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AIエンジニアを目指す人の本の選び方|段階別に6冊を紹介

本メディアはRaiseTech(PISTEC株式会社)が運営しています。

「AIエンジニアを目指すなら、どんな本を読めばいいでしょうか」
「本が多すぎて、どれから手をつければいいか分かりません」

この記事は、そんな迷いを持って「AIエンジニア 本」と検索したあなたのために書きました。

結論から言うと、本は「全体を見渡す地図」と「あとで引く辞書」として使うと効果が出ます。一方で、本を読み終えることが目的になると、学習は前に進みません。今の段階に合う1冊を選び、手を動かしながら読むことが大事です。

この記事では、本を選ぶ前に決めておく3つのこと、段階別に6冊の本、段階ごとの読み方、そして本だけで学ぶと止まりやすい壁までを解説します。紹介する本の書名・著者・価格は、すべて出版社の公式サイトで2026年9月15日に確認した内容です。

RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。未経験からのエンジニア転職を支援してきた現場で見てきたリアルな情報をもとにお伝えします。

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目次

結論|本は「地図」と「辞書」。本だけでは到達しない

最初に、本の役割をはっきりさせておきます。役割を取り違えると、何冊読んでも手応えが残りません


本の2つの役割(地図と辞書)と、本だけでは得られないもの

役割 使い方 向いている場面
地図 最初に通して読み、何があるかを把握する 学習の順番を決めたいとき
辞書 作っている途中で分からないことを引く 手を動かしていて詰まったとき
本では得られないもの 自分のコードへの指摘、作ったものが実務水準かの判断

3行目が大事です。本は著者から読者への一方通行です。自分が書いたコードのどこが問題か、作ったものが選考で通用するかは、本を読んでも分かりません。

また、言語を覚えることはスタートライン。現場で価値が出るのは、何を作るかを設計し、AIに正しく指示し、出力をレビューして品質を担保する力です。本はこの力の土台になる知識を与えてくれますが、力そのものは作る過程でしか身につきません。本は「読み終える」ものではなく「使う」ものだと考えてください。

→ 独学での進め方はAIエンジニアは独学でなれる?にまとめています。

本を選ぶ前に決める3つのこと

人から勧められた本をそのまま選ぶより、自分の状況に合う本を選ぶほうが結果につながります


本を選ぶ前に決める3つのこと。今の段階、目的、読み方

  • ① 今の段階:プログラミングの基本が書けるか、機械学習の考え方をひととおり知っているか。段階が合わない本は、易しすぎても難しすぎても止まります
  • ② 目的:仕組みを理解したいのか、仕事で使う視点を持ちたいのか、特定の領域を深めたいのか。目的によって選ぶ本が変わります
  • ③ 読み方:通して読むのか、必要な章だけ引くのか。最初から最後まで読む前提で選ぶと、分厚さに圧倒されて手が止まります

①について補足します。プログラミングの基本がまだ書けない段階なら、機械学習の本より先に、手を動かせる状態を作るほうが先です。この記事で紹介する本は、どれもプログラミングの基本がある程度書けることを前提にしています。

選ぶときは、書店や出版社のサイトで目次を先に見てください。目次の項目の半分以上が知らない言葉なら、今の段階には早い可能性があります。逆に、ほとんど知っている内容なら、次の段階の本に進んでかまいません。目次は、本の中身と自分の段階を照らし合わせる一番手軽な材料です。

数学については、概念の理解は必要ですが、数式を手で解く必要はほぼありません。本に数式が出てきても、最初は意味をつかむだけで進めてかまいません。必要になったときに戻れば十分です。

→ 数学がどこまで必要かはAIエンジニアに数学は必要?にまとめています。

段階別の6冊(2026年9月15日時点)

ここからは具体的な本を紹介します。書名・著者・出版社・発行日・価格は、すべて出版社の公式サイトの記載どおりです(2026年9月15日確認)。価格は改定されることがあるため、購入前に出版社のサイトで最新の情報を確認してください。


AIエンジニアを目指す人向けの段階別6冊の一覧。書名、出版社、発行日、価格

段階 書名 著者 出版社 発行日 価格(公式サイトの表示)
① 仕組みを手を動かして理解する ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装 斎藤 康毅 著 オライリー・ジャパン 2016年9月24日 3,740円
Pythonではじめる機械学習 ―scikit-learnで学ぶ特徴量エンジニアリングと機械学習の基礎 Andreas C. Muller、Sarah Guido 著、中田 秀基 訳 オライリー・ジャパン 2017年5月25日 3,740円
② 仕事で使う視点を持つ 仕事ではじめる機械学習 第2版 有賀 康顕、中山 心太、西林 孝 著 オライリー・ジャパン 2021年4月23日 3,300円
機械学習を解釈する技術 〜予測力と説明力を両立する実践テクニック 森下光之助 著 技術評論社 2021年8月4日 2,948円(本体2,680円+税10%)
③ 特定の領域を深める Kaggleで勝つデータ分析の技術 門脇大輔,阪田隆司,保坂桂佑,平松雄司 著 技術評論社 2019年10月9日 3,608円(本体3,280円+税10%)
大規模言語モデル入門 山田育矢 監修/著、鈴木正敏,山田康輔,李凌寒 著 技術評論社 2023年7月29日 3,520円(本体3,200円+税10%)

価格は2026年9月15日時点の各出版社公式サイトの表示どおりです。オライリー・ジャパンの価格欄には税込・税別の表記がないため、表示された金額をそのまま載せています。確認に使ったページ:オライリー・ジャパン(oreilly.co.jp)、技術評論社(gihyo.jp)の各書籍ページ。

表の段階は、この記事での使い分けの目安です。本の難易度を出版社が区分しているわけではありません。今の自分に合う段階の本を1冊選ぶ、という使い方をしてください。

電子版についても触れておきます。オライリー・ジャパンの3冊は、公式サイトで紙の本(Print)と電子版(Ebook)が同じ価格で表示されていました(2026年9月15日確認)。コードを打ちながら読む場合、画面を並べて見られる電子版が使いやすいこともあります。形式は、自分の読み方に合わせて選んでください。

発行日にも目を向けてください。この分野は技術の入れ替わりが速く、発行から年数が経った本は、紹介されている道具や手順が今と違う場合があります。一方で、仕組みの考え方や、仕事で使うときの判断の視点は、年数が経っても変わりにくい部分です。

段階ごとの読み方

同じ本でも、読み方で得られるものが変わります。それぞれの本の内容と、合わせて意識したい読み方を書きます。内容の説明は、出版社の紹介をもとにしています。


段階ごとの本の読み方。手を動かす、自分の題材に置き換える、必要な章から読む

段階① 仕組みを手を動かして理解する

『ゼロから作るDeep Learning』は、外部のライブラリに頼らずにディープラーニングを一から実装しながら、ニューラルネットワークや誤差逆伝播法、畳み込みニューラルネットワークなどの仕組みを学ぶ構成です(出版社の紹介による)。

『Pythonではじめる機械学習』は、機械学習用ライブラリ scikit-learn を使って、機械学習の基礎を段階的に扱う本です。特徴量エンジニアリングと、モデルの評価・改善に多くのページを割いていると紹介されています(出版社の紹介による)。

この段階の読み方は、書かれているコードを自分の手で打ち、動かしてから次に進むことです。読むだけで進めると、分かったつもりになっても、自分で書こうとしたときに手が止まります。

この2冊は2016年・2017年の発行です。扱っているニューラルネットワークや機械学習の基礎は変わっておらず、今も有効な内容です。一方で、ライブラリのバージョンなど環境まわりは発行時と異なる場合があります。コードが書かれたとおりに動かないときは、出版社や著者が公開している正誤表・サポートページを確認してください。

段階② 仕事で使う視点を持つ

『仕事ではじめる機械学習 第2版』は、機械学習のプロジェクトを「仕事で使う」という観点から整理した本です。第2版では、機械学習システムの開発と運用を統合する考え方(MLOps)、モデルの検証、バンディットアルゴリズム、オンライン広告での機械学習といった章が追加されています(出版社の紹介による)。

『機械学習を解釈する技術』は、予測精度が高い一方で中身が見えにくいモデルについて、なぜその予測になるのかを把握するための手法を扱う本です。実務では、分析する側がモデルの振る舞いを説明する責任を求められることが多い、という問題意識から書かれています(出版社の紹介による)。

この段階の読み方は、本に出てくる例を、自分の身近な業務や題材に置き換えて考えることです。「自分の職場ならどのデータで、何を判断したいか」と考えながら読むと、制作物の題材選びにもつながります。

段階③ 特定の領域を深める

『Kaggleで勝つデータ分析の技術』は、データ分析のコンペティションで活用される手法を整理した本です。特徴量の作り方、バリデーション、パラメータチューニングなどについて、一般的な解説書では触れられにくいポイントを扱っていると紹介されています(出版社の紹介による)。

『大規模言語モデル入門』は、大規模言語モデルを扱う入門書です。Pythonのライブラリを使ってモデルの操作や学習を行う内容が紹介されています(出版社の紹介による)。

この段階の読み方は、最初から通して読まず、今作っているものに必要な章から読むことです。領域を深める本は分量が多く、全体を読み終えてから作ろうとすると、作り始める前に時間が尽きます。

段階③に進むタイミングの目安は、段階①②の内容を使って、自分の題材で小さなものを1つ作り終えたときです。作った経験があると、深める本のどの章が今の自分に必要かを判断できます。

本で学ぶときの3つのコツ

どの段階の本でも共通して効く読み方があります


本で学ぶときの3つのコツ。1冊ずつ、手を動かす、読んだら作る

  • ① 同時に読むのは1冊まで:複数の本を並行すると、どれも中盤で止まります。1冊を「使い切って」から次に進むほうが、結果的に早く進みます
  • ② 動かさないコードは読まない:コードが載っている本は、打って動かすところまでを1セットにします。動かないときに原因を探す経験そのものが学習になります
  • ③ 読んだら小さく作る:章を1つ読んだら、その内容を使って自分の題材で小さく作ってみます。本の例題をそのまま動かしただけでは、選考で見せられるものになりません

③について補足します。選考で聞かれるのは「何を読んだか」ではなく「何を作り、なぜその設計にしたか」です。本で学んだ手法を、自分で選んだ題材に使った経験があれば、その理由を自分の言葉で話せます。

本を買う費用についても一言。何冊も先にまとめて買うより、今の段階の1冊を使い切ってから次を買うほうが無駄が出ません。読み終えないまま積み上がった本は、それ自体がプレッシャーになります。

読んだ内容の記録も残しておいてください。章ごとに「分かったこと」「分からなかったこと」「自分の題材で試したこと」を1〜2行ずつ書くだけで十分です。分からなかったことの一覧は、次に何を学ぶかを決める材料になり、試したことの記録は、面接で学習の過程を説明する材料になります。

→ 制作物の作り方はAIエンジニアのポートフォリオ作り方にまとめています。

本だけで学ぶと止まりやすい3つの壁

最後に、本を使って学ぶ人の多くがぶつかる壁を挙げておきます


本だけで学ぶと止まりやすい3つの壁。エラー、題材、方向の判断

  • ① 本のとおりに書いてもエラーで動かない:発行後にライブラリのバージョンが変わっていると、書かれたとおりに打っても動かないことがあります。原因が本の外にあるため、数日止まることがあります
  • ② 本の例題の次に何を作ればいいか決まらない:例題は動いても、自分で題材を決めて作る段階で手が止まります
  • ③ 今の方向が正しいか判断できない:作ったものが実務水準に届いているか、本を読んでも分かりません

①への対処として、出版社や著者が公開している正誤表・サポートページを先に確認する習慣をつけてください。紹介した本の中にも、正誤表やサンプルコードを公開しているものがあります。

②と③は、本の中に答えがない種類の壁です。自分の困りごとを題材にする、作ったものを人に見てもらう機会を作る、といった本の外での工夫が必要になります。

本の外での工夫には、読んだ本の内容を人に説明してみることも含まれます。勉強会で話す、記事に書く。説明しようとすると、自分が理解できていない箇所がはっきりします。本を「読んだ」から「使える」に変えるのは、こうした外に出す作業です。

→ 独学で止まる壁の越え方はAIエンジニアの独学は無理?限界になる3つの壁と越え方に、独学とスクールの比べ方は独学とスクールどっち?にまとめています。

未経験からAIエンジニアを目指すなら

本は、全体を見渡す地図としても、あとで引く辞書としても役に立ちます。ただ、本を読み進めても多くの人が同じところで止まります。書いたコードがエラーで数日動かない、何を作ればいいか決まらない、今の方向が正しいか分からない。この3つは、本の中には答えがありません。

未経験からエンジニアになった受講生の実績

「本当に未経験からなれるのか」は、実際になった人を見るのが一番早いです。いずれもAWS・Javaコースの卒業生ですが、「未経験から学び、ポートフォリオを作り、転職する」という道筋はAIエンジニアでも同じです。

事例①:完全未経験から半年でWebエンジニアへ|年収250万円→600万円

プログラミング完全未経験からJavaコースを受講し、受講開始から半年でWebエンジニアとして転職。年収は250万円から600万円へと2倍以上になり、フルリモート・残業ゼロの働き方を実現しました。

特筆すべきは「半年」というスピードです。特別な才能があったわけではなく、講義に毎週出席し、分からないことをその週のうちに質問で解消する、という当たり前のことを止めずに続けた結果でした。

赤松さんのインタビューを読む

事例②:30代後半・未経験からクラウドインフラエンジニアへ|初年度から年収600万円

30代後半、AWS未経験からAWSコースを受講。キャリアチェンジ後の最初の職場で年収600万円に到達し、フルリモートで働いています。

「30代後半では遅い」という不安を持つ方は多いですが、この事例はそれを覆しています。前職までの社会人経験は、エンジニアになってからもプロジェクトの進め方や顧客とのやり取りで強みになります。年齢は壁ではなく、むしろ武器になり得ます。

石川さんのインタビューを読む

事例③:AWSを武器に差別化|本業+副業で年収800万円・フルリモート

AWSコースで学んだスキルを武器に、フルリモート勤務のエンジニアとして転職。本業と副業を合わせて年収800万円を達成しました。

ポイントは「差別化」です。エンジニアの数は多くても、クラウドやAIといった需要の高い領域を扱える人は限られます。学ぶ領域を選ぶことが、そのまま市場価値の差になる。AIエンジニアを目指す方にとっても、まさに同じ構造が当てはまります。

まつもとさんのインタビューを読む

まとめ|今の段階の1冊を、手を動かしながら使い切る

この記事のポイントを3つにまとめます。

  1. 本は「地図」と「辞書」として使う。読み終えることを目的にせず、作る過程で使うものと考えてください。
  2. 選ぶ前に、今の段階・目的・読み方を決める。段階① 仕組みを手を動かして理解する、段階② 仕事で使う視点を持つ、段階③ 特定の領域を深める、の順に合う本が変わります。
  3. 本だけでは越えにくい壁がある。エラーで動かない、次に何を作るか決まらない、方向が正しいか分からない。本の外での工夫が必要になります。

紹介した本の書名・著者・価格は2026年9月15日に出版社の公式サイトで確認した内容です。購入前に最新の情報を確認してください。

学習の全体の流れはAIエンジニアになるには?、独学の進め方は独学でなれる?にまとめています。

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この記事を書いた人

RaiseTech運営事務局

RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。現場の実績をもとに、未経験からAIエンジニアを目指す方に向けた情報を発信しています。


監修

RaiseTech代表 エナミコウジ

エナミコウジ(RaiseTech代表)

  • ▫️ IT業界歴20年以上
  • ▫️ 経営者歴10年
  • ▫️ 現役エンジニア&スクール運営者
  • ▫️ スクール受講生2,500人以上
  • ▫️ 数百億規模の開発案件の初期メンバーとして参画
  • ▫️ 億単位の開発案件にプロジェクトマネージャーとして参画

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