石川さんは30代後半・プログラミング完全未経験から、AWSを中心に扱うSIerのクラウドエンジニアへ転職しました。前職は業務用コンピューターやサーバーの訪問修理で年収は約600万円。ただし夜間待機と休日当番込みの金額でした。入社時は契約社員で年収300万円と半減しましたが、5ヶ月で正社員登用され600万円相当に戻り、取材時点では900万円台に達しています。
腰のヘルニアをきっかけに動いた30代後半の転身を、動画の会話でたどります。
※発言は読みやすさのため、一部を整えて掲載しています。(4:35)などの表記は動画の該当箇所です。
目次
石川さんのプロフィール
| 前職 |
業務用コンピューター・サーバーの訪問修理(夜間待機・休日当番あり/プログラミングは完全未経験) |
| 年齢 |
受講・転職時 30代後半/取材時 42歳(石川県在住) |
| 受講コース |
AWSコース(2019年5月・初回開講の第1期生) |
| 転職活動期間 |
約3ヶ月(2019年8月開始 → 9月退職 → 12月入社) |
| 現在 |
AWSを中心に扱うSIerでクラウドエンジニア/マネージャー職(フルリモート) |
| 年収の変化 |
前職約600万円 → 入社時は契約社員で300万円 → 5ヶ月で正社員登用され600万円相当 → 現在900万円台 |
動画内で示された石川さんのプロフィール(0:40)。※この動画では石川さんの顔はアバターで表示されています
なぜ30代後半でキャリアチェンジしたのか
石川さんの前職は業務用コンピューターやサーバーの訪問修理で、IT業界の範疇ではあるもののハードウェア寄りの領域でした。年収は約600万円。ただし夜間待機と休日当番を組み合わせた金額で、しかも腰のヘルニアを患っていました。
RaiseTech
まず自己紹介をお願いします。
石川さん
石川と申します。年齢42歳です。石川の方に住んでおります。2019年にレイズテックを受講させていただきまして、その後同じ年にクラウドのエンジニアに転職して、クラウドエンジニア5年目になるところです。(0:32)
RaiseTech
転職する前は、どんなお仕事だったんですか。
石川さん
一応IT業界の範疇にはいたという形になるんですが、どちらかというと業務用コンピューターの訪問修理で。(1:52)
石川さん
会社でパソコンを買って保守をしてもらってるというのがあるんですけど、どうしてもメーカーに送る修理ではなくて、現場に来てほしいというリクエストがありますので。(2:00)
石川さん
そこに対して、お客様のところに訪問して修理をやるというようなところが、主な仕事です。(2:14)
RaiseTech
プログラミングのご経験はあったんでしょうか。
石川さん
CPUとかメモリとか、そういう基礎知識はあったんですけど、技術的なこと、何かプログラムができるとか、そういったことはもう完全未経験だった。(2:36)
RaiseTech
30代後半でのキャリアチェンジは、思い切った判断ですよね。
石川さん
主に年収を上げていきたいっていうところが1つ理由になりまして。前の会社もそれなりに金額はいただいてたんですが。(3:02)
石川さん
それに対してどうしても、夜間待機ですとか休日当番っていうものを組み合わせた上での年収だったので。(3:12)
石川さん
果たして平日の日中だけで合計した時の年収が良かったかというと、そういうところでもないので。ちゃんと平日日中だけ働いた上での年収を上げていくとなると、やっぱり転職になってしまう、という判断で。(3:24)
RaiseTech
当時の年収はいくらだったんですか。
石川さん
およそ600万ぐらいはいってます。(3:39)
未経験の技術職に移れば年収は下がる、という前提を確認する場面(4:13)
RaiseTech
それを捨てて未経験の技術職へ、というのは大きなリスクですよね。
石川さん
色々な要因が2つぐらいあるんですけど。実は1つは、腰のヘルニアを途中でやってしまいまして。(4:20)
石川さん
同じ仕事をもう10年20年続けていくところに、ちょっと迷いが生じた。(4:30)
RaiseTech
体を使うお仕事だったんですね。
石川さん
20kg、30kgのものを持つですとか、実はサーバー以外にも銀行のATMという部品とかもありまして。(4:52)
石川さん
1番重いものは100kgを超えるので、3人とかで運んだりするので。(5:00)
RaiseTech
もうひとつの要因は何だったんでしょう。
石川さん
業務上はそんなにやってなかったんですけど、私個人ではルーターとかネットワークっていうのを家の中で触ってるっていうのが、趣味でやっていたところもあるので。(4:36)
石川さん
そのAWSっていうのを見た時に、ちょっと自分の好きなところと相性がいいのかなっていうところも、実はあったっていうのが1つ。(4:44)
動機は年収そのものではなく、その中身でした。同じ600万円でも「夜間待機込み」か「日中のみ」かで意味が違う、という見方が判断の起点になっています。
学習はどう進めたか|当時、AWSを扱うスクールは1社だけだった
石川さんが受講したのは2019年5月、AWSコースの初回開講です。つまり第1期生にあたります。決め手は、テスト期間の資料をそのまま全部見せてもらえたことでした。
RaiseTech
受講の時期を教えてください。
石川さん
2019年5月が初回のAWSの講座っていうところで、そこに申し込ませていただいたと。(0:59)
RaiseTech
AWSに目をつけたのは、なぜだったんですか。
石川さん
レイズテックを受ける少し前に、実はAmazon EC2、AWSのサービスの1つですね、これについて名前を知ったっていうのが実はありまして。(7:26)
RaiseTech
名前を知ってから、実際に触ってみたんですね。
石川さん
その中でさらに言うと、1回触ってみようっていう気持ちの変化がありまして。1回触ってみたんですけど、サーバーが5、6分で提供されるっていうところに、正直びっくりして。(7:36)
RaiseTech
それまでのサーバー調達は、どれくらいかかっていたんですか。
石川さん
それまではやっぱり、どのメーカーさんもサーバーを発注してから届くまでに1ヶ月、そこからちょっと触れるようになるまでもう1週間ください、と。(7:56)
石川さん
大体1.5ヶ月っていうのは相場だと思うんです、短くても。(8:04)
RaiseTech
1.5ヶ月が5分に、というのは相当な差ですね。
石川さん
でも5分とかでサーバーが手に渡るっていうのを見て。私のその前の職業は、多分ポジションが減っていくだろうっていう判断の危機感のもとで、ここにベットしようっていう気持ちで動いた。(8:12)
RaiseTech
スクールはどうやって選んだんですか。
石川さん
まず第1段階として、当時オンラインサロンに入会をしたんですが、その時にエナミさんがレイズテックのサービスをこれから始めるんで、もし受けたい人はよろしくお願いします、というお話が。(5:47)
石川さん
それだけだと動かなかったと思うんですけど、さらに言うと、テスト期間のコンテンツを我々よりさらに前の方に受けてもらったっていう資料がありまして。(6:10)
石川さん
「これ全部見せるんで、これ見て受けるか決めてください」っていうのをいただいて、ざっくりと見せてもらったんですけど。「あ、確かにこれだとできそうだ」っていう判断で、レイズテックさんを選ばせてもらった。(6:22)
RaiseTech
他社との比較はされましたか。
石川さん
まず当時、AWSという観点では、レイズテックさん1社だけだったと思います。(6:50)
「AWSを学べるスクールがそこしかなかった」という時期の話です。ただ、決め手になったのは希少性ではなく、中身を先に確認できたことでした。
一番の壁と、どう越えたか|収入ゼロで転職活動をした3ヶ月
石川さんの場合、壁は学習よりも転職活動の進め方にありました。内定が決まる前の2019年9月に退職し、無職の状態で約3ヶ月活動しています。そして提示された条件は、契約社員・年収300万円でした。
内定前に退職したことを「背水の陣」と表現する場面(11:19)
RaiseTech
転職活動はいつから始めたんですか。
石川さん
夏にはもう始めていまして、8月にはもう少しずつ動き出していまして。(8:57)
RaiseTech
在職しながらの活動ではなかったんですね。
石川さん
実は、転職が決まる前の9月に前の会社を退職して、そこから無職の状態で次の仕事を探すという。(9:05)
RaiseTech
活動期間はどれくらいでしたか。
石川さん
転職をするという活動を約3ヶ月ですね。次の会社に入ったのが12月頭からで、実質2ヶ月ちょいぐらいは転職活動に注力してたと。(9:19)
RaiseTech
収入がゼロになるのは、不安ではなかったですか。
石川さん
ハローワークへ通ったりというのもやりましたし。(9:40)
RaiseTech
そこで別の職種を勧められることもありますよね。
石川さん
メンターみたいなところで「こういうところ受けてみませんか」っていう話も聞きつつ。とはいえ自分はAWSをやる会社に行きたいので、「受けます」とも言わずに「いいですね」っていう。(9:48)
RaiseTech
志望の軸は崩さなかったんですね。
石川さん
(AWSをやる会社が)大前提としてあって、それに絞り込んで。(10:08)
RaiseTech
なぜ、決まる前に辞めたんでしょう。
石川さん
これはもう、なんとなくとしか。もうやめたいなというか、行けそうな気がするっていうのが、なんとなくありまして。(10:30)
RaiseTech
「行けそう」と思えた根拠はあったんですか。
石川さん
AWSがやっぱり触れるようになってきて、その前の職業のコンピューターの知識があるっていうのも一定の自信ではないですけど、ちょっと根拠としてあったので。(10:45)
石川さん
それを合わせつつ頑張れば、どこかは行けるんじゃないかっていう。(10:55)
RaiseTech
腰の状態も、判断を後押ししたのでしょうか。
石川さん
腰の状態もあったので、早めに、やめれるんだったらやめた方が。(9:12)
内定より先に退職するのは、勧められる進め方ではありません。ただ石川さんの場合、腰の状態という「待てない事情」がその判断を後押ししていました。
転職活動のリアル|契約社員・年収300万円という条件
約3ヶ月の活動を経て決まった内定先の条件は、正社員ではなく契約社員でした。年収相当は300万円、前職のちょうど半分。契約は最長6ヶ月、更新は3ヶ月ごとという内容です。
RaiseTech
内定が出たのはいつでしたか。
石川さん
内定が出たのが2019年になりますね。で、12月入社。(11:24)
RaiseTech
入社時の雇用形態を教えてください。
石川さん
実は入社のタイミングは正社員ではなかったというのがございまして。契約社員という形で、まずは始めてみませんかという条件で。(13:43)
RaiseTech
年収でいうと、どれくらいの提示だったんでしょう。
石川さん
年収相当で言うと、300万ぐらいになります。(13:55)
RaiseTech
契約の期間はどうなっていたんですか。
石川さん
最長で6ヶ月っていうところが条件でして。更新は3ヶ月。(15:00)
RaiseTech
前職の半分ですよね。抵抗はありませんでしたか。
石川さん
ここはもう、私は覚悟の問題だと思っていて。仕事を変えるっていうことは、もう基本はゼロスタートだと思って、勉強させてもらうっていうところで。(14:30)
石川さん
事前にわかっていたことではあった、しっていうところで。(14:52)
RaiseTech
ご家族とは、どんな話をされたんですか。
石川さん
これは家族ともちょっと話をしたんですけど、勉強させてもらうつもりで、3年ぐらい行ってくるよっていう話をして、受けたというところです。(14:42)
半減する年収を「研修期間の授業料」と読み替えたこと。3年という時間軸を先に家族と共有していたことが、この条件を受けられた理由でした。
今の仕事と、変わったこと|300万円から900万円台まで
契約社員の期間は6ヶ月に届きませんでした。5ヶ月で繰り上げの正社員登用となり、年収は600万円相当に。その後マネージャー職に就き、取材時点では900万円台に達しています。働き方はフルリモートです。
RaiseTech
契約社員の期間は、どうなりましたか。
石川さん
実は繰り上げで、5ヶ月で正社員登用になりまして。(15:11)
石川さん
正社員になった時はもう600万相当に、なってますね。(15:24)
RaiseTech
未経験からいきなり600万円ですか。
石川さん
年齢とか経験に応じてのスキルのランクっていうのが社内で決まっていまして、そこに給与レードがあるので。私の今のところだと、ここっていうところで。(15:50)
RaiseTech
入社してからのキャリアは、どう進みましたか。
石川さん
いわゆる最初の1年目は、PMとかリーダーさんからの指示をもらいつつ、AWSでシステムを作っていく、指示作業っていうところが近いんですけども。(17:41)
石川さん
その後は自分でお客様と会話、要件定義というところで、どういうものをそもそも作りたいのか、目的は何ですかっていう確認のところから。(17:52)
石川さん
「じゃあAWSのサービスの中からこれをピックアップして使っていきましょう」と、基本設計みたいなところにまで入っていく。(18:05)
石川さん
最近はですね、もう3年ぐらいになるんですけど、ちょっとマネージャー職を拝命いただきまして。(18:22)
取材時点の年収が900万円台に到達していることが示される場面(18:50)
RaiseTech
いまの年収はどれくらいになりましたか。
石川さん
今は900万円台に、直近では行って。(18:44)
石川さん
国内企業です。(18:52)
RaiseTech
国内企業でこの水準は高いですね。
石川さん
AWSってやっぱりドルっていうところがあるので、そこの強みも今は出てるのかなと。(19:00)
RaiseTech
さらに上がる余地はあるんですか。
石川さん
会社の制度上はあります。(19:12)
石川さん
ただ、年収が上がるごとに責任の幅も増えてくるので、バランスで言うと、今のところまでぐらいかなっていうところは少しあると。(19:20)
RaiseTech
働き方はどう変わりましたか。
石川さん
本社は東京にある会社で、当時は出社の体制でした。2月ぐらいまではちゃんと出社してたんですが、そこから会社の方針で「出ないでください、リモートでお願いします」と。(11:35)
石川さん
その後プラス6ヶ月ぐらい、なんとか都内にいたんですけど、結局実家にいても変わらなくないっていう話になりまして。(12:24)
石川さん
上司と会話しまして「帰っても大丈夫ですよ」っていう話になったので、トータル9ヶ月ほど都内にはいたんですけど、そこから石川に戻ったという。(12:36)
石川さん
フルリモートがずっと続いているというような状態です。(12:53)
RaiseTech
現場で意外に役立ったものはありますか。
石川さん
かなりレイズテックのカリキュラムが生きてきたところがありまして。今レイズテックだとDiscordを使ってますけども、それと似たようなテキストコミュニケーションツールが転職先でもあったんですが。(16:38)
石川さん
このあたりのツールに慣れていたっていうのが、かなり大きかったなと思ってまして。(16:52)
石川さん
投稿に絵文字がつけられる、絵文字でリアクションができるっていうこの仕組みは、すでに経験があると、他の社員の方の反応に対してもリアクションできるし、もらったことに対しても素直に受け止められる。これって何だろうっていう疑問がないっていうのが、かなりアドバンテージになった。(17:00)
夜間待機も休日当番もなく、重量物も運ばない。前職と同じ600万円に戻った時点で、当初の目的はすでに達成されていました。
これから目指す人へ|石川さんからのメッセージ
最後に、これからIT業界を目指す人へのメッセージです。石川さんが挙げたのは、一人で抱え込まないことでした。
これから目指す人に向けてメッセージを話す場面(20:47)
RaiseTech
これから目指す方へ、メッセージをお願いします。
石川さん
IT業界を目指そうとしている皆さん、私はこの業界に入れて、非常に良かったなと思っています。(20:33)
RaiseTech
一人で進めるか迷っている方には、どう伝えますか。
石川さん
もし自分1人で達成することが難しそうだなと思う方は、ぜひ、あなたのことを真剣に考えてくれる仲間、もしくはスクールの皆さんとか、相談していただければと思います。(20:47)
RaiseTech
入社してすぐの頃は、技術的についていけましたか。
石川さん
最初はそんなに難しい仕事を振られるわけじゃないので、結構スムーズに仕事もこなしつつ、というところでしたね。(17:20)
RaiseTech
これからのビジョンはありますか。
石川さん
レイズテックの受講生を自分の会社にどんどん紹介していく、が実は当初からやりたかったんですけど、5年経った今でもできていないっていう状況なので、これは引き続きやっていきたいと思います。(19:58)
RaiseTech
ご自身のキャリアについては、どう考えていますか。
石川さん
ご自身のキャリア的なところでは、もう金額的にも行くところまで自分は行ってしまったかなと思ってますので。(20:12)
石川さん
あとは、じゃあこの年収を維持しつつ、どれぐらい働ける量を抑えていけるかっていうところは、チャレンジしていきたいかなと。(20:20)
年収を上げるフェーズを終え、次は働く量を減らすフェーズへ。30代後半で入った業界で、5年後にその選択ができる位置に立っています。
まとめ|この事例から学べる3つのこと
※コースのラインナップは時期によって変わります。最新の募集状況は公式LINEでお知らせしています。未経験から学び、ポートフォリオを作り、転職・独立するという道筋は、どのコースでも同じです。
| 学べること |
石川さんのケース |
| 年収の一時的な下落は、回復までの期間で見る |
前職600万円から契約社員300万円へ半減したが、5ヶ月で正社員登用され600万円相当に回復。現在は900万円台。すべて本業のみの金額 |
| 前職の「隠れた条件」を差し引いて比べる |
前職の600万円は夜間待機と休日当番込みの金額だった。同じ600万円でも、日中のみ・在宅・重量物なしという中身の違いが転職の目的そのものだった |
| 異業種の経験は、思わぬところで効く |
ハードウェアの知識に加え、スクールで慣れたテキストコミュニケーションの作法が現場で大きなアドバンテージになったと本人が振り返っている |
30代後半、完全未経験、地方在住。条件が揃わないように見えても、狙う領域を絞り込めば道はある、という事例です。
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この記事を書いた人
RaiseTech運営事務局
RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。現場で通用する技術を教えてきた知見をもとに、未経験からエンジニアを目指す方に向けた情報を発信しています。
監修
エナミコウジ(RaiseTech代表)
- ▫️ IT業界歴20年以上
- ▫️ 経営者歴10年
- ▫️ 現役エンジニア&スクール運営者
- ▫️ スクール受講生2,500人以上
- ▫️ 数百億規模の開発案件の初期メンバーとして参画
- ▫️ 億単位の開発案件にプロジェクトマネージャーとして参画
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