AWSエンジニアに向いている人の特徴8選を現役のAWSエンジニアが紹介!

AWSエンジニアに向いている人の特徴8選を現役のAWSエンジニアが紹介!


クラウドサービス市場は右肩上がりに成長しており、シェア率業界No.1のAWSを専門とするAWSエンジニアが近年注目を集めています。

人気の仕事であるAWSエンジニアですが、以下のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

  • そもそも業務内容は?
  • どのような人が向いているの?
  • 向いていない人の特徴は?

本記事では、AWSエンジニアの仕事内容や、向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ詳しく解説します。

あなたがAWSエンジニアを目指すべきかわかるため、AWSエンジニアへの就職・転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目次

そもそもAWSエンジニアとは?

systems-engineer

AWSエンジニアは、Amazon Web Services(AWS)という、世界中で利用されているクラウドサービスを専門とする技術者です。

AWSを利用して、インターネット上で動作する仮想のサーバーやデータベースなどを構築・運用します。

AWSエンジニアと混同されやすいのが、インフラエンジニアとクラウドエンジニアです。3つの職種の違いは、次の図のとおりです。

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エンジニア:3つの職種の違い
  • インフラエンジニア:ネットワークやサーバーなど、ITインフラ(※)を扱うエンジニアの総称
  • クラウドエンジニア:クラウドを専門に扱うエンジニア。インフラエンジニアの中のひとつ
  • AWSエンジニア:AWSに特化したクラウドエンジニア

※ITインフラ:ITシステムを動かす基盤。 サーバーやパソコンなどの物理機器だけでなく、OSやデータベースなどのソフトウェアを含む。

AWSエンジニアの主な仕事内容

cloud-service

AWSエンジニアの仕事は、クライアントの用途や目的に合わせ、AWSの200以上のサービスを最適に組み合わせて環境を構築・運用することです。

AWSエンジニアの主な仕事
  • AWSのサービスを組み合わせてインフラ環境を設計・構築
  • 構築したインフラ環境を安定稼働させるための運用・保守
  • AWSの導入を支援するコンサルティング

【設計・構築】
設計・構築では、クライアントの要望に合わせてサービスの組み合わせや容量、性能などを決め、具体的な設計に落とし込んでから環境を構築します。

【運用・保守】
構築した環境が安定して稼働しているかを監視するのもAWSエンジニアの仕事です。
問題が発生した場合は、原因調査やソフトウェアアップデートなどの対応を行います。

【コンサルティング】
上記の他に、コンサルティングとして検討段階から参画し、企業の要望に対してどのようにAWSを利用するのが良いかを提案するのも、AWSエンジニアの仕事のうちの1つです。

ただ、上記全ての業務を1人のAWSエンジニアが担当するわけではありません。

一定の規模以上の組織になると、上記で紹介した主な3つの仕事は分業している場合がほとんどです。

AWSエンジニアに向いている人の特徴8選

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AWSエンジニアに向いている人は、下記の通りです。

8つの特徴に当てはまる数が多い人ほど、AWSエンジニアとして適正があるといえるでしょう。

  1. IT技術が好き
  2. 好奇心が旺盛で、新しい技術や知識を積極的に学ぶ意欲がある
  3. 論理的思考が得意
  4. コミュニケーション能力が高い
  5. 問題解決能力がある
  6. トライアンドエラーができる
  7. 業務の効率化を図れる
  8. 自走できる
テッくん

どのくらい当てはまるか、ぜひチェックしてみてね〜!!!

①IT技術が好き

AWSエンジニアは新しい技術の学習や学んだ技術の活用が求められるため、IT技術が好きな人の方が意欲的に取り組めます。

IT技術が好きな人の特徴
  • IT技術に興味がある
  • 学んだIT技術を試したくなる
  • IT技術を使って実際に動くシステムをつくるのが楽しい

上記に当てはまる人は、新しいサービスを積極的に学び、AWSエンジニアに必要なスキルを自然と身につけられます。

IT技術が好きな方、特にAWSのサービスや機能に興味がある方は、ぜひAWSエンジニアを目指してみてください。

②好奇心が旺盛で、新しい技術や知識を積極的に学ぶ意欲がある

技術が急速に進化するIT業界では、新しい技術や知識を積極的に学ぶ姿勢が求められます。

クラウド市場は総務省のクラウドサービス市場の動向資料でも提示されている通り、年々規模を拡大しています。

下記の画像は、国内のクラウドサービスの利用状況を示しています。

クラウドサービスを取り入れる企業も増加傾向にあり、AWS、Azure、GCPなどのサービスが熾烈な競争を繰り広げて変化のスピードが激しい業界です。

AWSも常に進化を続け、年に3,000回を超えるアップデートや機能改修が行われているのです。

変化の激しい業界でAWSエンジニアとして活躍するためには、最新情報を日々キャッチアップし、意欲的に学ぶ姿勢が求められています。

③論理的思考が得意

AWSエンジニアはシステム設計や構築、トラブル対応など、さまざまな場面で論理的な思考力が求められます。

論理的思考が求められる場面の例
  • 200を超えるAWSのサービスから最適な組み合わせを見つける
  • クライアントの要件を整理して、具体的な実現方法を組み立てる
  • 複雑な問題の原因を解析して、対策を立案する

システムの構築では、アプリケーションやソフトウェア、機器などの複数の要素が複雑に絡みあうため、AWSエンジニアは常に情報を整理して解決に導く能力が必要です。

④コミュニケーション能力が高い

エンジニアはさまざま場面で高いコミュニケーション能力が求められる仕事です。

コミュニケーションが求められる場面
  • クライアントから要件を正確にヒアリングする
  • アプリ開発チームやネットワークチームなど、他のチームと連携する
  • プロジェクトの進捗や課題をチームメンバーと共有する

技術力を活かして黙々と作業するイメージを持たれがちですが、実はコミュニケーション能力は非常に求められています。

AWSエンジニアとして活躍するためには、自分の考えを正確に伝える力相手の話を理解する力の両方を磨くことが大切です。

⑤問題解決能力がある

AWSエンジニアは、予期せぬ問題に直面した際に、迅速かつ確実に問題を解決する能力が不可欠です。

問題解決能力に求められる要素
  • 事実を集めて整理する
  • 仮説と検証を繰り返し、原因を特定する
  • 複数の解決策を考え、最適なものを選ぶ

システム構築のプロジェクトでは、何も問題が起きないことはほぼありえません。

大小さまざまな問題を解決する能力は、プロジェクトを進めるうえで非常に重要です。

⑥トライアンドエラーができる

AWSエンジニアは、常にトライアンドエラーをする姿勢が求められます。

トライアンドエラーとは、新しいアイデアやアプローチを試し、失敗から学び、改善を重ねることです。

AWSは変化のスピードが速いため、日常的にトライアンドエラーを繰り返し、技術をアップデートしていく必要があります。

最新情報を常にキャッチアップすることも大切ですが、知識があっても実務で使えなければ意味がありません。

AWSの新しいサービスやツールを試しながら、最適な使い方を模索していくことが、AWSエンジニアとして成長していくために不可欠です。

⑦業務の効率化を図れる

AWSエンジニアだけでなくすべてのエンジニアにとって、業務の効率化を図ることは非常に重要です。

業務効率化の例
  • 無駄な手順を削除する
  • プログラムを組んで、作業を自動化する
  • 業務効率化ツールを導入する

効率化によって工数が数十時間も変わることがあり、システムの品質やサービスの価値も向上させます。

業務の効率化を図れるエンジニアは、プロジェクトの成功に大きく貢献できます。

⑧自走できる

AWSエンジニアにとって自走力は、仕事の遂行と自身の成長のために非常に重要です。

自走できるエンジニアは、指示を待つことなく主体的に行動し、解決策を模索します。

自走できる人の特徴
  • 仕事のゴールを明確にしている
  • ゴールに到達するための方法を探せる
  • あらゆる手段を使って仕事を完遂する

上記のように自走できる人は、自分の持っている知識やスキル以上の成果をあげられます。

「自走力さえあれば結果は後から付いてくる」と言っても過言ではありません。

テッくん

エンジニアの自走力について詳しく知りたい方は、以下の動画がおすすめ~!!!

参考動画:【RaiseTech】自走力あるだけで大丈夫なの?

AWSエンジニアに向いていない人の特徴3選

Women-in-need

AWSエンジニアに向いていない人の特徴は次の通りです。

  • ストレス耐性が低い人
  • 指示待ちの人
  • 几帳面すぎる人

すべてに該当する方は、残念ながらAWSエンジニアに向いていない可能性が高くなります。

ご自身と照らし合わせてチェックしてみてください。

ストレス耐性が低い人

AWSエンジニアは心身にストレスがかかる場面もあり、プレッシャーに弱い人には向いていません。

ストレスがかかる場面
  • 納期に追われ、プレッシャーがかかる
  • 問題の原因がわからず、解決に時間がかかる場合もある
  • 常に新しい技術を学ぶ必要がある

しかし、上記のようなストレスを乗り越えた際には、達成感を得られる仕事でもあります。

ストレスを前向きに捉えられるかどうかで、向き不向きを判断してみてください。

指示待ちの人

指示を待っている人や指示された仕事のみをこなす人は、AWSエンジニアに向いていません。

指示待ちの人は、「AWSエンジニアに向いている人の特徴」である要素を持たないため、不向きであるといえます。

指示待ちの人が持たない要素
  • 新しい技術や知識を積極的に学ぶ意欲がある
  • トライアンドエラーができる
  • 業務の効率化を図れる
  • 自走できる

指示された作業をきっちり確実にこなせる人が向いている仕事もありますが、AWSエンジニアにおいては、自発的に行動できる人が求められます。

几帳面すぎる人

AWSエンジニアに一定の几帳面さは必要ですが、几帳面すぎるとマイナスに働いてしまう場合があります。

AWSエンジニアが新しい技術を常に学び、トライアンドエラーを繰り返す必要があるためです。

几帳面な人はひとつひとつの作業をミスなくきっちり行いますが、丁寧さがトライアンドエラーに取り組む妨げとなる可能性があります。

AWSエンジニアには、几帳面な人よりも失敗を恐れずチャレンジする人の方が向いているといえます。

AWSエンジニアの仕事に関するよくある質問

Q-and-A

AWSエンジニアの仕事に関して特に多い質問が下記の3つです。

  • AWSエンジニアの仕事はきついですか?
  • AWSエンジニアの年収はどれくらいですか?
  • AWSエンジニアの仕事に将来性はありますか?

それぞれ詳しく回答していきます。

AWSエンジニアの仕事はきついですか?

RaiseTech 代表

きつい仕事かどうかは個人の主観によるところが大きいけど、楽な仕事ではないですよ。

AWSエンジニアがきついといわれる3つの理由を基準にすると、ある程度判断できます。

きついといわれる3つの理由
  • スキルの習得範囲が広く、常に最新技術を学ぶ必要がある
  • 緊急の障害対応を求められる可能性がある
  • 長期案件が多く、仕事の責任が重たい

上記3つがつらいと感じる方にとっては、AWSエンジニアはきつい仕事である可能性が高いでしょう。

AWSエンジニアはきつい・やめとけといわれる理由について、下記の記事で詳しく説明しています。

関連記事:AWSエンジニアはきつい・やめとけって本当?

AWSエンジニアの年収はどれくらいですか?

求人検索サイトの【求人ボックス】で調べるとAWSエンジニアの平均年収は、次の表のとおり717万円です。(2024年3月情報)

カテゴリ平均年収
AWSエンジニア717万円
ITエンジニア480万円
日本人全体458万円
出典:国税庁|令和4年分民間給与実態統計調査より独自に作成

参考:求人ボックス


日本人の平均年収(1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与)が461万円であることを考えると、AWSエンジニアは比較的高収入であることがわかります。

ITエンジニア全体の平均年収556万円と比較しても、AWSエンジニアの方が90万円近く高くなっています。

AWSエンジニアは高いスキルが求められることや需要が高いことから、年収が高い傾向にあるといえるでしょう。

AWSエンジニアの仕事に将来性はありますか?

AWSエンジニアは将来性の高い仕事です。

AWSは世界中で多くの需要があるため、AWSを専門とするAWSエンジニアの需要も高くなっています。

具体的には下記3つがAWSの需要を高めている理由です。

  • Amazon社にとってAWSは高収益事業であるため、今後も事業拡大される可能性が高い
  • 右肩上がりのクラウドサービス業界で、AWSは世界で最も利用されている
  • Amazon社のAWS部門の純売上高は前年同期比13%増であり、順調に伸びている(2024年4月現在)

AWSの将来性についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:AWSエンジニアの仕事はなくなる?将来性のある職種といえる理由3つ

AWSエンジニアに向いている向いていないは実際に業務をしてから検討しよう

pc-work

本記事では、AWSに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ解説しました。

RaiseTech 代表

結論、本当に向いているのかどうかは、やってみないとわからないのが実際のところです。

AWSエンジニアの仕事は幅広いため、AWSエンジニアの仕事の中でも向いている部分と向いていない部分がある可能性もあります。

「百聞は一見にしかず」です。AWSエンジニアに興味を持っている方は、今持っているスキルを活かして、一部でもよいのでAWSエンジニアの業務を経験してみましょう。

ただし未経験の場合は、いきなり業務は難しいでしょう。

未経験の方には、セミナーやスクールで疑似体験する方法がおすすめです。

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テッくん

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本記事を読んでAWSエンジニアに少しでも興味を持った方は、ぜひ最初の一歩を踏み出しましょう。

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この記事を書いた人

JavaとAWSを主戦場として働いている常駐型の現役エンジニア集団
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