これからエンジニアへの転職・就職を目指す際、未経験は使えないとの声も多く、下記のような悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
- 未経験からでもエンジニアになれるの?
- 現場で「使えない」と言われたらどうしよう…。
- 未経験エンジニアは現場で邪魔者あつかいされるって本当?
「使えない」と言われてしまう未経験エンジニアがいるのは事実ですが、未経験でもチャンスは十分にあります。
本記事では未経験エンジニアが使えないと言われてしまう理由と、仕事ができるエンジニアになるための対策を解説します。
エンジニアに転職・就職して「活躍したい」「稼げるようになりたい」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。
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未経験エンジニアとはどのような人?
未経験エンジニアとは、エンジニアとしての実務経験がないことを意味します。
- 就職前の学生
- エンジニアとして働いたことがない社会人
- 特定の業務経験を持っていないエンジニア(※)
「未経験OK」の求人だからといって、プログラミングスキルが不要というわけではないため注意してください。
新卒での採用を除き、エンジニアを一から育てる余裕のない企業がほとんどです。
未経験からエンジニアになるには、自ら積極的に必要なスキルを身につける努力が求められます。
※エンジニアの経験があっても、業務が違えば「未経験」扱いになる場合があります。
例)アプリ開発の経験はあるが、AWS構築は未経験
未経験のエンジニアが使えないと言われる理由
「使えない」と言われる未経験エンジニアの特徴は下記6つです。
該当するものが多いほど、残念ながら「使えない」と言われる確率が高まります。
ひとつずつ確認しましょう。
エンジニアに求められるPCスキルがない
エンジニアの業務では必ずPCとツールを使いこなす必要があります。
- PCのタイピング
- EXCEL、Word、PowerPointなどの基本操作
- メールのtoとcc、bccを使い分ける
- ファイルの保存や移動、圧縮
エンジニアとして働くつもりで入社したにも関わらずPCスキルが低い人は、最低限の努力ができない人だと思われる可能性があります。
基礎的なPCスキルは入社前に身につけておきましょう。
プログラミングができない
未経験者のプログラミングスキルが低いのは仕方がないことですが、プログラミングスキルを向上させる努力が見えないと、「使えるようにならない」と判断されてしまいます。
- 入社前にプログラミングスキルを身につける
- 入社後も継続的にプログラミングを学習する
- 業務をこなすたびにスキルを向上させる
上記に取り組める人は、現時点ではスキルが足りていなくても、今後の成長が期待できます。
継続的にスキルアップする姿勢をみせることが重要です。
プログラミングができずに悩んでいる方は、下記の記事も参考にしてください。
関連記事:プログラミングができないときの対策9選
自分から勉強しない
IT業界は絶えず進化し続ける分野のため、継続的な学習が不可欠です。
- プログラミング言語やフレームワークの知識
- コーディングやテストの手法
- 業務効率化の手法
- 最新のITトレンド
未経験にも関わらず学習しないエンジニアは、努力不足であるとみなされ、周囲からの評価が低くなってしまいます。
常に勉強する姿勢を持ち、勉強した知識を業務に活用することが大切です。
スケジュールが管理できない
プログラミングのスキルが高くても、自分のスケジュールを管理できないエンジニアは、プロジェクトリーダーから使えないと思われてしまいます。
- スケジュールの更新を怠る
- 納期ギリギリになってから報告する
- 問題や遅延をごまかそうとする
プロジェクトリーダーの仕事は、スケジュールを正確に把握してアクションを行うことです。
スケジュールの遅れが事前に分かれば対策を打てますが、正しい状況が分からないと何もできません。
悪い報告をするのは気が重いものですが、報告しないと余計に信頼を失います。
自分のスケジュールを把握し、状況をこまめに報告するクセをつけましょう。
指示を待っている
常に指示を待つだけの未経験エンジニアは、チームメンバーに余計な負担をかけてしまいます。
- 状況を聞かれるまで報告しない
- 作業を1から10まで説明しないといけない
- 指示内容の間違いを指摘してくれない
上記に該当する人は、リーダーやチームメンバーの確認・説明・フォローの仕事を増やしてしまいます。
指示待ちのエンジニアはチームの足を引っ張り、評価を下げるでしょう。
未経験エンジニアはスキルが足りない分、自ら能動的に動く姿勢が必須といえます。
分からないところを聞かない
分からないところを聞かずに放置する人は、責任感がない人だと判断されてしまいます。
分からないところを聞かない人に多い特徴は下記3つです。
- 分からないことを恥ずかしいと思ってしまう
- コミュニケーションスキルが足りない
- 自力で解決することにこだわっている
自分で調べたり自力での解決を目指したりする姿勢は大切ですが、こだわりすぎると時間を浪費してしまいます。
まずは自分で調べてから、分からない部分を質問するようにしましょう。
使えないと言われてしまった未経験エンジニアの末路
現場で「使えない」と言われたまま努力しなかったエンジニアは、次の3つの末路を迎えてしまうでしょう。
早めに対策すれば挽回は可能です。
手遅れになる前に「仕事ができる」と言われるための行動をとりましょう。
スキルが身につかない
「使えない」とレッテルを貼られた未経験エンジニアは、簡単な仕事しか任されなくなり、スキルが身につかない悪循環に陥ります。
- 単調なデータ入力やチェック作業
- 手順書に従うだけの運用・保守作業
- 事務手続きや書類整理などの雑務
上記の作業は、スピードと正確さを求められる重要な仕事ですが、エンジニアに必要なスキルは身につきません。
簡単な仕事しか任されなくなった人は一向に成長しないため、評価がさらに下がっていくでしょう。
キャリアが停滞する
未経験エンジニアが「使えない」と言われたまま改善せずにいると、年齢が上がった際にキャリアが停滞します。
50代のエンジニアが活躍できない理由は下記3つです。
- 技術の変化に追いつけない
- 記憶力や体力が低下する
- 今後の成長が見込めない
スキルと経験が豊富であれば、年齢とともにキャリアと年収が上がりますが、スキルが低いと若いエンジニアが優先されます。
若くて仕事があるうちにスキルを磨いておかないと、50代になってから苦しむことになるでしょう。
ただし30代・40代であれば、未経験からでもエンジニアとして活躍することは可能です。
30代・40代の未経験からエンジニアになる具体的な方法は、下記の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
関連記事:40代で未経験からエンジニアを目指す具体的な方法は?
転職できない
エンジニアの転職では即戦力が求められるため、現職で使えないと言われたエンジニアは転職できない可能性が高まります。
使えない未経験エンジニアに起こる転職の問題は、下記の3パターンです。
- 転職の際にアピールできるスキルや実績がない
- 自信がないため転職に踏み出せない
- 根本的な解決にならないため、転職できても状況が変わらない
過重労働やパワハラのように職場に問題がある場合の転職は有効ですが、自身のスキルや態度に問題がある場合は、転職しても同じことの繰り返しになるでしょう。
未経験のエンジニアにもチャンスはある!
「使えない」と言われてしまう未経験エンジニアがいるのは事実ですが、努力できる人であれば未経験でも十分にチャンスがあります。
未経験エンジニアにもチャンスがある3つの理由は下記の通りです。
理由をひとつずつ解説していきます。
IT業界は慢性的な人材不足
IT業界は慢性的な人材不足であるため、未経験エンジニアでも採用されるチャンスがある状況です。
経済産業省によると、エンジニア不足は今後も拡大し、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると予想されています。
未経験でも積極的に学ぶ姿勢をみせ、会社に貢献できることをアピールできれば、採用される可能性は十分にあるでしょう。
現場で経験を積んでスキルアップすれば、将来的にも安定して仕事を確保できます。
国がエンジニア不足の対策をしている
IT人材不足の解消に向けて、IT人材を増やす対策を国が講じていることも、エンジニアを目指す人にとって追い風です。
教育訓練給付制度によって、IT関係の資格やスキルを獲得する講座に対して40%〜70%の補助金が出ます。
(出典:厚生労働省|教育訓練給付制度の情報をもとに記載)
「IT業界は慢性的な人材不足」で解説したとおり、IT業界の人材不足が拡大する見込みのため、国の支援も継続的に行われる可能性が高いでしょう。
国のサポートがあるという点でも、未経験者がチャレンジしやすい業界といえます。
現場レベルのスキルを身につければ引く手あまた
IT業界では現場レベルのエンジニアが求められているため、現場レベルのスキルを身につければ、引く手あまたになります。
- 慢性的にIT人材が不足している
- エンジニアには高いスキルが求められている
- エンジニア教育には時間とコストがかかる
学習意欲の低い未経験エンジニアが「使えない」と言われる一方で、現場レベルのスキルを持ったエンジニアは取り合いになるのが、IT業界の現状です。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、ITエンジニアの平均年収は次の表のとおり、日本人の平均年収を大きく上回ります。
(日本人全体の平均年収は国税庁の「1年を通じて勤務した給与所得者」から取得)
職種 | 平均年収 |
---|---|
システムコンサルタント・設計者 | 660万円 |
ソフトウェア作成者(※) | 550万円 |
日本人全体 | 461万円 |
出典:国税庁|1年を通じて勤務した給与所得者より独自に作成
※ソフトウェアのプログラミングおよび設計を行うエンジニア
継続的に努力できる人であれば、未経験からでもエンジニアを目指す価値は高いといえるでしょう。
仕事ができるエンジニアとは?
仕事ができるエンジニアは、プログラミングのスキル以外にも様々な要素が求められます。
- プログラミングスキルがある
- ITの知識が豊富
- コミュニケーション力が高い
- 自ら質問や改善提案ができる
- 常に新しい知識を学んでいる
上記すべてがハイレベルなエンジニアは少ないため、まずは5つとも平均点を目指しましょう。
大きな欠点がない状態で自分が得意な部分をさらに伸ばしていけば、市場価値の高いエンジニアになれます。
未経験エンジニアが「使えない」と言われないための対策6選
下記6つの対策をすれば、「使えない」と言われるのを避け、未経験からでも仕事ができるエンジニアになれます。
できるところからぜひ取り組んでみてください。
分からないことを調べるクセをつける
エンジニアの業務には分からないことが多々出てくるため、自分で調べて解決できるかが、仕事のスピードに直結します。
- プログラムの構文や効率的な書き方
- バグやエラーの原因と対処法
- ツールの使い方
- 業務効率化の方法
普段から分からないことを調べるクセをつけておけば、調べ方が上達していきます。
下記の方法を組み合わせて、効率的に調べられるようにしておきましょう。
- 公式サイトやネットの記事を読む
- 参考書を読む
- YouTubeなどの動画で調べる
- SNSで検索する
- 詳しい人に聞く
報連相を身につける
エンジニアにとって、報連相(報告・連絡・相談)は必須のスキルです。
報連相を徹底できれば「未経験のエンジニアが使えないと言われる理由」のうち、下記3つを解消できます。
- スケジュールが管理できない(報告・連絡)
- 指示を待っている(報告・相談)
- 分からないところを聞かない(相談)
報連相は社会人の基礎スキルですが、意識しないと疎かになりがちです。
報連相を徹底するだけでも「仕事ができる」と評価されやすくなるため、しっかりと身につけましょう。
ITの知識を身につける
エンジニアの現場では専門用語が多用されるため、基本的なIT知識を身につけることでコミュニケーションが取りやすくなり、仕事をスムーズに運べます。
- Windowsやマイクロソフトオフィスなどのソフトウェア知識
- パソコン、ディスプレイ、サーバーなどのハードウェア知識
- ウイルス対策などのセキュリティ知識
下記の方法から自分にあったやり方を選び、積極的にIT知識をインプットしましょう。
- 書籍やネットの記事を読む
- YouTubeやオンライン教材などの動画で学習する
- ITの勉強会に参加する
IT系の資格を取得する
未経験エンジニアがIT系の資格を取得すると、下記3つのメリットがあります。
- 体系的なIT知識が身につく
- 知識があることを客観的に証明できる
- 勉強する意欲をアピールできる
未経験エンジニアにおすすめの資格は次の表の3つです。
資格名 | 資格の内容 | 対象者 |
---|---|---|
ITパスポート | 仕事をするために最低限必要なIT知識を問う国家資格。 | ITに携わる業務に就くか、ITを活用していこうとする人 |
基本情報技術者 | 情報システムを開発・活用するために最低限必要な知識を問う資格。 ITパスポートよりも「プログラミング」に関する知識が求められる。 | IT技術者として基礎的な知識・スキルを持つ人 |
マイクロソフトオフィス スペシャリスト | マイクロソフトオフィス製品の知識や利用スキルを問う資格。 WordやEXCELなどのソフトごとに科目が分かれており、一般レベルと上級レベルの2つがある。 | マイクロソフトオフィス製品を使用する人 |
ITパスポートと基本情報技術者は、ITエンジニアに必要な基礎知識が広く身につく資格です。
マイクロソフトオフィススペシャリストを取得すれば、業務で使用するExcel やPowerPointなどのスキルが身につきます。
現場で必要とされているスキルを身につける
仕事ができるエンジニアになるには、現場で必要とされているスキルを理解して習得することが非常に重要です。
下記の方法で、現場で求められるスキルをリサーチしましょう。
- 企業の募集要項を見る
- 現場に出ている人から聞く
現場に出ている人から必要なスキルを聞くには、下記の選択肢があります。
- 学校の先輩や知り合いから聞く
- インターンに参加する
- SNSで交流する
- IT交流会に参加する
現場レベルのスキルを一旦身につけてしまえば、多くの現場から求められるエンジニアになれます。
現場レベルのスキルを身につける方法やメリットについては、RaiseTechの動画で詳しく解説しているよ!!!ぜひご覧ください。
参考動画:【RaiseTech】現場レベルのスキルをつければ引くて数多な転職事情
スクールで学ぶ
未経験者が独学で現場レベルのスキルを身につける難易度は非常に高いため、スクールで学ぶ方法が最もおすすめです。
- 不明点やエラーの解消法を質問できる人がいない
- モチベーションが長続きしない
- 実際に手を動かさないとスキルが身につかない
未経験から仕事のできるエンジニアになりたい方には、RaiseTechがおすすめ!
RaiseTechはプログラミングスクールではなく、「稼げる」エンジニアになるためのスクールです。
- 月単価80万円以上の現役エンジニアが講師を務める
- 現場で求められる知識・スキルが身につく
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「RaiseTechってどんなスクール?強みや大事にしている考え方は?」の動画でもご紹介していますので、RaiseTechが気になる方は、ぜひ一度ご覧ください。
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まとめ|未経験からでも現場で「使える」エンジニアになれる!
「使えないと言われるエンジニア」と「仕事ができるエンジニア」の特徴は、それぞれ下記のとおりです。
使えないと言われるエンジニアの特徴 | 仕事ができるエンジニアの特徴 |
---|---|
エンジニアに求められるPCスキルがない プログラミングができない 自分から勉強しない スケジュールが管理できない 指示を待っている 分からないところを聞かない | プログラミングスキルがある ITの知識が豊富 コミュニケーション力が高い 自ら質問や改善提案ができる 常に新しい知識を学んでいる |
残念ながら努力しない未経験エンジニアは「使えない」と言われてしまいます。
一方で下記の対策で現場レベルのスキルを身につければ、複数の現場で取り合いになるエンジニアになれます。
- 分からないことを調べるクセをつける
- 報連相を身につける
- ITの知識を身につける
- IT系の資格を取得する
- 現場で必要とされているスキルを身につける
- スクールで学ぶ
「使えないと言われるエンジニア」と「仕事ができるエンジニア」のどちらになるかは自分次第です。
本記事を参考に、ぜひ「仕事ができるエンジニア」を目指してみてください。
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