未経験からエンジニアを目指している人の中には、「エンジニアが増えすぎたから転職できない」と悩んでいる人もいるでしょう。
エンジニアを目指す人が増えすぎて競争率も高くなりそうだと不安に感じるかもしれません。
「未経験エンジニアは増えすぎているの?」
「エンジニアが増えているからもう遅いかもしれない…」
しかし、エンジニアは需要の高い職業であり、今からでも十分に間に合います。
本記事では、未経験エンジニアが増えすぎている4つの理由と、将来性や転職方法について紹介します。
未経験からエンジニアになりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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未経験エンジニアは増えすぎだが即戦力となるエンジニアは不足
未経験エンジニアが増えている要因には、スクールや学習サイトなどプログラミングを学べる環境が整ったこともあげられるでしょう。
しかし、学習できる環境は整っても、現場で活躍できる技術を持ったエンジニアはまだまだ不足している状況です。
未経験エンジニアと企業が求めているエンジニアの違いは下記の表のとおりです。
未経験エンジニア |
|
---|---|
企業が求めるエンジニア |
|
企業はすぐに業務に入れる即戦力の人材を求めています。
プログラミング言語や開発環境を使用できることに加え、プロジェクトに適応しながら作業をスムーズに進める力が必要とされます。
しかし、未経験エンジニアだと実務経験がないことから、すぐに現場に適応するのは非常に困難です。
そのため、企業が求めるレベルのITエンジニアはまだまだ少なく、エンジニアの需要は日々高まっています。
未経験のエンジニアが増えすぎと言われる3つの理由
未経験エンジニアが増えすぎと言われる理由は次の3つです。
4つの理由について順番に解説します。
1.プログラミングスクールの増加
未経験エンジニアが増えすぎた背景には、プログラミングスクールの増加があげられます。
未経験者向けにプログラミングやIT関連の知識が学べるオンラインスクールも年々増え続けており、弊社調べでは約40以上も確認できました。
プログラミングスクールの卒業生が多くなるほど、未経験のエンジニアを増やすことに繋がっています。
プログラミングスクールが増加していることから、今後もエンジニアを目指して受講する人が増え続けると考えられるでしょう。
2.国がエンジニア育成に取り組んでいる
国がDX推進の一環としてエンジニア育成に取り組んでいることも、エンジニアが増えている理由です。
例として、厚生労働省が取り組んでいる政策の1つに「教育訓練給付制度」という雇用の安定と就職の促進を目的とした制度があります。
認定された講座を受けると、受講料を国が一部負担してくれるため、低価格でプログラミングやIT知識を学ぶことが可能です。
政策によりプログラミングスクールを受講しやすくなったことで、少しずつエンジニアを目指す人が増えています。
(出典:厚生労働省|教育訓練給付制度)
3.未経験可の求人が増えている
未経験でも応募可能な求人が増えていることも、未経験エンジニアが増える要因になっています。
ITエンジニア・クリエイター専門エージェントのレバテックキャリアが実施した調査によると、半数以上の企業が未経験エンジニアを採用しているとの調査結果がありました。
引用:Leverages
未経験でも参入しやすい状況にあるため、エンジニアが増えている要因に繋がっています。
未経験エンジニアが増えすぎても将来性はある
未経験エンジニアは増加傾向にありますが、エンジニアの人手はまだまだ足りていません。
経済産業省が発表している「IT人材需給に関する調査」では、IT人材の不足数は2030年には最大約79万人まで広がると試算されています。
(出典:経済産業省|IT人材需給に関する調査)
さらに、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開している「DX白書2023」でも、DXを推進する人材が質・量ともに不足していると回答した企業は約90%という結果でした。
(出典:IPA|DX白書2023)
上記2つのデータからエンジニアの需要は高く、未経験のエンジニアが増加したとしても将来性は高いと言えます。
エンジニアを目指している人はぜひ参考にしてください。
関連動画:【RaiseTech】IT業界の明るい話?これから新たに入ってくる人は今がチャンス!
ただし、将来性があるとしても、スキルがなければエンジニアとして業界に飛び込んでも厳しいです。
現場が求めているのは即戦力のエンジニアであり、未経験エンジニアのままだと活躍することはできません。
エンジニアとして活躍し続けるために、現場で使えるスキルを身につけましょう。
未経験からエンジニアを目指すためにおさえたい4項目
未経験からエンジニアを目指すために覚えておきたいことは以下の4つです。
エンジニアといっても職種や業界知識、求められるスキルは多岐に渡ります。
目標やなりたいエンジニア像を明確にすることで、エンジニアとして理想のキャリアアップを実現できるでしょう。
1.エンジニアに求められるスキルを把握する
エンジニアとして働くときに求められるスキルには、主に以下の3つがあります。
- ITスキル
- コミュニケーション能力
- 論理的思考
システムの開発に携わるのであれば、プログラミング言語の習得は必須です。
プログラミング言語はJavaやPython、JavaScriptなど数多くの言語があるため、必要となる言語を身につけましょう。
さらに、エンジニアの仕事はパソコンに向かって作業するだけでなく、メンバーや上司、他部署との調整など人と関わる作業もあります。
円滑なやり取りや情報共有を行うため、共同で作業を進めるためのコミュニケーション能力も必要です。
補助的なスキルとして論理的思考力も必要とされます。
現場では仕様設計・各作業の問題解決など考えなければいけない課題は多いです。
求められるスキルを正確に把握できれば、エンジニアとして活躍できる未来が近づきます。
2.エンジニア職の職種を理解する
エンジニアと言っても、数多くの職種が存在します。
職種の例は以下の表のとおりです。
エンジニア職種 | 詳細 |
---|---|
開発エンジニア |
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インフラエンジニア |
|
プロジェクト管理 |
|
その他エンジニア |
|
アプリやゲームを作りたいと考えるなら開発系のエンジニア、サーバーの保守・運用に携わるならインフラエンジニアを選ばなければいけません。
自分のキャリアや働き方に大きく関わるため、エンジニアの職種についてしっかり理解しましょう。
3.需要・将来性のあるプログラミング言語を学習する
需要がある言語・将来性の高い言語を選んで学習できれば、エンジニアとして長く活躍できます。
扱えるプログラミング言語の違いは、大きく以下の3つに影響します。
- 求人数
- キャリア
- 年収
よく利用されるプログラミング言語であれば、求人数も多くどこでも働けるためキャリアアップに繋げやすくなります。
プログラミング言語には流行り廃りが存在するため、使われなくなると考えられる言語を覚えないように注意しましょう。
2024年現在、需要が高いと考えられている言語は以下のとおりです。
言語 | 理由 |
---|---|
JavaScript |
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PHP |
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C# |
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Java |
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4.業界や企業の研究や情報収集の必要性
エンジニアとして働く上で、ITやプログラミングの知識を使ってどの分野で活躍するのか考えることが大切です。
携わる業界によって使用する技術や働き方が大きく変わるため、エンジニアになる前に考えておかなければいけません。
例えば、以下のような分野があげられます。
- 金融
- 医療
- ゲーム
- Web制作
現場に入って早く戦力になるためには、働きたい場所で必要なスキルを把握して事前に学んでおくことが重要です。
将来のキャリアに大きく影響するため、働く業界や企業について情報収集しておきましょう。
未経験エンジニアが後悔しないための企業の選び方
未経験から働くとき、後悔しないための企業の選び方は以下の3つです。
未経験エンジニアは労働条件がよくない企業を紹介される可能性があり、企業の選び方には慎重にならなければいけません。
企業の選び方について順番に解説します。
学習してきたプログラミング言語を活用できる
未経験からエンジニアを目指すならば、これまで学習してきたプログラミング言語が使える企業を選ぶとよいでしょう。
未経験からエンジニアを目指すためにおさえたい4項目でもお伝えしたように、エンジニアは、職種や企業によって、扱うプログラミング言語が大きく異なります。
基礎ができているため、応用的な業務をこなせるようになるのも速く、スキルアップのスピードも速いと考えられます。
企業選びの際には、どのようなプログラミング言語を使うのか、しっかりリサーチすることが大切です。
未経験でもスキルが必要な企業を選ぶ
「未経験可・研修制度あり」という求人情報は、未経験者にとってはスキルがなくても入れると感じて安心する条件ですが、注意が必要です。
- 未経験でも採用しているが、知識やスキルがなくても仕事ができるとは限らない
- 研修としていつまでもエンジニアの業務に就けない可能性がある
多くの企業は、人材が不足しているため、教育に莫大な時間とお金をかける余裕はありません。
知識やスキルを習得してから就職を目指すことで、「研修制度の有無」はあまり気にならなくなるでしょう。
悪質な企業に入るリスクを下げるためにも、ご自身のスキルを高めることは非常に重要です。
達成したい目標をクリアできる企業を選ぶ
未経験だったとしても、自分がエンジニアとして最優先で達成したい目標をクリアできるような企業を選ぶことが大切です。
自分で立てた目標を達成しやすい環境であれば、「自分の成長のため」と、多少の困難に遭遇しても努力し続けられる可能性が高まります。
- 簡易なプログラムを自力で実装できるようになる
- 他のエンジニアからも読みやすいコードを書けるようになる
- チーム内やチーム間での良好な人間関係を構築する
- 現場で必要なプログラミング言語に関連した資格を習得する
- フレームワークを理解して、業務に活用できるようになる
入社時にはレベルが高いと感じる環境でも、そのレベルに追いつく努力をすれば自走力が高まり、知識やスキルの向上に役立ちます。
エンジニアとして、何を最優先で達成したい目標なのかを明確にしてから就職先を選ぶことで、後悔しない企業選びにつながるでしょう。
あわせて参考にしてください。
関連記事:入ってはいけないIT企業の特徴
未経験からエンジニアに転職する際の注意点
未経験からエンジニアに転職するときの注意点は以下の2つです。
- SES(派遣業)の募集が多い
- 最初からコーディングできないこともある
未経験の募集が多いのはSES(システムエンジニアリングサービス)という派遣業です。
未経験だと雑務をさせられる可能性も大きいです。
次にコーディング作業をいつから行えるかもポイントです。
開発ができず実践経験を積めないと、キャリアに影響することも考えられます。
注意点に気をつけながら、転職先を探しましょう。
関連記事:未経験エンジニアは使えない?重宝されるエンジニアになる方法6選
未経験からエンジニアに転職する方法
未経験からエンジニアに転職する方法は次の2つです。
転職する方法を順番に解説します。
実績やポートフォリオを作成する
実務未経験からエンジニアへ転職するためには、実績がわかるポートフォリオが重要です。
- アプリやサイトを作れることの根拠になる
- 企業が求めるスキルを持っているとアピールできる
- 仕事実績から経験者として扱ってもらえる可能性がある
しっかりしたスキルを持っている人材だとわかれば、企業に採用される可能性も高くなります。
転職のためにポートフォリオを作成するときは、企業が利用している言語や開発環境を使ってアプリやサイトを開発してみましょう。
転職支援のあるスクールを利用する
転職支援が充実しているスクールに入ると、卒業後に就職先を紹介してもらえる可能性があります。
- 現場でのスキルが身につき未経験からでも就職しやすくなる
- IT企業に詳しくブラック企業を回避できる
- 最新のエンジニア転職事情を把握できる
未経験でもエンジニアを目指しやすい環境であるため、スキルを身につけながら就職したい人におすすめです。
就職実績の豊富なスクールであれば、安心して就職活動が行えるでしょう。
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- プログラミングだけじゃ通用しないから現場主義にこだわる
- 現場で通用するプロになるためのスキルが身につく
- 未経緯でも稼げるようになるまで半永久的なサポート体制
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未経験エンジニアもまだまだ需要がある
未経験エンジニアが増えすぎても、まだまだ需要があることを紹介しました。
未経験エンジニアが増えても、現場で通用するスキルがなければ使えないと判断されてしまうでしょう。
しかし、エンジニアとして現場レベルのスキルを身につけられれば、非常に将来性のある職業です!
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