30代で未経験の人にエンジニアは無理？目指す3つのメリットと対処法！

近年、IT業界の拡大によりIT人材の需要が高まっているため、エンジニアとして働くことを希望する方も増えつつあります。

一方で、30代未経験から本当にエンジニアへ転職できるのか、と不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、30代未経験からエンジニアは無理なのか知りたい方に向け、無理ではない理由や目指す方法について解説します。

記事を読むことで、30代未経験の方でもエンジニアになれる具体的な方法がわかります。

ぜひ参考にしてください。

30代で未経験の方でもエンジニアとして働くのは無理ではない

30代未経験の方が、エンジニアとして働くことは可能です。

ただし、決して簡単なことではなく、20代の方と比べると努力が必要です。

30代未経験でエンジニアを目指す際、次のような問題に直面します。

上記の問題点は転職の成功によって完結する話ではありません。

働きだした後も、年齢や未経験を周囲に感じさせない努力が求められます。

30代で未経験からエンジニアを目指し成功している人もいますが、たゆまぬ努力をしているのは間違いないでしょう。

厳しい現実を踏まえた上で「それでも」という強い気持ちを持つ必要があります。

30代の未経験ではエンジニアは無理といわれている4つの理由

30代で未経験の方には、エンジニアは無理といわれている主な理由は次の通りです。

置かれた状況に対して適切に対応するためにも、ぜひ参考にしてください。

30代未経験に対する求人が少ない

転職事情においてどの業界でも、30代は経験が求められる年代なので、20代と比べると選択肢が少なくなります。

求人サイトのdodaで実際に調べたところ「IT・通信業界」「業種未経験歓迎」の条件で応募できる全国求人件数は約1900件です（2023年2月現在）。

一方で、先ほどの条件に「社会人経験10年以上歓迎」をくわえたところ約390件と、約2割ほどに減少する結果となっています。

しかし、求人が少ないだけで、まったく無い訳ではありません。

しっかりとスキルを身につけることに加え、転職先で過去の経験を活かす方法を上手にアピールできれば、転職の成功へとつながるでしょう。

IT関連企業は20代が活躍しているイメージが強い

IT業界は比較的新しい業界であり、20代が多く働いて活躍しているイメージを持つ人も多くいます。若者が多いというイメージが、30代の未経験でIT業界で働くことは難しいと思われる原因に繋がっているといえるでしょう。

厚生労働省の調査によると「情報通信業」の平均年齢は40.3歳と、すべての業種の中で最も低い数値となっています。

とはいえ、IT業界のすべてが若い人ばかりという訳ではありません。

エンジニアの職種にもよりますが、40代や50代でエンジニアとして活躍している方も多くいます。

30代の未経験者は管理しづらいと考える企業がいる

30代の未経験者は管理しづらいと考え、採用を避ける企業が一定数存在することも、30代未経験者がエンジニアとして転職するのは無理といわれる理由の1つです。

20代が中心の企業に30代の方が入ってきた場合、次のような事態が考えられます。

その結果、管理者は普段以上にコミュニケーションに配慮する必要に迫られます。

20代の応募が数多くある中、上記のような手間をかけてまで、30代を採用したいと感じる企業は少ないといえるでしょう。

30代は20代に比べてスキル習得が難しいから

30代は、ライバルとなる20代と比べてスキルの習得が難しくなるため、エンジニアとして活躍するのは無理といわれています。

特に、ライフステージの変化による影響は大きく、30代は結婚や子どもの誕生、子育てなどさまざまな変化が生じやすい世代です。

そのため、仕事以外にも、家事や育児に時間を多く必要とするため勉強時間を確保しにくく、スキルが身につく前にあきらめてしまう人も一定数います。

30代で未経験の方でもエンジニアとして働ける3つの理由

30代で未経験の方でもエンジニアとして働ける主な理由は次の3つです。

それぞれについて詳しく解説します。

エンジニアが不足している

IT業界は仕事の需要に対し供給が追いついておらず、エンジニアが不足している状況です。

経済産業省が公表している「－ IT 人材需給に関する調査 －」によると2030年には最大で79万人ものエンジニアが不足するとの試算も出ています。

また、国も不足が予想されるIT人材を確保するべく、職業訓練やスクールに通う方に対する補助金制度など、さまざまな対策をおこなっています。

人材不足が深刻化しているIT業界では、30代未経験であっても現場で通用するスキルを身につけて転職に臨めば、十分にチャンスはあるといえるでしょう。

→【RaiseTech】IT業界は人手不足すぎて今は転職のチャンス！

30代未経験からでも応募できる求人もある

30代未経験であっても応募できる求人が一定数存在するのも理由の1つです。

ただし、次の点には注意する必要があります。

未経験でエンジニアとなる場合、即戦力で活躍するのは難しく、条件面ではある程度の妥協が必要な点は考慮しておきましょう。

スキルを身につけられる環境が整ってきている

近年では、プログラミングやエンジニアとしてのスキルを学べるスクールや無料で学べるサイトなど、スキルを身につけやすい環境が整ってきています。

うまく活用すれば、未経験だったとしても効率よくエンジニア転職を進められるでしょう。

次の動画では、RaiseTechを利用してエンジニアとしての転職に成功した、30歳未経験者の方の転職体験談を紹介しています。

30歳の未経験から具体的にどのような経緯で転職に成功したかを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

参考動画：30代未経験から2000時間の学習を経てIT転職成功！【RaiseTech受講生インタビュー】

30代で未経験からエンジニアを目指す2つのメリット

30代で未経験からエンジニアを目指す主なメリットは次の通りです。

年収が上がる可能性がある

エンジニアは実力が給料に反映されやすい職種のため、スキルアップにより、平均以上の年収をもらえる可能性があります。

dodaが2022年におこなった調査によると、日本のビジネスパーソン全体の平均年収は403万円であるのに対し、エンジニアの平均年収は438万円となっています。

ただし、エンジニアといってもさまざまな職種が存在し、年収はそれぞれに異なります。

年収や仕事内容、将来性を踏まえて、ご自身がどの分野専門のエンジニアを目指すのか考えるのが重要です。

働き方の選択肢が広がる

エンジニアの強みの一つに、働き方を選びやすい点が挙げられます。

エンジニアは職種にもよりますが、すべての業務をリモートでおこなうことも不可能ではありません。

リモートワークやフレックスといった働き方が選びやすくなっています。

企業内の働き方だけでなく「フリーランスとして独立する」「サービスを作って起業する」といった働き方を選ぶことが可能です。

エンジニアとしての働き方は、従来の会社員と比べると自由度が高いといえるでしょう。

30代未経験の方がエンジニアになる方法

30代未経験の方がエンジニアになるための方法は次の5つです。

1.どのようなエンジニアになるか決める

エンジニアといっても、多くの職種が存在し、必要なスキルや業務内容も大きく異なります。

エンジニアを目指す際は、まずどのエンジニアを目指すかを決めることが重要です。

ここでは、人気がある3つのエンジニア職種について解説します。

エンジニアの職種は紹介する以外にも数多く存在します。他にどのような職種があるか気になる方は、ぜひ一度ご自身でも調べてみるとよいでしょう。

システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントへのヒアリングを通じて要求に最適な仕様のシステム開発をおこなう仕事です。

具体的には次のような業務をおこないます。

たとえば「飲食業向けに食材発注のシステムを作りたい」という要望に対して、画面表示や操作方法、つけたい機能などを聞き、設計書を作ることがシステムエンジニアの仕事になります。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、インターネットやシステムの使用に不可欠なサーバーやネットワークの設計や構築などをおこない、スムーズに使用できる環境を整えることが仕事です。

担当する内容によって主に次の3つに分けられます。

インフラエンジニアに求められるスキルには、他のエンジニアと比べるとあまり大きな変化がありません。

スキルを身につけることで長期間の活躍が見込まれます。

スキルを高めて収入アップも狙えます。

AWSエンジニア

AWSは、Amazonが提供するクラウドサービスであるAWS（Amazon Web Service ）にて、インフラ環境の構築や運用を主に担っています。

クライアントの要望にあわせて、200以上のサービスから最適な環境を選び、構築・運用をおこないます。

また、構築した環境が問題なく稼働しているかの確認や問題発生時の対応なども業務の1つです。

関連記事：AWSエンジニアに向いている人の特徴8選

2.未経験でも取れる資格を取得する

未経験でも取れるIT系の資格を取っておくことで、業務に関するスキルが身に着くだけでなく、転職時のアピール材料としても利用できます。

IT系の資格には、国家資格と民間資格である「ベンダー資格」の2種類があります。

これから未経験で転職することを考えると、現場に使えるスキルが身につけられる「ベンダー資格」の取得がおすすめです。

未経験でも取れるおすすめの資格には、次のようなものがあります。

資格名	内容
CCNA	ネットワーク製品の大手Cisco社のシステム取扱いに関する資格
LPIC Lv1	現場でよく使われるOSであるLinuxに関するスキルを扱う資格
OracleMaster Bronze	Oracleというデータベース製品に関する資格

資格取得によって、転職後にスムーズに業務に取り組める可能性が高まります。

ぜひ習得を目指しましょう。

3.エンジニアのスキルが身につくスクールで学ぶ

30代の未経験から稼げるエンジニアを目指すためには、スクールで基礎から学ぶのがおすすめです。

独学はコストは抑えられるものの、自己管理が難しく継続できずに挫折してしまいます。

一方、スクールは体系的にスキルを身につけられる環境が整えられているため、効率的なスキルの習得ができ仲間もいるため挫折しにくい環境と言えるでしょう。

30代の時間を無駄にせず効率的に最速で、エンジニアに必要なスキルを身につけたい方は、ぜひスクールで学習をすすめましょう。

4.ポートフォリオを作成する

ポートフォリオを作成し、面接時などに提示することで、未経験者であっても企業にスキルを示すことが可能です。

ポートフォリオとは、自分の実力を相手に伝える作品集のことで、プログラマであればWebサイト、システムエンジニアであれば設計書を作成するといいでしょう。

また「なにを目的にしてこのような作品を作ったのか」「どのような問題が発生し、どのように解決したのか」なども伝えられるようにしておきましょう。

5.サポートを受けながら転職活動を行う

30代で未経験の方が、エンジニアとして転職活動する際は、IT業界に詳しい人からサポートを受けるようにしましょう。

転職をする際は、IT業界の動向であったり転職市場について、事前にしっかり調べておくことが非常に重要になるからです。

転職のサポートと聞くと、転職エージェントを思い浮かべる人もいますが、転職エージェントはおすすめできません。

エンジニアとしての専門的な知識はなく、最新情報までキャッチアップできていない可能性が高いためです。

また、転職エージェントだと自分で求人を探して応募できないため、希望に沿った企業に転職できる可能性は低いのです。

そのため、30代未経験の方がエンジニア転職を成功させるためには、現場レベルのスキルが身につく、IT業界の転職事情にも詳しいRaiseTechの活用がおすすめです。

ポートフォリオの作成支援や履歴書の添削など、転職時に必要なことをすべてサポートしています。

無期限にサポートしているため、焦って転職をする必要もなく、納得いくまで徹底的に転職活動できるから、転職してからも自信をもって働いている受講生が非常に多いです。

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まとめ：簡単ではないが30代未経験でもエンジニアとして働くことは可能

30代以降になると、新たに挑戦することに躊躇してしまう人も多くなるでしょう。

ただし、エンジニアを目指したいという強い気持ちを持って行動できる人であれば、30代からでも挑戦は可能です。

無理か無理じゃないかは、実際に行動してからじゃないとわかりません。

RaiseTechでは本気でエンジニア転職を目指す30代のあなたを全力で応援しサポートします。

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