プログラミングスクールを検討し始めた矢先、「やめとけ」という声が目に入って手が止まっていませんか。数十万円という受講料を考えれば、慎重になって当然です。
ネット上には否定的な意見も肯定的な意見もあふれていて、どれを信じればよいのか迷うところです。
この記事では、プログラミングスクールがやめとけと言われる9つの理由を整理したうえで、どんな人が後悔しやすく、どんな人が通うべきなのかを具体的に解説します。2026年のAI時代を踏まえた最新の視点や、スクールのビジネスモデルの裏側まで踏み込むので、読み終える頃には自分に合った判断ができるようになります。
結論:プログラミングスクールはやめとけが正解の人と不正解の人がいる

先に結論をお伝えすると、プログラミングスクールは万人におすすめできるサービスではない一方、特定の人にとっては最短ルートになる学習手段です。ネット上の「やめとけ」という声は一面の真実を含んでいますが、それをそのまま自分に当てはめてしまうと、本来なら得られたはずのチャンスを逃す可能性もあります。
大切なのは、スクールの良し悪しを一般論で語ることではなく、自分がどんなタイプの学習者で、何を目的にしているのかを冷静に見つめ直すことです。同じスクールに通っても、ある人にとっては人生を変える投資になり、別の人にとっては無駄金になるのはよくある話です。
ここではまず、スクールが合う人と合わない人の特徴を整理し、判断の基準になる考え方をお伝えします。
やめとけが当てはまる人の共通点
以下のような方は、スクールに通っても費用対効果を感じにくい可能性があります。
- 学習の目的や将来のゴールがぼんやりしている
- 自分で手を動かして調べる習慣がない
- 仕事やプライベートが忙しく、週20時間以上の学習時間を確保できない
- スクール卒業だけでエンジニアになれると思っている
こうしたタイプの方は、独学はもちろんスクールでも挫折しやすく、数十万円の受講料が無駄になりやすい傾向があります。
通った方が結果的に近道になる人の共通点
反対に、次のような方はスクールを活用することで学習効率が跳ね上がります。
- 独学で一度挫折した経験がある
- 半年から1年以内にエンジニア転職を目指している
- わからないところをすぐ質問できる環境が欲しい
- ポートフォリオを作って就職活動に活かしたい
時間をお金で買うという発想ができる方にとって、スクールは強力な武器になります。
判断を分けるのは目的の明確さと行動量
スクールが合うかどうかを分ける本質は、料金の高さやスクールの評判ではありません。なぜプログラミングを学ぶのか、学んだ先で何を実現したいのかが言語化できているかどうかです。
目的が明確な人はスクールも独学もうまく使いこなせます。逆に目的が曖昧な人は、どんな環境を用意しても続きません。まずは自分の学習目的を紙に書き出してから、手段を選ぶのがおすすめです。
プログラミングスクールはやめとけと言われる9つの理由
ネットで「やめとけ」と言われる背景には、実際に多くの受講生や検討者が感じている不満や不安があります。ただし、その理由をひとくくりにして「だからスクールは無駄」と結論づけるのは早計です。理由の一つひとつを具体的に見ていくと、対策できるものと構造的にどうしようもないものに分かれます。
ここでは、ネット上や口コミでよく語られる9つの理由を整理し、それぞれの実態と注意すべきポイントを解説します。対策を打てる理由であれば、スクール選びの段階で回避できるので、事前に知っておくことが何よりの防衛策になります。
受講料が数十万円と高額で負担が大きい
プログラミングスクールの受講料は、短期コース(1〜3か月)で10〜50万円、長期コース(6か月〜1年)で60〜90万円前後が相場です。特にAI・機械学習・データサイエンスといった高度な分野や、フリーランス育成を謳うコースは料金が上がる傾向にあります。
書籍やオンライン教材と比べると圧倒的に高いため、この金額に見合う価値があるのかと疑問を持つ人が多いのは自然なことです。後述する教育訓練給付金で最大80%の補助が受けられるコースもありますが、制度を使わない場合はまとまった自己負担が発生します。
独学でも学べる無料教材が充実している
Progate、ドットインストール、YouTubeの技術解説動画、Qiitaの記事など、今は無料または低価格でプログラミングを学べる環境が整っています。目的がはっきりしていて自走できる方なら、独学だけで転職レベルに到達することも不可能ではありません。
ただし独学には「何から学べばよいかわからない」「エラーで何時間も詰まる」という落とし穴があります。無料だから最適とは限らない点は知っておきましょう。
講師の質にバラつきがあり期待外れになることもある
講師が実務経験豊富な現役エンジニアとは限りません。スクールによっては、卒業生や学生アルバイトがメンターを務めているケースもあります。
質問への回答が曖昧だったり、実務で使える解法を教えてもらえなかったりすると、高いお金を払った意味がなかったという感想につながりやすくなります。無料体験やカウンセリングで講師の経歴を確認することが重要です。
学習についていけず途中で挫折する人が一定数いる
スクールに入れば必ず続けられるわけではありません。未経験者が転職レベルに達するには、一般的に1,000時間程度の学習時間が必要とされており、短期集中プランに力を入れているスクールでも600時間前後を目安に設計されています。1日数時間の学習を数か月続ける必要があり、仕事との両立で疲弊して挫折する人もいます。
挫折の原因はスクール側ではなく、学習計画の甘さや自分のレベルに合わないコース選びにあることが多いです。
卒業しても即戦力エンジニアにはなれない
これは誤解しやすいポイントです。スクールで学べるのはあくまで基礎から応用の入口まで。現場で求められる設計力やチーム開発の経験は、就職後に実務を通じて身につけていくものです。
卒業=即戦力と期待すると、現実とのギャップに苦しみます。スクールは入門の土台を作る場所だと割り切って活用することが大切です。
無料スクールは就職先が限定されることがある
無料でプログラミングが学べると謳うスクールには注意が必要です。受講料がかからない代わりに、卒業後に提携先のSES企業へ就職することが条件となっているケースがあります。
提携企業が自分の希望とマッチしていれば問題ありませんが、紹介先が偏っていると、働きたい企業の選択肢が狭まります。加えて、紹介された企業を辞退した場合や途中で受講をやめた場合に違約金が発生するスクールもあるため、契約前に紹介制度や解約時の条件を細かく確認しておきましょう。
営業や勧誘がしつこい悪質スクールが存在する
無料カウンセリングを装って、高額プランへの加入を強く迫ってくる業者もあります。今日中に決めれば割引、このチャンスを逃すと損といった言葉で急かしてくる場合は、冷静に距離を置くべきサインです。
契約を急がせるスクールは、受講後のサポートも雑になりがちです。複数のスクールを比較検討する時間は必ず確保してください。
転職保証があっても希望企業に入れるとは限らない
転職保証を全面に押し出すスクールは多いですが、保証イコール希望企業に入れるではありません。提携先のSES企業に就職すれば保証が成立する仕組みになっていることが一般的で、自社開発企業やWeb系企業への転職は保証の対象外であることも少なくありません。
保証の適用条件を契約前に細かく確認しないと、後々トラブルになるので注意が必要です。
受け身の姿勢では費用対効果を感じにくい
スクールに入れば自動的にスキルが身につくわけではありません。授業を聞くだけ、課題をこなすだけでは、応用の利かない知識しか残らないからです。
スクールはあくまで学習を加速させる道具です。自分で考え、手を動かし、つまずきを質問で解消していく姿勢がないと、費用対効果を感じることは難しくなります。
ネット上のやめとけ口コミを鵜呑みにしてはいけない理由
検索してもSNSを見ても、プログラミングスクールに対するネガティブな意見はすぐに見つかります。その量の多さから、スクール全体に問題があるのではと感じてしまう方も少なくありません。しかし、ネット上に見える情報には構造的な偏りがあり、実態をそのまま反映しているとは限らないのです。
検索アルゴリズムや人間の発信動機を考えると、なぜネガティブな声ばかりが目立つのかが見えてきます。口コミを判断材料にすること自体は正しいのですが、その前にどんなバイアスがかかっているかを知っておくことが重要です。
ここでは、ネット上の「やめとけ」の声を冷静に読み解くための3つの視点を紹介します。
発信者の多くは挫折した元受講生
「やめとけ」とストレートに発信する人の多くは、スクールで思うような結果を得られなかった方です。受講料を払ったのに転職できなかった、講師と相性が悪かったといった経験が、強い言葉につながっています。
もちろんその声に耳を傾ける価値はありますが、一人のネガティブ体験がすべてのスクールに当てはまるわけではないことを忘れないでください。
SNSやレビューで目立つのは極端な意見
SNSやレビューサイトでは、感情の強い投稿ほど拡散されます。最高でした、最悪でしたという両極端な声は目に入りやすい一方で、まあまあ満足、普通に役立ったといった中立の感想はほとんど表に出てきません。
結果として、極端にネガティブな情報ばかり見てしまい、スクール全体の印象が歪むという現象が起こります。口コミを参考にする際は、複数のサイトで中立的な意見も拾うのが賢明です。
成功した卒業生はわざわざ発信しない傾向がある
スクールを活用して転職に成功した人の多くは、その後エンジニアとして忙しく働いており、スクール良かったよとわざわざ発信する動機を持ちません。
一方、挫折した方は後悔の気持ちを言語化するために長文の投稿を残すことが多いのです。この情報非対称性が、ネット全体の空気をネガティブに傾けています。
プログラミングスクールで後悔する人の5つの特徴
スクールを受講して後悔する人には、入会前の段階で共通するサインがあります。後悔の多くは入ってから起きるのではなく、入る前の判断ミスに原因があるケースがほとんどです。
逆に言えば、入会前に自分を冷静に見つめ直し、当てはまる項目があれば事前に対策しておくことで、後悔のリスクは大きく減らせます。受講を検討している段階でこの5つの特徴を確認しておけば、「こんなはずじゃなかった」という結果は避けられるはずです。
ここから紹介する5つの特徴は、多くのスクールで挫折や不満につながりやすい要素を整理したものです。自分に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
学ぶ目的やゴールが曖昧なまま入会する
なんとなくエンジニアは稼げそう、手に職をつけたいといった漠然とした動機だけで飛び込むと、学習途中でモチベーションが切れやすくなります。Web系か業務系か、自社開発かSESか、フロントかバックかまで、ある程度イメージを固めてから入会すべきです。
スクール任せで自主学習をしない
授業時間だけで完結させようとする方は、ほぼ例外なく伸び悩みます。プログラミングは自分で手を動かした分しか身につかないため、授業外の予習復習やエラー解決の時間が欠かせません。
学習時間を確保せず受講する
仕事や家庭の都合で学習時間が週5〜10時間しか取れないのに、短期集中コースを選ぶとほぼ確実についていけなくなります。自分の生活リズムに合った受講期間を選ぶことが重要です。
卒業するだけで就職できると思い込む
カリキュラムをこなせば企業が採用してくれるわけではありません。採用を勝ち取るには、ポートフォリオの質や面接対策、業界研究など、カリキュラム外の努力が求められます。
料金の安さや知名度だけで選ぶ
安いから、有名だからという理由だけで選ぶと、学びたい内容と合わなかったり、自分のレベルに講座が合わなかったりするミスマッチが起こります。料金と知名度は判断材料の一部にすぎません。
それでもプログラミングスクールに通うべき人の特徴
やめとけと言われる一方で、スクールを賢く使って人生を変えている方も多くいます。厚生労働省認定のスクールでは転職成功率98%台を公表しているところもあり、使う人が使えば確実に結果を出せる学習手段であることは間違いありません。
重要なのは、自分がスクールというツールを活かせるタイプかどうかを見極めることです。独学で挫折した経験がある、短期間で結果を出したいといった明確なニーズを持っている方にとって、スクールはコストに見合う価値を提供してくれます。
ここでは、どのようなタイプの方がスクールを有効活用できるのかを4つの角度から紹介します。
独学で一度挫折した経験がある人
書籍や無料教材で学び始めたものの、環境構築で詰まった、エラーが解決できなかったなどの理由で手が止まった経験がある方には、スクールの学習環境が向いています。質問できる相手がいる安心感は、学習継続の大きな支えになります。
最短ルートでキャリアチェンジしたい人
独学は時間が読めないのが最大のデメリットです。1年かかるか2年かかるかわからない状態では、転職のタイミングも計れません。スクールは学習期間と到達レベルが設計されているため、ゴールから逆算して動きたい方には効率的な選択肢です。
現役エンジニアのフィードバックが欲しい人
独学で書いたコードは、誰からもレビューを受けないまま自己完結してしまいます。現場で通用しない書き方を身につけてしまう危険があるため、プロからの指摘を受けられる環境は貴重です。
体系的な学習とポートフォリオ制作を同時に進めたい人
就職活動では、自分で開発した作品を提出することがほぼ必須です。スクールでは基礎学習と並行してポートフォリオ制作までカリキュラムに組み込まれているケースが多く、学習と就活準備を同時進行できる点が強みです。
後悔しないプログラミングスクールの選び方5つのポイント
後悔を避けるには、スクール選びに時間をかけることが一番の近道です。入会した後にスクールを変更するのは手間もお金もかかるため、最初の選択にこそ全力を注ぐべきです。
実はスクール選びで失敗する方の多くが、公式サイトのイメージや広告のキャッチコピーだけで判断してしまっています。そうではなく、自分の目的との相性、講師の質、サポート体制、費用面の制度活用まで、複数の視点から冷静に比較することが大切です。
ここから紹介する5つのポイントは、複数のスクールを同じ基準で比較するためのチェックリストとして使えます。気になるスクールがある方は、この項目に沿って調べてみてください。
学習目的とカリキュラム内容が合うか確認する
Web制作を学びたいのに業務系の言語を教えるスクールを選んでしまうと、お互いにとって不幸です。自分の目的(Web系、AI、ゲーム、業務システムなど)と、スクールが得意とする分野が一致しているかを必ず確認しましょう。
無料体験やカウンセリングで相性を見極める
公式サイトの印象と実際の雰囲気は違うことがよくあります。無料体験では、講座のレベル感、講師の対応、学習環境の使いやすさまでチェックしましょう。無料体験を用意していないスクールは候補から外しても問題ありません。
現役エンジニア講師が在籍しているかチェックする
講師が現役で開発現場に立っているかは、学べる内容の実用性を大きく左右します。公式サイトに講師の経歴が載っているか、カウンセリングで質問した際に具体的な回答が返ってくるかを確かめてください。
就職・転職サポートの実績と支援内容を比較する
転職が目的であれば、就職サポートの手厚さと実績が重要です。ポートフォリオの添削、模擬面接、求人紹介、企業との面接調整まで支援してくれるスクールを選びましょう。紹介企業の数や種類、過去の転職先の例も確認ポイントです。
給付金や返金保証などの制度を活用する
教育訓練給付金を使えば、受講料の最大80%(上限64万円)が国から支給されます。2024年10月からは賃金が5%以上上昇した場合に追加で10%という上乗せ制度も始まっており、うまく使えば自己負担を大幅に減らせます。対象講座かどうかは必ず公式サイトで確認してください。
スクールのビジネスモデルを知ればやめとけの裏側が見える
やめとけと言われる背景を本質的に理解するには、スクールがどのように利益を得ているかを知ることが近道です。収益構造によって、スクールが力を入れる部分と手を抜きがちな部分が変わってくるからです。
たとえば受講料が主な収益源のスクールと、人材紹介手数料が収益源のスクールでは、受講生に対する接し方や就職先の提案内容が大きく異なります。この違いを知らずに選んでしまうと、自分の目的と真逆の方向に進んでしまうことにもなりかねません。
ここでは、プログラミングスクール業界に存在する3つの主要なビジネスモデルを解剖し、それぞれの特徴と受講生として知っておくべき注意点を整理します。
以下がスクール業界の主なビジネスモデル3つの比較です。
| ビジネスモデル | 主な収益源 | 受講生側のメリット | 受講生側の注意点 |
|---|---|---|---|
| 受講料収益型 | 受講生からの授業料 | カリキュラムやサポートが充実 | 受講料が高額になりやすい |
| 人材紹介型(無料スクール) | 提携企業への人材紹介手数料 | 受講料が無料または低価格 | 就職先がSES企業中心に限定される |
| ハイブリッド型 | 受講料+人材紹介 | サポートの幅が広い | 紹介企業の内訳の確認が必要 |
受講料収益型スクールの特徴と見極め方
受講料そのものが収益の柱となっているスクールは、カリキュラムの質やサポート体制で他社と差別化する必要があるため、教材や講師への投資が手厚い傾向があります。
一方で、高額な料金に見合う中身があるかを自分の目で見極めないと、ブランド料を払っただけという結果になりかねません。相場より高いスクールを検討する場合は、なぜ高いのかを具体的に質問しましょう。
人材紹介型スクールの特徴と見極め方
無料スクールの多くは、卒業生を提携先の企業に紹介することで企業側から紹介手数料を受け取っています。一般的な人材紹介では年収の30%程度が相場とされてきましたが、IT人材の需要増によりエンジニア紹介料は50〜100%まで上昇しているケースもあると言われており、受講料収益以上に紹介手数料が主な収益源になっているスクールも存在します。
このモデルでは、スクールは卒業生を早く就職させることが最優先になります。そのため、紹介先の多くが未経験者を大量採用するSES企業に偏りやすい構造があります。SES自体が悪いわけではありませんが、自社開発企業を希望している方には合わないケースがあるので、契約前に紹介先の内訳を確認してください。
アフィリエイト型の比較サイトとの付き合い方
スクール比較サイトやランキング記事の多くは、アフィリエイト報酬で成り立っています。つまり読者がサイト経由でスクールに申し込むと、サイト運営者に紹介料が入る仕組みです。
このこと自体は問題ありませんが、報酬の高いスクールが上位に並びやすいバイアスがあることは知っておきましょう。複数のサイトを見比べ、公式情報や受講生の生の声も合わせて判断するのが賢い使い方です。
AI時代の2026年、プログラミングスクールに通う価値は変わったのか
ChatGPTやGitHub Copilotの登場により、プログラミング学習のあり方は大きく変わりました。コードを書くこと自体はAIがかなりの部分を肩代わりしてくれるようになり、「プログラミングを学ぶ意味が薄れたのでは」と感じている方もいるかもしれません。
結論から言うと、AIの進化によってプログラミングを学ぶ意味は薄れるどころか、むしろ学び方の質が問われる時代になりました。AIが書いたコードを正しく評価し、修正し、実運用に耐える形に仕上げるには、人間側にも相応の理解力が必要です。
2026年の今、スクールに通う意味はどう変化しているのか、そしてこれからのスクール選びで新たに確認すべき基準は何かを整理していきます。
生成AIやノーコードで変化した学習のゴール
AIがコードを書いてくれる時代になり、とにかく構文を暗記する学習は意味が薄れました。今求められるのは、AIが出したコードをレビューし、エラーを特定し、設計意図を汲んで修正できる力です。
同時にノーコード・ローコードツールも普及しており、目的によってはコードを書かずに実装できるケースも増えました。どこまで学ぶべきかの線引きが難しくなっています。
それでも基礎理解が必要な本質的な理由
AIが生成するコードには間違いが混ざります。基礎を理解していない人は、そのバグを発見できず、意図しない動作をそのまま本番に流してしまう危険があります。
さらに、AIに適切な指示を出すためには、プログラミングの考え方やデータ構造の基本を押さえていることが前提条件です。AIがあるから学ばなくていいという発想は、むしろリスクを高めます。
AI時代に選ぶべきスクールの新しい基準
2026年にスクールを選ぶなら、以下の視点を新たに加えてください。
- AIツールを使いこなす実習がカリキュラムに含まれているか
- コードレビューやデバッグの演習に力を入れているか
- AIが書いたコードを評価する力を養う内容があるか
- 最新の開発トレンドに合わせてカリキュラムが更新されているか
古いカリキュラムのままのスクールは、どれだけ有名でも避けた方が無難です。
独学とプログラミングスクール、結局どちらを選ぶべきか
独学とスクールはどちらかを選ぶ二者択一ではなく、自分の状況に応じて使い分ける手段です。費用、時間、サポート、就職支援の有無など、両者には明確な違いがあり、それぞれに合う人・合わない人がいます。
ありがちな誤解は、独学イコール賢い選択、スクールイコール情報弱者の選択といった決めつけです。実際にはどちらも優劣があるわけではなく、自分のリソースや目標によって最適解が変わるだけの話です。
ここでは、まず両者の違いを表で整理したうえで、それぞれに向いている人の条件を紹介します。最後には、独学とスクールを組み合わせるハイブリッド型の選択肢もご提案します。
| 比較項目 | 独学 | プログラミングスクール |
|---|---|---|
| 費用 | 0〜数万円 | 10万〜100万円 |
| 学習期間 | 個人差が大きい | 3か月〜1年で設計 |
| 質問環境 | 基本的に自分で解決 | 講師やメンターに相談可能 |
| 挫折率 | 高い | サポートにより低減 |
| 就職サポート | なし | あり(スクールによる) |
| 向いている人 | 自走できる人 | 短期で結果を出したい人 |
独学が向いている人の条件
以下のすべてに当てはまる方は、独学から始めても問題ありません。
- 明確な学習計画を立てられる
- エラーに遭遇してもネットで調べながら解決できる
- 長期戦を前提に学習時間を確保できる
- 費用をとにかく抑えたい
スクールが向いている人の条件
反対に、次の条件に当てはまる方はスクールの活用が合っています。
- すぐに質問できる環境が欲しい
- 半年から1年以内に転職したい
- ポートフォリオを確実に仕上げたい
- 給付金を使って費用負担を抑えたい
独学とスクールを組み合わせるハイブリッド学習
意外と見落とされがちなのが、両方を組み合わせる学習スタイルです。最初の数か月は無料教材で基礎を固め、転職が見えてきたタイミングでスクールに入って就職サポートを活用する方法もあります。
最初から全部をスクールに任せる必要はありません。自分の予算と目標に合わせて、柔軟に手段を組み合わせましょう。
プログラミングスクールに関するよくある質問
ここまで読んで、スクールを検討するための材料はかなり揃ったはずです。しかし、いざ申し込もうとすると、さらに細かい疑問が湧いてくる方も多いでしょう。特に未経験からの転職可否、給付金の利用条件、働きながらの両立、年齢面の不安は、検討段階で多くの方が抱える共通の悩みです。
これらの疑問は、スクール側のカウンセリングで聞けば答えてもらえるものの、その場では冷静に質問しにくいこともあります。事前に代表的な疑問への回答を知っておけば、カウンセリングでも的確な追加質問ができるようになります。
ここでは、スクール検討時によく聞かれる4つの質問に、現役の情報をもとにお答えします。
未経験からでも本当にエンジニア転職できますか
20代であれば未経験からの転職は現実的な選択肢です。ポートフォリオの質と行動量次第で、自社開発企業やWeb系企業にも道が開けます。ただし、未経験からの初任給は年収300〜400万円台が相場で、即高年収を期待しすぎると現実とのギャップに苦しみます。経験を積んでスキルを高めていけば、年収500万円以上を達成することは十分可能です。30代以降は難易度が上がりますが、前職の経験を活かせる業界特化のエンジニアを目指すなど工夫の余地はあります。
給付金制度は誰でも利用できますか
いいえ、条件があります。専門実践教育訓練給付金の場合、雇用保険の被保険者期間が2年以上(初めて利用する場合)あることが主な条件です。離職者の場合も離職から1年以内であれば対象になります。利用可否はハローワークの支給要件照会で確認できます。
仕事と両立しながら受講できますか
夜間・休日対応のコースや、自分のペースで進められるオンラインコースを選べば両立は可能です。ただし、平日2時間+休日8時間程度の学習時間の確保は最低限必要です。事前に生活リズムを見直し、学習時間を捻出できるか確認してから申し込みましょう。
年齢制限はありますか
スクール自体に年齢制限はほとんどありません。ただし、転職市場では30代後半以降の未経験転職は難易度が上がるのが実情です。教育訓練支援給付金については、初回利用時は45歳未満という条件があるため、この点は事前にチェックしておきましょう。
まとめ:やめとけに振り回されず自分の状況に合った判断を
ここまで、プログラミングスクールがやめとけと言われる9つの理由から、後悔しないスクール選びのポイント、AI時代における学び方の変化まで幅広く解説してきました。
最後に、この記事で伝えたかった一番大切なことをまとめておきます。判断に迷ったときは、ぜひこの章を読み返してみてください。
やめとけの声には理由があるが一面的
ネット上のやめとけには、受講料の高さ、悪質スクールの存在、挫折率の高さなど、たしかな背景があります。しかし同じくらい、スクールを活用して人生を変えた人も存在するのが現実です。一方の声だけで判断するのは危険です。
判断基準は目的と行動量
スクールが合うかどうかは、料金でもブランドでもなく、自分の学習目的と行動量で決まります。目的が明確で行動量を確保できる方にとっては、スクールは最短ルートになります。逆に目的が曖昧な方は、独学でもスクールでも結果は出ません。
次にやるべき行動
もしスクールを検討するなら、まずは2〜3校の無料カウンセリングを受けてみることをおすすめします。実際に話を聞けば、パンフレットではわからない雰囲気や講師の質が見えてきます。
独学で試したい方は、ProgateやドットインストールなどのオンラインサービスでHTML・CSSから始めてみましょう。手を動かしてみて初めて、自分がプログラミングを続けられる人間かどうかがわかります。
やめとけの声に振り回されるのではなく、自分の目的と現状に合った選択肢を選んでください。その判断の積み重ねが、後悔のないキャリアにつながります。
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