AWS SAA(ソリューションアーキテクト – アソシエイト)は、幅広いAWSのサービスにわたる 知識とスキルの証明になり、近年、取得を目指す人も増えています。
しかし、SAAは、対策なしで合格できるほど簡単ではなく、不合格になってしまう人も少なくありません。
本記事では、これから受験する人や再受験する人に向けて、下記の内容について詳しく解説しています。
- 不合格になってしまう人の特徴や理由
- 受験前に必要な2つの注意点
- 合格するためのコツ
SAAの試験対策や合格するための近道を知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
※AWS SAA(ソリューションアーキテクト – アソシエイト)は以降SAAと記載しています。
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AWS SAAに落ちた人に共通する4つの問題点とは
SAAに落ちた人には、共通する4つの問題点があります。
- AWSの各サービスに対する理解不足
- SAAの出題範囲を把握していない
- 出題形式に慣れていない
- 勉強時間が不足
自分自身と照らし合わせながら読み進めてみましょう。
AWSの各サービスに対する理解が足りていない
SAAに不合格になる主な理由は、AWS各サービスへの理解不足です。
- 各サービスの詳細な理解
- 類似サービスとの違い
- 最新情報の追跡
- クラウド特有の知識の習得
再受験で合格を目指すためには、各種AWSサービスの名称と用途に加えて類似サービスとの使い分けのポイントを説明できるレベルまで理解度を向上させる必要があります。
SAAの出題範囲を理解できていなかった
出題範囲の正確な理解が欠けるのは、試験対策として不十分と言わざるを得ません。
AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA-C03) ガイドに試験の概要が詳しく記載されています。
試験ガイドをよく読み込んで、試験対策を行っていきましょう。
AWS SAAの出題範囲については、特に下記3点を理解することが重要です。
- 範囲内の AWS のサービスと機能
- 各分野の対象知識
- 各分野の対象スキル
再受験で合格するためにも、試験の全体像を正しく理解することが大切です。
SAAの出題形式に慣れていなかった
SAAの出題形式に慣れていない場合も、不合格になってしまう可能性が高まります。
試験は選択肢式と複数回答式の組み合わせで出題されており、AWSのサービスとベストプラクティスに対する理解が必須です。
- 具体的なシナリオに基づく問題が多い
- 解決策を選択する形式が一般的
- 問題は業務状況を模擬している
- ベストプラクティスに焦点を当てた問題も出される
- AWSの設計原則と手法に対する理解が求められる
出題形式に慣れるためには、AWSの公式模擬試験が有効です。模擬試験で実際の問題形式に触れると、試験当日スムーズに対応できるようになります。
対策にかけた時間が足りなかった
対策にかけた時間の不足もSAAに落ちる一因です。
試験はAWSの多様なサービスに関する深い知識と実用スキルを評価するため、多くの学習時間が必要となります。
- 各サービスの特性
- 機能
- 適用シーン
実際、多忙な日常や自己学習の進捗管理の難しさから、十分な学習時間が確保できない場合も多いため3つのステップで進めてみてください。
模擬試験を活用し、不足箇所を補えば、合格の可能性を高められます。
受験者が直面する課題は異なるものの、適切な準備と対策が欠かせないのは共通しています。
隙間時間の有効活用や、ご自身に適した方法で学習時間の確保をしていきましょう。
AWS SAA受験前に知っておきたい2つの注意点
失敗談から得られる教訓を活かし、SAA受験前に知っておくべき重要な2つのポイントを解説します。
- オンライン受験はトラブルが発生する可能性もある
- 「Flag for Review (後で見直す)」ボタンで問題を効率よく解ける
受験当日に慌てないためにも、事前にチェックしておきましょう。
オンライン受験はトラブルが発生する可能性もある
SAAを初めて受験する方は、オンラインよりも試験センターがおすすめです。
項目 | オンライン受験 | 試験センター |
---|---|---|
ネットワーク | 不安定性があり、中断のリスクが高い | 安定した環境 |
機材 | 問題が生じる可能性がある | 安定した環境 |
トラブル対応 | 自己対応が必要 | スタッフによるトラブル対応がある |
集中力 | 中断リスクにより集中が途切れる可能性がある | より集中して試験に臨める |
試験センターであれば、スタッフが在籍しているため、何らかのトラブルが発生した場合も安心感があり試験に集中できるでしょう。
試験の申し込み方法について詳しく知りたい方は「AWS資格試験の申し込み方法まとめ!自宅で受けるときのポイントも解説」をご覧ください。
「後で見直す」ボタンで問題を効率よく解ける
試験中は、「後で見直す」ボタンを活用し、効率よく問題を解くようにしましょう。
「後で見直す」は、問題にフラグを付けることができ、その問題を視覚的に判別できるようになる便利なボタンです。
- 「後で見直す」ボタンの使用で、難しい問題は一旦スキップできる
- 優先順位をつけて問題を解けるようになる
- 全ての問題を解いた後、マークした問題だけ短時間で再度確認できる
AWS SAAに合格するためのコツ8選
SAAに合格するためのコツは、下記の通りです。
- 試験ガイドを読み込んで試験範囲を正確に把握する
- 配点の高い分野ほど時間をかけて学習する
- 解説が充実している教材を繰り返し解く
- 選択肢が不正解である理由も理解する
- 状況に応じた最適解を考える癖をつける
- 公式ドキュメントを読んで不明点をなくす
- 似たサービスの違いを説明できるレベルまで理解する
- AWSを学べるスクールに入り丁寧に学習を進める
努力が結果として報われるよう、ぜひ参考にしてください。
①試験ガイドを読み込んで学習スケジュールを計画する
SAAに合格するためには、試験ガイドの読み込みと試験範囲の正確な把握が必要です。
- 試験の全体像
- 合格点
- 重要なトピック
- 勉強時間
試験ガイドを一読し全体像を把握した後、試験範囲に基づいて学習計画を立てましょう。
必要な勉強時間を確保し、合格を目指しましょう。
②配点の高い分野ほど時間をかけて学習する
合格のためにも配分の高い分野は、しっかり把握しておきましょう。
SAAの試験では、AWSサービスに対する広範な知識とスキルがテストされます。
分野 | 出題比率 | 評価される能力 |
レジリエントアーキテクチャの設計 | 30% | 信頼性と耐障害性の確保 |
高パフォーマンスアーキテクチャの設計 | 28% | 効率的なリソース使用 |
セキュアなアーキテクチャの設計 | 24% | データ保護とアクセス制御 |
コストを最適化したアーキテクチャの設計 | 18% | コスト効率のよい選択 |
試験当日をイメージし、時間配分を考えて戦略的な計画を立てましょう。
③解説が充実している教材を繰り返し解く
SAAの試験問題は、ベストプラクティスに焦点を当てたものが多く、単に正解を覚えるよりも、背後にあるプロセスの理解が鍵となるため、解説が充実している教材を解くようにしましょう。
また、試験で合格するためには参考書だけでなく、動画講義を効果的に活用することも重要です。
学習方法 | メリット |
参考書 | 自分のペースで基礎知識を確実に身につけられる |
動画講義 | 視覚的な学習で内容が理解しやすく、繰り返し視聴することで記憶に残り学習の効率化を図れる |
参考書と動画講義を組み合わせて使用すれば、理論と実践の両方を網羅できます。
不明点や疑問点はそのままにせず、繰り返し解くようにしてください。
SAAおすすめの参考書や問題集は下記記事で詳しくご紹介しています。
→現役のAWS講師おすすめ!AWS SAAの参考書を紹介④選択肢が不正解である理由を理解する
AWS SAA試験に合格するためには「なぜ不正解なのかを理解する」ことがとても大切です。
問題内容も難しいため、回答を丸暗記するやり方では、模擬試験とは異なるパターンが出題されたときに解けなくなってしまうでしょう。
⑤状況に応じた最適解を考える癖をつける
試験に合格するためには、状況に応じて課題の答えを見つける力が重要です。
最適解を考える癖をつけておけば、たとえ試験の問題に行き詰ったとしても、仮説を立て冷静に対処できるようになるでしょう。
状況に応じて最適解に導く思考や仮説力は、エンジニアに求められているスキルの1つです。
考える癖を身につけておけば、資格取得後も大いに役に立つでしょう。
⑥類似サービスの違いを説明できるレベルまで理解する
SAAに合格するためには、AWSが提供するサービスの中で類似サービスの違いを理解することがとても有意義です。
たとえば、コンピューティングサービスの場合、下記4つが類似サービスとなります。
- EC2
- ECS
- Lambda
- Batch
SAAの問題を解くには単語レベルの理解では足りず、類似サービス同士の違いに着目して、違いを説明できるのが理想的です。
- AWS公式ドキュメンテーションを活用して各サービスの詳細と使用例を学ぶ
- 実際のサービスを使用して実務適用力の向上を目指す
違いを説明できるようになると、ベストプラクティスを導くこともできるようになります。
SAAの詳しい学習方法は「AWS SAAのおすすめ勉強方法8選!未経験から最速で学ぶ道筋を解説」をご覧ください。
⑦公式ドキュメントを活用する
SAA試験に合格するためには、公式ドキュメントも活用しましょう。公式ドキュメントより市販の問題集や参考書で学習を進めている人も少なくありません。
しかし、公式ドキュメントでもAWSのサービスや機能の詳細を最新情報で提供しています。
試験に合格するためにも、基礎となる公式ドキュメントの活用を検討するとよいでしょう。
⑧AWSを学べるスクールに入り丁寧に学習を進める
SAAの資格取得はもちろん、エンジニアとして転職や今後のキャリアに活かしていきたい人はスクールでしっかり学習する方法もおすすめです。
AWSを活用するスキルを身につけるためには、参考書を利用した座学以外にも、実践的に学ぶ時間も非常に重要になります。
AWSのスクールを活用すれば、現役のAWSエンジニアから現場で使える本物のスキルと知識を体系的に学べるため、知識が定着しやすく効率的に学習ができます。
AWSについて基礎から本格的に効率良く学習を進めたい方はぜひスクールも検討してみてください。
下記の記事では、AWSを実践レベルで学べるおすすめのスクールを紹介しています。
関連記事:AWSおすすめのスクールと選び方
まとめ:AWS SAAに落ちた理由をもとに効率よく学習を進めよう
SAA試験に落ちるという経験にはさまざまな要因があります。効果的に対策を練るためのポイントを押さえることが、最速で合格するために欠かせません。
- 試験ガイドを詳細に調査して範囲を理解する
- 参考書を読みこみ基本概念を把握する
- サンプル問題で出題形態を掴む
- 問題集を反復して慣れる
- 公式ドキュメントで疑問点を解消する
- AWS専門のスクールで学習を進める
適切な戦略を実践すれば、SAA試験に効果的に備え、成功の確率を高められます。
本記事の内容を参考にして、不合格から気持ちを立て直し、最速での合格を目指しましょう。
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