AWSエンジニアはきつい・やめとけって本当?理由と対処法について解説

AWSエンジニアはきつい・やめとけって本当?理由と対処法について解説
  • AWSエンジニアはきついって本当?
  • AWSエンジニアはやめとけって言われたけど大丈夫?

AWSエンジニアは、インフラ(基盤)の設計から構築、運用、保守までを行う職種です。

責任感や高いスキルが求められるため、簡単な仕事ばかりではありません。

しかし、大変な仕事だからこそ得られるメリットや魅力も多い仕事と言えます。

そこで本記事では、AWSエンジニアがきついと言われる理由と対処法、AWSエンジニアの魅力について詳しく解説していきます。

AWSエンジニアへの就職や転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

AWSエンジニアの仕事は楽ではない

疲れて寝ているエンジニア

AWSエンジニアは決して楽な仕事ではありません。

ただコードを書くだけでなく、企業がクラウド上でスムーズに業務を行えるよう、インフラ(基盤)の設計、構築、運用、保守を行います。

具体的な業務は、以下のとおりです。

  • ネットワーク、サーバー、データベースなどのシステム設計
  • 設計したシステムをクラウド環境に構築
  • 構築したシステムの運用と保守

AWSエンジニアは、クライアントのさまざまなニーズに対応するため、プロジェクトに応じてさまざまな課題に直面します。

AWSエンジニアは、その都度最適な解決策を見つけ出す思考力が求められる仕事と言えるでしょう。

AWSエンジニアがきついと言われる6つの理由

仕事の負担が多いエンジニア

AWSエンジニアがきついと言われる理由は以下の6つです。

それぞれ詳しく解説します。

きつい理由①スキルと資格の習得が難しい

AWSエンジニアは、インフラ全般にわたるスキルが求められるため、さまざまな技術をマスターしなければなりません。

AWSのサービスは多岐にわたり、さまざまな分野やサービスを網羅しています。

スキルと資格の習得が難しく、利用経験のない新しいサービスを使用する場合は、その都度キャッチアップが必要です。

きつい理由②継続的な学習が必要

クラウド技術は常に進化しており、エンジニアは継続的な学習が求められます。

継続的に学習が必要な項目

  • 新機能の頻繁なリリース
  • クラウド技術の急速な進化
  • クライアントのニーズへの対応

AWSエンジニアは、日々の業務に加えて、最先端の技術トレンドに常に目を光らせ、新しい情報をキャッチアップする必要があります。

きつい理由③障害発生時のストレス

システムの安定稼働を保つためには、障害発生時の迅速な対応が不可欠でストレスを感じる人もいるでしょう。

障害の原因となり得る要素は複数あるため、特定が難しいものです。

そのため、AWSエンジニアは、常に高い緊張感をもって仕事を行っている人も少なくありません。

障害発生時の対応は、AWSエンジニアにとって大きなストレスとなるでしょう。


きつい理由④仕事の負担が多い

前章で触れた障害発生時の緊急対応に加えて、エンジニアはトラブルが起きにくいシステムの構築、保守・運用も行わなければなりません。

クライアントの企業活動が停止するような事態を避けるためには、システムの安定性を常に保つことが不可欠です。

万が一トラブルが発生すれば、企業に大きな損害をもたらす可能性があります。

エンジニアはプレッシャーの下で働かなければならず、仕事の負担が多いといえるでしょう。

きつい理由⑤夜間や休日にも関係なく呼び出される

システムやサービスのトラブルは予測不可能で、ときには休日や夜間にも発生し呼び出される場合もあるのです。

  • システムのトラブルは予測不可能
  • 担当しているシステムは24時間365日稼働している
  • すぐに対応しないと企業からの評価が下がる

プライベートの時間を犠牲にして、トラブルの対応に追われることもありきついと感じる人もいるでしょう。

ただし、このような状況は全てのAWSエンジニアに当てはまるわけではありません。

多くの企業では、特定のエンジニアの過度な負担を避けるためにシフト制や複数人の当番制を採用しています。

RaiseTech 代表

緊急呼び出しのない仕事を担当する機会もあり、仕事とプライベートのバランスを取りながらキャリアを築くことも十分に可能です。

きつい理由⑥納期に追われる

AWSエンジニアは、企業が設定する厳しいスケジュールや限られた予算内でプロジェクトを完了させる必要があります。

とくに、大規模なプロジェクトや複雑なシステムの構築においては、時間的なプレッシャーが増大します。

AWSエンジニアは、期限内に質の高い成果を提供するために、効率的かつ迅速に作業を進める必要があるのです。

AWSエンジニアがきついと感じたときの対処法

AWSエンジニアがきついと感じている会社員

まずは、きついと感じている理由を洗い出してみましょう。

  • スキルや知識が不足している
  • 継続的な学習
  • 責任やプレッシャーが大きい
  • 仕事の負担が多い
  • 夜間や休日にも関係なく呼び出される
  • 納期がタイト

たとえば、スキルや知識が不足している場合は、勉強や資格取得をすることで対処できます。

また、責任やプレッシャーが大きい場合は、上司や同僚に相談したり、ワークライフバランスを意識したりすることで対処できます。

なぜ、仕事がきついのか理由がわかれば、解決策が見えてくるでしょう。

AWSエンジニアがきつい!スキル不足を感じたときの解決策

AWSエンジニアとしてのスキル不足を感じたときの解決策

前の章では、AWSエンジニアがきついと感じたときの第一歩として、きついと感じている理由を洗い出すことを説明しました。

もし、スキル不足を感じている場合は、以下の方法を試してみてください。

コミュニティの活用で人脈を広げ知見を増やす

コミュニティを活用すれば、さまざまなエンジニアと知り合うことができ知見が広がるほか、有益な情報に触れることもできるでしょう。

コミュニティを活用するメリットは以下のとおりです。

  • オンライン検索では見つからない最新情報を聞ける
  • スキル不足のつらい気持ちを解消できる
  • 勉強会や交流会でエンジニアの視野が広がる
  • 自分の考えや経験を他のメンバーと共有し、フィードバックを得られる
  • 交友関係が広がり、新たな仕事の機会に繋がることもある

人脈が広がれば、新たな発想にもつながり、自分に不足しているスキルが何か客観的に捉えることもできるでしょう。

また、エンジニアには高いコミュニケーション能力が求められます。

コミュニケーションが苦手な人は、コミュニティに参加し、自分の考えを伝える力を磨くこともできるでしょう。

AWSのコミュニティを活用してスキルや意見を伸ばしていきたい人は、

JAWS-UG(Japan AWS User Group)がおすすめです。

JAWS-UGは、2010年に設立され、クラウドコンピューティングの知識や経験を共有するために、さまざまな勉強会やイベントをボランティアで開催しています。

積極的に質問し問題解決能力を磨く

AWSエンジニアとしてのスキル不足を自覚している場合は、先輩や上司、エンジニア仲間に積極的に質問して問題解決スキルを磨くことが重要です。

問題解決能力を磨く理由

  • 問題を分析して整理できるようになる
  • 問題が何か原因を特定できるようになる
  • 問題の解決策を立案できるようになる
  • 複数の解決策から最適案を実行できるようになる

AWSエンジニアはシステム設計や構築、トラブル対応など、さまざまな場面で問題と向き合い発生原因を解決しないといけません。

ひとりでできる仕事は限られています。

問題解決能力を磨くためには、積極的に周囲にサポートを求めたり質問する姿勢も重要です。

客観的なアドバイスを受けたり効果的な助言をもらえる可能性もあり、自身の知識やスキルを高める機会につながります。

RaiseTech 代表

困ったときに誰かに相談することはとても重要です!

質問をたくさんすることで問題を解決する能力が自然と身についてきますよ。

僕も今でもわからないことがあったら人脈を使ってすぐ誰かに聞いてます!

相談するメリットについては、下記の動画で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

【RaiseTech】自走力って質問もしないで自力で解決する力ってことじゃないの?

テッくん

以下の動画でもエンジニアのキャリアアップと現場レベルのスキルアップの重要性について解説しているのでぜひ参考にしてね〜!!!

【RaiseTech】現場レベルのスキルをつければ引くて数多な転職事情【LIVE切り抜き】

スクールを利用してスキルアップを図る

基礎からしっかりとAWSエンジニアの技術を身につけ、現場レベルの知識を深めたい場合、スクールは非常に役立ちます。

スクールでは、AWSの基本から応用まで、幅広い知識と実践的なスキルを学べます。

AWSエンジニアがきつくスキル不足を感じたときは、スクールの活用を検討してみてください。

スクールで基礎からしっかり技術を身につけて、AWSエンジニアとして現場レベルを身につけたいなら下記の記事がおすすめです。

関連記事:AWSが学べるおすすめのスクールを紹介

仕事がきついならスキルを磨こう!AWSエンジニアにおすすめのスキル

資格と書かれたPC

AWSエンジニアの仕事は責任やプレッシャーが大きく、大変な面もありますが「スキルを磨けば」やりがいも大きくなります。

AWSエンジニアにおすすめのスキルは次の表のとおりです。

スキル 重要性
クラウドサービス(AWS)の知識 効率的かつ安全なクラウドソリューションを提供するため。
ネットワークの知識 AWSの利用にはネットワーク構築の理解が不可欠。
セキュリティの知識 システム開発において、セキュリティは重要な要素。
プログラミング知識 開発の幅を広げ、より複雑な実装が可能に。
AWS認定資格 知識の理解度を客観的に証明し、専門性を示す。
コミュニケーション力 クライアントの意図を理解し、適切に対応するため。
企画・提案力 クライアントのニーズに合った提案を行い、わかりやすく説明するため。
マネジメント力 プロジェクトの進行管理やチームメンバーのサポートを行うため。

AWSエンジニアとして活躍するためには、常に新しい技術や知識を学び、スキルを磨き続けることが大切です。

スクールやセミナーを受講したり、資格を取得したりすることで専門知識を深め、スキルを広げられます。

また、最新の情報を常にキャッチアップすることも重要です。

AWSエンジニアの仕事は大変だけど魅力も多い

好きな場所で働くエンジニア

AWSエンジニアの仕事は大変ですが、以下のような魅力もあります。

それぞれ、詳しく解説します。

企業のクラウド導入増加に伴い、エンジニアの需要や将来性が高い

企業のクラウドサービスを利用する割合は約7割と年々増加しており、今後もこの傾向は続くと予想されます。

(出典:総務省|令和3年版 情報通信白書より記載)

さらに、クラウドを導入した企業の87.1%が、その効果を実感しています。

AWSエンジニアの役割はますます重要になっており、エンジニアの需要や将来性は高いと言えるでしょう。

AWSの需要も高い

Canalysの調査によると、AWSの市場シェアは30%で、Microsoft Azureの26%、Google Cloudの9%を大きく上回っており、AWSが世界で最も広く利用されているクラウドサービスであることを示しています。

現状では、多くの企業がAWSを利用しており、その需要は今後も増加するでしょう。

平均年収が高い

クラウド技術を扱うエンジニアは、他のエンジニアに比べて、平均年収が高いです。

求人ボックスによると、2024年4月時点でのAWSエンジニアの平均年収は約717万円です。

ネットワークエンジニアの平均年収546万円、日本人全体の平均年収400万円台と比較すると、AWSエンジニアの年収が高いことがわかります。

職業 平均年収
AWSエンジニア 約643万円
ソフトウェアエンジニア 約597万円
インフラエンジニア 約553万円
ネットワークエンジニア 約502万円
日本人の平均年収 約458万円
出典:国税庁|令和4年分民間給与実態統計調査結果より独自に作成

参考:求人ボックス

働く場所を選ばない

AWSエンジニアは、物理的なサーバーやハードウェアに直接手を加える作業ではなく、オンライン上でクラウド環境を管理・構築する役割を担います。

そのため、インターネット環境と必要な機材さえあれば、オフィスにいるのと同じように作業を進めることが可能です。

AWSエンジニアの柔軟な働き方は、テレワークやリモートワークなど、場所にとらわれない働き方を求める人にとって魅力的な選択肢です。

働く場所を選ばないことで、通勤時間の削減や家族や趣味との時間の確保など、ワークライフバランスの向上につながります。

地方に住んでいても、大都市の企業で働けるなど、働く場所の選択肢が広がるでしょう。

AWSエンジニアの仕事は、責任やプレッシャーが大きく大変な面もありますが、将来性もあり魅力も多い仕事です。

ただ、どうしてもAWSエンジニアがキツイと感じてしまうのであれば、あなたに向いている仕事なのかもしっかり考えてみてください。

AWSエンジニアに向いている人の特徴については、下記の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

関連記事:現役エンジニアが解説!AWSエンジニアに向いている人の特徴

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まとめ:仕事のキツさを乗り越え、成功を手に入れよう

AWSエンジニアは常に最新の技術や知識を学び続ける必要があり、キツイと感じるときもありますが、乗り越えられた人は自走力のあるエンジニアになれるでしょう。

テッくん

大変な仕事だからこそ、やり遂げた後の達成感は最高だよ~!!!

AWSエンジニアの仕事の厳しさに直面したときは、この記事で紹介した対処法を試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

JavaとAWSを主戦場として働いている常駐型の現役エンジニア集団
最速で「稼げる」エンジニアになるための、実践的なWebエンジニアリングスクールRaiseTech(レイズテック)を運営しています。
IT現場のリアルな情報や知識、IT業界の転職事情についてわかりやすく発信していきます。

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