーク・サーバー構築
- AWSでのWordPressサイト構築
- AWSのアカウント開設方法
- AWSの基礎サービスの基本的な概念・使い方
具体的には、下記の内容を網羅的に学習できます。
- AWSの最も基本である「VPC」
- 重要サービス「EC2」「RDS」を用いたサーバーの構築
- Webサイト運営の基礎となる「WordPress」の設定
Linuxコマンドを使う場面もありますが、動画にも入力画面が表示されるため、初心者にもしっかりサポートされていて安心です。
実際にAWSアカウントを開設して、手を動かしながら学べるため、実践的なスキルを身につけられます。
【サクッと理解するAWS】AWS入門者がはじめに知っておきたい7つのサービス
「【サクッと理解するAWS】AWS入門者がはじめに知っておきたい7つのサービス」では、下記のことを学べます。
- クラウドに関する基礎的な解説
- AWSの基本的なサービスの概要
- AWSの基本的なサービスの操作方法
- AWSのサービスを組み合わせて使う方法
コースの特徴は、約90分という比較的短い講座ながらもさまざまなサービスを一気に学べる点です。
- IAM
- VPC
- EC2
- EBS
- S3
- RDS
- CloudWatch
AWSには200種類を超えるサービスが用意されており、各サービスを使いたい用途に合わせて組み合わせられます。
AWS初学者が最初に学ぶべき基本サービス無料講座
「AWS初学者が最初に学ぶべき基本サービス無料講座」で学べる内容は下記のとおりです。
- AWSを利用したネットワークやサーバの構築
- サーバやネットワークなどのインフラ基礎知識
- AWSの重要サービス(VPC、EC2、IAM)について機能や設計の考え方
講座のポイントは、単なる基礎サービスの概要や使い方にとどまらず、アクセス権限・セキュリティ設定などを含めた設計の考え方までレクチャーしてくれる点です。
より実務的な内容を学べるため、この講座で取り上げられなかったAWSサービスについても効率的に学習できる基礎知識が身につきます。
一方で、前述した2講座と比べて専門用語などが少し難しく感じられるかもしれません。
ステップ2.Kindle書籍なら無料で参考書を読める
動画教材でAWSの概要が身についたら、書籍を利用してさらに踏み込んだ内容も理解していきましょう。
AWSに関する書籍は、Amazon社が提供する電子書籍サービス「Kindle」で読むのがおすすめです。
Kindleを利用して無料で読めるおすすめの2冊は下記のとおりです。
- AWS認定資格 クラウドプラクティショナーの教科書
- AWS認定資格 ソリューションアーキテクトアソシエイトの教科書
AWS認定資格 クラウドプラクティショナーの教科書
「AWS認定資格 クラウドプラクティショナーの教科書」は「AWS認定クラウドプラクティショナー」の取得に向けた学習本です。
「AWS認定クラウドプラクティショナー」はAWS認定のなかでも最も基礎的な内容で、各種AWS認定試験の出発点ともいえます。
基礎的な内容とはいえ、クラウドや主要なAWSサービスに関する概要をきちんと身につける必要があり、未経験なら20時間以上の学習が必要といわれます。
この本では、AWS認定クラウドプラクティショナーについてわかりやすく書かれています。
- 図や表も多く掲載するなど、初心者にもわかりやすい
- 40名以上で共同執筆され、学習者一人ひとりの目線で書かれている
- 資格取得に必要な知識を網羅的に学習できる
AWS認定資格 ソリューションアーキテクトアソシエイトの教科書
「AWS認定資格 ソリューションアーキテクトアソシエイトの教科書」では「AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)」資格の取得に必要な知識を解説しています。
「ソリューションアーキテクト」とは、企業の課題解決のためにITシステムの設計や構造を提案する仕事です。
この本には、クラウドプラクティショナーよりも一段上のSAAを取得するための下記の特徴があります。
- 初心者にもやさしく300枚以上の画像を用いて解説している
- 70名以上の現役エンジニアが執筆にあたっている
- 日々アップデートされているAWSに合わせた新試験形式にも対応している
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの勉強方法を詳しく知りたい方は、AWS SAAのおすすめ勉強方法8選をまとめた記事もぜひご覧ください。
ステップ3.AWS公式サイトなら無料で学びを深められる
AWSサービスに携わる方ならとくに読んでおきたい5つの資料は下記のとおりです。
- AWS初心者向け資料
- AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (Na) 日本語実写版
- AWSサービス別資料
- AWSドキュメント
- AWSハンズオン資料
AWS初心者向け資料
「AWS初心者向け資料」は、AWS初心者がつまずきやすい内容を、何がしたいかによってパターン分けして解説しているものです。
- 今からでも大丈夫!基礎から学ぶAWS入門
- 最初にやるべきAWSセキュリティ設定10のこと
- 20分でわかる!AWSの無料枠とその活用方法
コンテンツによってボリュームはさまざまですが、テーマ別に必要な情報が詰まっているため、AWSの基礎を理解するのにとくにおすすめです。
AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (Na) 日本語実写版
「AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (Na) 日本語実写版」は、AWSが提供する学習コンテンツである「AWSスキルビルダー」に含まれる教材のひとつです。
AWSを全体的に理解するのにおすすめで、とくに「AWS認定クラウドプラクティショナー」試験の準備に役立ちます。
この教材では、AWS認定クラウドプラクティショナーについて幅広く学習可能です。
- クラウドコンピューティングの基礎
- AWSサービスの概要や基本的な使い方
- AWSサービスの料金形態
- AWS認定試験の基本
コース修了時には、実際にAWS認定クラウドプラクティショナーの試験で出題されたものと同じ問題を解くこともできます。
AWSスキルビルダーでは、次の内容も無料で閲覧可能です。
- 600以上の教材や学習プラン
- 試験準備コース
- 問題集
AWSサービス別資料
「AWSサービス別資料」ではAWSの基本から基本となるサービスから最新技術に関するサービスまで、AWSの各サービスの要点をまとめて閲覧できます。
下記のカテゴリーごとに資料が用意されています。
- コンピューティング
- データベース
- ブロックチェーン
- 機械学習とAI
- IoT
理解が不足しているサービスや、興味のあるサービスに関する資料を使ったピンポイントの学習が可能です。
- Amazon EC2入門
- Amazon EC2 Auto Scaling 複数のインスタンスタイプと購入オプションの活用編
- Amazon EC2 スポットインスタンス活用のための 6 つのベストプラクティスと実践例
サービスの概要だけでなく、ほかのサービスとの組み合わせ方や具体的な実践例まで掲載されているものもあり、初心者から上級者まで役立てられるでしょう。
AWSドキュメント
「AWSドキュメント」は、AWSサービス別資料を概論とした際の各論にあたる資料です。
- 各サービスの要点だけでなく、さらに詳細な情報を知りたい
- AWSでシステム構築をする際に、具体的な仕様を知りたい
さまざまなケースでAWSドキュメントは役立ちますが、日本語に翻訳されていないものもあるため、英語が苦手な方は翻訳ツールを使うなどの工夫が必要です。
AWSハンズオン資料
「AWSハンズオン資料」は、実際に手を動かしながらAWSを学ぶ手助けをしてくれる資料です。
- ハンズオンはじめの一歩: AWS アカウントの作り方 & IAM 基本のキ
- サーバーレスアーキテクチャで翻訳 Web API を構築する
- AWS Lambda と AWS AI Services を組み合わせて作る音声文字起こし & 感情分析パイプライン
AWSの利用がまったく初めてな方向けのものから、複数のサービスを組み合わせるなど実践的なものまで、幅広くハンズオン形式の講義を受けられます。
AWS初心者向け資料と同じく、コンテンツの閲覧には名前や住所などの入力が必要です。
無料で学べるAWSハンズオンについては、下記の記事で詳しく解説していますので併せてぜひご覧ください。
関連記事:【初心者にもわかりやすい】AWSおすすめのハンズオンを紹介
ステップ4.AWSの資格取得を目指すなら無料の問題集を活用
問題を解きながら知識を定着させられるおすすめのサービスを3つ紹介します。
- CloutTech
- Ping-t
- AWS認定資格無料WEB問題集&徹底解説
AWS認定資格の取得を目指すには、問題集を使ったアウトプットも欠かせません。問題集を賢く使って知識の定着を図りましょう。
CloudTech
「CloudTech」は、AWS学習に特化したオンライン学習プラットフォームです。
CloudTechには、AWSの学習を迷いなく進められるさまざまな工夫があります。
- AWSの認定資格12種類に対応
- 280本以上の解説動画を掲載
Ping-t
「Ping-t」は、AWSをはじめとしてさまざまなIT資格試験の問題集を提供している学習サイトです。
Ping-tをおすすめできる理由をまとめました。
- 豊富な問題数と詳細な解説
- スマートフォンにも対応
- ユーザー登録数は30万人を突破
難易度の高い資格のコンテンツは有料のものもありますが、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの教材は無料で閲覧できます。
AWS認定以外では、下記の資格試験の学習が可能です。
- Cisco
- LinuC
- Oracle DB
- 情報処理技術者試験
AWS認定資格無料WEB問題集&徹底解説
「AWS認定資格無料WEB問題集&徹底解説」では、AWS認定などの資格の問題集を無料で閲覧できます。
サイトのおすすめポイントをまとめました。
- 無料ながら400を超える問題を収録
- 難易度順・カテゴリー別・AWSサービス別など詳細な区分で問題を解ける
- より初心者向けのAWS認定クラウドプラクティショナーの問題にも対応
- より高難易度のAWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SAP)などの資格にも対応
会員登録をすれば、過去に解いた問題の成績表の確認や、過去不正解だった問題だけを出題する機能も利用できます。
実践的なAWSスキルを学ぶならスクールがおすすめ
現場で通用する、実践的なAWSスキルを身に付けてたい人は、エンジニアリンクスクールも検討しましょう。
これまで紹介した無料の教材・サイトでは、AWSに関する学習や資格取得の手助けにはなるものの、現場ですぐに使える実践的なスキルを身につけるには不十分だからです。
厳しめにいうと、AWSを学びエンジニアとして仕事をするには現場レベルのスキルがないと正直難しいです。
AWSを未経験の方が1人で学習すると挫折する人も多いため、
- 無料教材だけ見ても理解が難しい
- エンジニア転職を視野に入れている
- 実務レベルで使えるスキルを身につけたい
- AWSを基礎から無駄なく学習したい
AWSをスクールで学ぶならRaiseTech
AWSを実践的に学べるスクール「RaiseTech」は、「現場で活躍できる」エンジニアになるための、エンジニアリングスクールです。
RaiseTechの特徴①月単価80万円以上の現役講師が指導
RaiseTechでは、現役エンジニアの講師が、単なる知識にとどまらず実際に現場で求められる技術や考え方をわかりやすく教えています。
チャットでの質問内容には制限がなく、技術やキャリアに関することはもちろん、些細な学習の悩みやご相談も受け付けています。
RaiseTechの特徴②無期限のサポート期間
RaiseTechと他スクールの大きな違いはサポート期間が無期限である点です。
チャットでの質問や転職支援・案件獲得のサポートには期限がありません。
チャットでの質疑応答、オンライン授業の受講、転職支援などのサポートを半永久的に受けられます。
自分のペースで学習を継続することができるため、IT業界未経験の方でも安心して受講できます。
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AWSをスクールで学習すべきメリットや、おすすめのスクールは下記記事で詳しく紹介しています。
あわせて、ぜひご覧ください。
まとめ:AWSの無料勉強サイトを有効活用しよう
AWSを学ぶ際には、さまざまな無料コンテンツをうまく利用しましょう。
無料の勉強サイトを利用するなら、下記の4ステップで学習を進めていくことが重要です。
- 動画でAWSの全体像を知る
- 書籍で少し踏み込んだ内容を学習する
- AWS公式サイトでサービス別に学びを深める
- 資格取得を目指すなら問題集を活用して知識の定着を目指す
AWSを学ぶ目標を明確にして、効率よく学びを深めていきましょう。
AWSには200種類以上のサービスがあり、各サービスを使いこなすには深い知識・技術が必要なため、独学で実践レベルのスキルを身につけるには時間がかかります。
転職やキャリアアップを目的とした学習をされる方は、スクールの利用も視野に入れてみてください。
AWSを学べるスクールでは、とくに専門性が高くサポート体制も万全なRaiseTechがおすすめです。
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