司法書士は、不動産登記や商業登記、相続手続きなど、暮らしと権利に深く関わる国家資格です。合格率は例年5%前後と難関ですが、働きながらでも通信講座を上手に使えば、独学より効率よく合格ラインに近づけます。とはいえ講座の数は多く、料金も10万円台から50万円超まで幅広いため、どこを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、2026年最新の情報をもとに、司法書士のおすすめ通信講座10選を合格率・料金・サポート内容で徹底比較します。失敗しない選び方の5つのポイントから、目的別の選び方、費用を抑える方法、挫折しないための続け方、よくある質問まで、後悔しない講座選びに必要な情報を網羅しました。
初めて法律を学ぶ初学者の方も、独学やほかの講座で伸び悩んで再挑戦したい学習経験者の方も、自分にぴったりの一校が見つかるようにくわしく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
司法書士の通信講座はどう選ぶ?失敗しない選び方の5つのポイント
司法書士試験は範囲が広く、学習期間も長期にわたります。だからこそ、講座選びの段階で自分に合うかどうかを見極めることが、合格への近道になります。ここでは失敗しないための5つのチェックポイントをお伝えします。
合格実績・合格率で選ぶ
まず注目したいのが、その講座の合格実績や合格率です。司法書士試験は例年、受験者に対する合格率が5%前後の難関です。法務省の発表によると、令和7年度(2025年度)試験の合格者は751人で、合格率は約5.2%にとどまりました。
そのなかで、アガルートは令和7年度試験で合格率28.6%、フォーサイトやTACも受講生の合格率30%超を公表しており、全国平均の5〜6倍の合格率をうたう講座もあります。ただし各社で集計方法が異なるため、数字だけを鵜呑みにせず、母数の取り方や「合格者数」「占有率」といった指標もあわせて確認しましょう。実績を長年積み上げてきた老舗か、近年急成長している新興かも判断材料になります。
料金と教育訓練給付制度で選ぶ
司法書士講座の料金は、スマホ完結型で10万円前後、大手予備校の総合コースで40〜50万円台と大きな幅があります。安ければよいわけではなく、テキストの質やサポート範囲、記述式対策の手厚さで価格が変わる点を理解しておきましょう。
費用を抑えたいなら、教育訓練給付制度の対象講座かどうかも要チェックです。厚生労働省の教育訓練給付金は、一定の条件を満たす人が指定講座を修了すると受講料の一部が支給される制度で、対象講座なら実質負担を大きく減らせます。あわせて、合格時に受講料が全額返金される「合格特典」や、早期申込割引・他校乗換割引なども比較すると、総額でお得な一校が見えてきます。
スマホ完結かテキスト中心か、学習スタイルで選ぶ
近年はスマホひとつで講義視聴から問題演習まで完結できる講座が増えています。通勤時間や休憩中のスキマ時間を得点に変えたい社会人には、スタディングのようなスマホ完結型が向いています。
一方で、紙のテキストに書き込みながらじっくり理解を深めたい人や、長時間画面を見続けるのが苦手な人は、フルカラーの製本テキストが充実したフォーサイトやユーキャンのような講座が合います。司法書士試験は暗記量が膨大なので、自分が毎日無理なく続けられる学習スタイルかどうかを軸に選ぶと、挫折しにくくなります。
質問サポートやフォロー体制で選ぶ
長期間の学習では、疑問をためこまずに解消できる環境が合否を分けます。質問サポートの有無や回数制限、返信スピードは必ず確認しておきたいポイントです。
講座によっては質問回数が無制限のところもあれば、一定回数までのところもあります。また、学習の進み具合を管理してくれるカウンセリングや、記述式答案の添削指導、直前期の答練・模試といったフォロー体制の充実度も差が出やすい部分です。特に司法書士試験で配点の大きい記述式は独学で伸ばしにくいため、添削や解説講義が付いているかを重視しましょう。
初学者向けか学習経験者向けかで選ぶ
司法書士講座には、法律をまったく学んだことのない初学者向けの入門総合コースと、一度学習した人が弱点を補強する学習経験者(中上級)向けコースがあります。自分のレベルに合わないコースを選ぶと、理解が追いつかなかったり、逆に物足りなかったりする原因になります。
初めて法律に触れる人は、基礎からていねいに積み上げる入門コースを選びましょう。すでに一通り学習した経験者やリベンジ組は、択一の知識を精緻化し、記述式や答練で得点力を鍛える中上級コースが効率的です。無料の資料請求やサンプル講義で、自分のレベルに合うかを試してから申し込むと安心です。
司法書士の通信講座おすすめ10選【2026年最新の比較一覧】
ここからは、2026年最新のおすすめ司法書士通信講座を10社紹介します。まずは料金・合格実績・特徴を一覧で比較してみましょう。気になる講座名をタップすると、くわしい解説へジャンプできます。
| 順位 | 講座名 | 料金(税込) | 合格実績・特徴 | 学習スタイル |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ![]() アガルート |
約139,000円〜 | 合格率28.6%・全額返金特典 | オンライン(動画+製本テキスト) |
| 2位 | ![]() スタディング |
69,300円〜99,000円 | スマホ完結・最安級のコスパ | オンライン(スマホ完結) |
| 3位 | ![]() 伊藤塾 |
約429,000円〜 | 合格者占有率が高い法律系の老舗 | 通信・通学 |
| 4位 | ![]() クレアール |
約340,000円〜(割引で20万円台) | 非常識合格法で範囲をしぼる | 通信(Web+音声) |
| 5位 | ![]() LEC東京リーガルマインド |
約503,000円〜 | 1979年創業・大手の合格実績 | 通信・通学 |
| 6位 | ![]() フォーサイト |
107,800円〜 | フルカラー教材・高い合格率を公表 | 通信(Web+製本テキスト) |
| 7位 | ![]() 東京法経学院 |
346,500円(割引・返金あり) | 司法書士特化・記述式に強い | 通信・通学 |
| 8位 | ![]() 資格の学校TAC(Wセミナー) |
約418,000円〜 | 合格率33.3%・通学と通信を選べる | 通信・通学 |
| 9位 | ![]() 辰已法律研究所 |
答練・模試パック中心 | 答練・模試の質に定評がある実戦派 | 通信・通学 |
| 10位 | ![]() ユーキャン |
169,000円 | 分かりやすい教材で始めやすい | 通信(Web+テキスト) |
1位:アガルート|合格率28.6%と業界トップクラスの実績で選ぶなら

| 運営会社 | 株式会社アガルート |
|---|---|
| 料金(税込) | 入門総合カリキュラム 約139,000円〜。単科講座は最安4,400円〜 |
| 合格実績 | 令和7年度試験で受講生の合格率28.6%(全国平均の約5.5倍) |
| 対象 | 初学者・学習経験者の両方に対応 |
| 学習スタイル | オンライン講義+製本フルカラーテキスト |
| 特典・割引 | 合格で全額返金+お祝い金3万円、他校乗換・再受講割引など最大20%OFF |
- 令和7年度で合格率28.6%という業界トップクラスの実績
- 合格すれば受講料が全額返金され、お祝い金3万円も受け取れる
- 大手予備校の総合コースより料金が抑えめでコスパが高い
- フルカラーの製本テキストと講師オリジナルの図表で理解しやすい
- 他校乗換割引や再受講割引など各種割引が充実している
- 通学して対面で質問できる校舎はなく、完全オンライン中心
- カリキュラムの情報量が多く、自己管理が苦手だと消化しきれない
当サイトが最もおすすめするのがアガルートです。最大の魅力は、令和7年度試験で受講生の合格率28.6%という圧倒的な実績と、それを支える教材・講師陣のクオリティにあります。全国平均の約5.5倍という合格率は、講座選びで実績を重視する人にとって大きな安心材料です。
料金は入門総合カリキュラムでも大手予備校の総合コースより抑えめで、合格すれば受講料が全額返金される合格特典まで付いてきます。つまり合格すれば実質無料で学べる可能性があり、モチベーションの維持にもつながります。テキストはフルカラーで、抽象的な登記の仕組みも図解で直感的に理解できるよう工夫されています。
さらに、他校からの乗換割引や再受講割引など各種割引制度が豊富で、キャンペーン期間中は全商品が割引になることもあります。オンライン完結型なので自己管理は必要ですが、実績・料金・特典のバランスを重視するなら、まず検討したい一校です。
アガルート公式サイトを見る2位:スタディング|スマホ完結で受講料を最安級に抑えられる

| 運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
|---|---|
| 料金(税込) | ベーシック69,300円/スタンダード89,100円/コンプリート99,000円 |
| 対象 | 初学者中心(スキマ時間で学びたい社会人に最適) |
| 学習スタイル | スマホ完結(講義動画・問題集・過去問すべてオンライン) |
| 記述式対策 | コンプリートコースは記述式の添削指導つき |
| 特典・割引 | 受講経験者向け更新版割引、合格お祝い金制度あり |
- 受講料が10万円以下から始められる業界最安級のコスパ
- 講義・問題演習・過去問がすべてスマホひとつで完結する
- 通勤や休憩などのスキマ時間を学習に変えやすい
- AI機能が復習タイミングを提案し、記憶の定着を助けてくれる
- コンプリートコースなら記述式の添削指導も受けられる
- 紙のテキストは標準では付かず、冊子は別料金になる
- 質問対応や個別サポートは大手予備校より手薄になりやすい
できるだけ費用を抑えつつ、忙しい合間に学習を進めたい社会人にぴったりなのがスタディングです。ベーシックコースなら69,300円、記述式添削まで含むコンプリートコースでも99,000円と、大手予備校の5分の1程度の料金で受講できます。
最大の特徴は、講義動画から問題集、過去問演習までがすべてスマホで完結する点です。専用アプリで通勤電車やお昼休みなどのスキマ時間を学習にあてられるため、まとまった机上の時間を確保しにくい人でも学習を積み上げやすくなります。AIが一人ひとりの理解度に応じて復習問題を出してくれる機能もあり、膨大な暗記が必要な司法書士試験と相性の良い設計です。
一方で、紙のテキストは標準では付かず冊子オプションは別料金になるため、書き込み中心で学びたい人は注意が必要です。コスパとスキマ学習を最優先するなら、まず候補に入れたい講座です。
スタディング公式サイトを見る3位:伊藤塾|法律系に強い老舗でコースの選択肢が豊富

| 運営会社 | 株式会社法学館(伊藤塾) |
|---|---|
| 料金(税込) | 入門講座 約429,000円〜(早期申込割引適用時)/通常499,000円前後 |
| 合格実績 | 合格者の多くが伊藤塾の講座を受講(高い合格者占有率を公表) |
| 対象 | 初学者・学習経験者の両方に対応 |
| 学習スタイル | 通信(Web)・通学の両方に対応 |
| 特徴 | スリーステップコースなどコース選択肢が豊富 |
- 司法試験・司法書士など法律系資格に長年の実績を持つ老舗
- 合格者に占める伊藤塾受講生の割合が高いと公表されている
- スリーステップコースなど目的に応じたコースが選べる
- 実力派講師による体系的な講義で理解の土台を作りやすい
- 通学と通信を組み合わせて学べる柔軟さがある
- 料金は大手予備校のなかでも高めの水準
- 情報量が多く、初学者はペース配分に工夫が必要
法律系資格の指導実績とブランド力で選ぶなら伊藤塾です。司法試験の受験指導で培ったノウハウを司法書士講座にも生かしており、合格者に占める伊藤塾受講生の割合の高さを公表しているのが強みです。
コースの選択肢が豊富で、基礎から段階的に積み上げるスリーステップコースをはじめ、学習ペースや到達度に合わせて複数のコースから選べます。早期申込割引を活用すれば、通常価格より数万円安く受講できるため、申し込み時期も意識しておきましょう。講師の講義は理解の本質にこだわった内容で、丸暗記に頼らず「なぜそうなるのか」を押さえたい人に向いています。
料金は高めですが、確かな指導力と実績、手厚い学習環境を重視する人にとっては投資に見合う一校といえます。
伊藤塾公式サイトを見る4位:クレアール|非常識合格法で出題範囲をしぼって効率学習

| 運営会社 | 株式会社クレアール |
|---|---|
| 料金(税込) | 初学者向けコース 約340,000円〜455,000円(早期割引で20万円台も) |
| 対象 | 初学者・学習経験者(効率重視の人) |
| 学習スタイル | 通信(Web講義+音声ダウンロード) |
| 特徴 | 合格に必要な範囲にしぼる「非常識合格法」 |
| 特典・割引 | 期間限定の割引価格・合格お祝い金など |
- 合格点突破に必要な範囲にしぼる「非常識合格法」で効率的
- 早期割引を使えば20万円台から受講できるコスパの良さ
- 音声ダウンロードで通勤中も繰り返し学習できる
- 短期合格を目指すカリキュラム設計になっている
- 質問サポートで疑問を解消しながら進められる
- 範囲をしぼる方針が、網羅的に学びたい人には物足りない場合がある
- 定価は高めで、割引前後の価格差が大きい
限られた時間で効率よく合格を目指したい人におすすめなのがクレアールです。合格に必要な範囲を徹底的に分析し、頻出論点にしぼって学習する「非常識合格法」を掲げており、働きながら短期合格を狙う社会人から支持されています。
料金は定価340,000円台からですが、時期による割引が大きく、キャンペーンを活用すれば20万円台で受講できることもあります。講義は音声ダウンロードに対応しているため、通勤中や家事の合間にも耳から復習でき、司法書士試験で欠かせない反復学習を習慣化しやすい設計です。
出題範囲をしぼる方針のため、すべてを網羅的に学びたい人には合わない場合もありますが、「合格ラインを最短で越える」ことを重視する人には効率的な選択肢です。
クレアール公式サイトを見る5位:LEC東京リーガルマインド|大手の合格実績と教材の完成度が高い

| 運営会社 | 株式会社東京リーガルマインド(LEC) |
|---|---|
| 料金(税込) | 初学者向け新全日制本科コース 約503,000円〜(早期割引あり) |
| 創業 | 1979年創業の資格予備校大手 |
| 対象 | 初学者・学習経験者の両方に対応 |
| 学習スタイル | 通信(Web)・通学の両方に対応 |
| 特徴 | 長年の受験データに基づく教材と豊富なコース |
- 1979年創業の大手で、長年の合格実績とノウハウが蓄積されている
- 受験データに基づいた完成度の高い教材が使える
- 初学者向けから学習経験者向けまでコースの選択肢が広い
- 通信・通学どちらも選べ、全国に校舎がある
- 答練や模試など直前期のアウトプット講座が充実している
- 総合コースは50万円前後と料金が高めになる
- 選択肢が多い分、自分に合うコース選びに迷いやすい
大手ならではの実績と教材の完成度を重視するならLEC東京リーガルマインドです。1979年創業と歴史が長く、長年の受験指導で蓄積したデータをもとに教材やカリキュラムが作り込まれています。
初学者向けの本科コースから学習経験者向けの上級コース、直前期の答練・模試までコースのラインナップが非常に豊富で、自分の到達度や残り期間に合わせて柔軟に組み合わせられます。通信(Web)と通学のどちらにも対応し、全国に校舎があるため、対面で質問したい人にも向いています。
総合コースは50万円前後と料金は高めですが、早期申込割引も用意されています。実績・教材・サポート体制のすべてで安定感を求める人に適した一校です。
LEC東京リーガルマインド公式サイトを見る6位:フォーサイト|フルカラーテキストとeラーニングで初学者も続けやすい

| 運営会社 | 株式会社フォーサイト |
|---|---|
| 料金(税込) | バリューセット 107,800円〜(単科は基礎・過去問各76,800円) |
| 合格実績 | 受講生の合格率33.33%を公表(累計受講者40万人以上) |
| 対象 | 初学者中心 |
| 学習スタイル | 通信(フルカラーテキスト+eラーニング「ManaBun」) |
| 特典・割引 | 資料請求割引・ダブルライセンス割引・合格お祝い金など |
- 10万円台から受講でき、大手より費用を抑えられる
- 受講生の合格率33.33%という高い数字を公表している
- 図解の多いフルカラーテキストで初学者でも理解しやすい
- eラーニング「ManaBun」でスキマ時間も活用できる
- 資料請求割引やダブルライセンス割引などお得な制度がある
- 司法書士に特化した通学サポートはなく通信中心
- 大手予備校ほどコースの選択肢は多くない
初めて法律を学ぶ人が、費用を抑えつつ続けやすさを重視するならフォーサイトです。バリューセットで107,800円からと10万円台で始められ、それでいて受講生の合格率33.33%という高い実績を公表しているコストパフォーマンスが魅力です。
最大の特徴は、図解やイラストを多用したフルカラーテキストと、スマホで学べるeラーニングシステム「ManaBun」の組み合わせです。抽象的になりがちな登記や法律の概念も、視覚的に整理されているため初学者でもイメージをつかみやすくなっています。ManaBunでは学習スケジュールの自動作成やスキマ時間での講義視聴ができ、忙しい人でも学習を継続しやすい設計です。
資料請求による割引や、ほかの資格とあわせて申し込むダブルライセンス割引、合格お祝い金などの制度も用意されています。教材の分かりやすさと価格のバランスで選びたい初学者にぴったりです。
フォーサイト公式サイトを見る7位:東京法経学院|司法書士に特化した専門予備校で記述式に強い

| 運営会社 | 株式会社東京法経学院 |
|---|---|
| 料金(税込) | 総合コース通常346,500円(キャンペーンで173,250円程度、合格で全額返金あり) |
| 対象 | 初学者・学習経験者の両方に対応 |
| 学習スタイル | 通信(Web・DVD)・通学に対応 |
| 特徴 | 司法書士・土地家屋調査士に特化、記述式対策に強み |
| 特典・割引 | 合格者への受講料全額返金制度など |
- 司法書士・土地家屋調査士に特化した専門予備校としての実績
- 配点の大きい記述式対策に定評がある
- キャンペーン価格や合格全額返金で実質負担を抑えられる
- 問題演習の量が豊富でアウトプット力を鍛えられる
- 長年蓄積された過去問分析に基づく教材が使える
- 教材のデザインは大手のフルカラー系よりシンプル
- コース体系がやや複雑で初学者は選びにくい面がある
記述式で確実に得点したい人や、専門予備校の実績で選びたい人に向くのが東京法経学院です。司法書士と土地家屋調査士に特化してきた予備校で、登記法の記述式対策に長年の強みを持つのが最大の特徴です。
料金は総合コースの通常価格が346,500円ですが、時期によってはキャンペーンで半額程度まで下がり、さらに合格すれば受講料が全額返金される制度も用意されています。条件を満たせば実質的な負担を大きく抑えて合格を目指せる点は、費用面での安心材料です。過去問分析に基づく豊富な問題演習で、司法書士試験の合否を分ける記述式の答案作成力を鍛えられます。
教材のデザインは大手のフルカラー系と比べるとシンプルですが、記述式の得点力を伸ばしたい学習経験者やリベンジ組には特に頼りになる一校です。
東京法経学院公式サイトを見る8位:資格の学校TAC(Wセミナー)|通学と通信を選べる大手のカリキュラム

| 運営会社 | TAC株式会社(司法書士講座はWセミナー) |
|---|---|
| 料金(税込) | 入門総合本科生 約418,000円〜 |
| 合格実績 | 2025年度合格率33.3%(全国平均の約6.4倍)を公表 |
| 対象 | 初学者・学習経験者の両方に対応 |
| 学習スタイル | 通信(Web・DVD)・通学の両方に対応 |
| 特徴 | 「山本オートマチック」など学習メソッドを選べる |
- 2025年度合格率33.3%と大手のなかでも高い実績を公表
- 通学と通信を自由に選べ、振替受講もしやすい
- 「山本オートマチック」など複数の学習メソッドから選べる
- 全国に校舎があり、対面で質問や相談ができる
- 早期申込割引など各種割引キャンペーンがある
- 総合コースは40万円台と料金が高めになる
- 人気講師の通学クラスは定員や日程に制約がある
通学と通信を柔軟に組み合わせたい人や、大手の合格実績で選びたい人に向くのが資格の学校TAC(司法書士講座はWセミナーブランド)です。2025年度試験で合格率33.3%を公表しており、全国平均の約6.4倍という高い数字が強みになっています。
大きな魅力は、「山本オートマチック」に代表される複数の学習メソッドから、自分に合うスタイルを選べる点です。理解重視で体系的に学びたい人も、記憶術を活用して効率的に進めたい人も、それぞれに合ったカリキュラムを選択できます。全国の校舎で通学受講ができるほか、Web通信への振替もしやすく、生活リズムの変化にも対応しやすい柔軟さがあります。
総合コースは40万円台と料金は高めですが、早期申込割引などのキャンペーンも実施されています。大手の安心感と対面サポートを求める人におすすめです。
資格の学校TAC公式サイトを見る9位:辰已法律研究所|答練・模試の質に定評がある実戦派

| 運営会社 | 株式会社辰已法律研究所 |
|---|---|
| 料金(税込) | 演習パック・記述完成パックなど(通信WEBで13万円台〜) |
| 対象 | 主に学習経験者・直前期の実力強化を図る人 |
| 学習スタイル | 通信(Web・DVD)・通学に対応 |
| 特徴 | 答練・模試の質と本試験に近い難易度に定評 |
| 強み | アウトプット中心で得点力・時間配分を鍛えられる |
- 答練・模試のクオリティが高く、実戦力を鍛えられる
- 本試験に近い難易度で、時間配分や解答戦略を練習できる
- 演習パックや記述完成パックなど目的別に選べる
- 司法試験指導で培った法律系のノウハウがある
- アウトプット量を確保したい学習経験者に向く
- 入門から手厚く導く初学者向けの総合講座は選択肢が限られる
- アウトプット中心のため、基礎固めは別途必要な場合がある
答練や模試で実戦力を磨きたい学習経験者・リベンジ組におすすめなのが辰已法律研究所です。司法試験・予備試験の指導で知られる法律系の予備校で、本試験に近い難易度の答練・模試の質に定評があります。
演習パックやリアリスティック記述完成パックなど、目的に応じたパック講座がそろっており、択一の総まとめから記述式の答案作成まで、アウトプットを軸に得点力を高められます。本番と同じ時間・形式で解く経験を積み重ねられるため、知識はあるのに本試験で得点が伸び悩む人が、時間配分や解答戦略を修正するのに役立ちます。
初学者を基礎からじっくり導く総合講座の選択肢は限られるため、基礎学習は別の講座で固め、直前期の実力強化に辰已の答練・模試を組み合わせる使い方が効果的です。
10位:ユーキャン|知名度と分かりやすい教材で学習をはじめやすい

| 運営会社 | 株式会社ユーキャン |
|---|---|
| 料金(税込) | 169,000円(キャンペーン時164,000円) |
| 標準学習期間 | 約15ヵ月 |
| 対象 | 初学者(基礎からじっくり学びたい人) |
| 学習スタイル | 通信(テキスト+Web教材) |
| 特徴 | 主要4科目に11ヵ月をかけてじっくり基礎固め |
- 通信教育の大手で知名度が高く安心感がある
- 初学者向けに分かりやすくかみ砕いた教材が使える
- 民法・不動産登記法など主要4科目にじっくり時間をかける構成
- 16万円台から始められ、大手予備校より費用を抑えられる
- 質問サポートや添削で疑問を解消しながら進められる
- 難関の記述式や上級対策は他社の専門講座より手薄
- 合格までには追加の演習・答練が必要になる場合がある
まずは無理なく基礎から学びはじめたい初学者に向くのがユーキャンです。通信教育の大手ならではの知名度と安心感があり、法律をまったく学んだことのない人でも取り組みやすい、分かりやすい教材が用意されています。
受講料は169,000円(キャンペーン時164,000円)と大手予備校より抑えめで、標準学習期間は約15ヵ月。民法・不動産登記法・商法・商業登記法という主要4科目に11ヵ月をかけてじっくり基礎を固める構成になっており、いきなり難しい論点に飛び込まず、着実にステップアップできる設計です。
一方で、司法書士試験で合否を分ける記述式や上級者向けの対策は、専門予備校と比べると手薄な面があります。基礎を固めたうえで、直前期には答練や模試を別途取り入れると合格の確度が高まります。学習の第一歩として始めやすい一校です。
ユーキャン公式サイトを見る【比較表】司法書士通信講座10社を料金・合格率で一覧比較
ここでは10社を料金・合格率・サポートの観点から整理します。数字はあくまで各社が公表・案内している目安であり、コースや時期の割引で変わるため、最終的には公式サイトの最新情報を確認してください。
受講料の安さで比較
受講料は、スマホ完結型のスタディングやフルカラー教材のフォーサイトが10万円前後と手ごろで、大手予備校の総合コースは40〜50万円台になります。ただし、東京法経学院やアガルートのように合格で全額返金される講座は、合格すれば実質負担が大きく下がる点も考慮しましょう。
| 講座名 | 料金(税込)の目安 | 価格帯の位置づけ |
|---|---|---|
| スタディング | 69,300円〜99,000円 | 最安級 |
| フォーサイト | 107,800円〜 | 安い |
| アガルート | 約139,000円〜 | やや安い(合格で全額返金) |
| ユーキャン | 169,000円 | 手ごろ |
| 辰已法律研究所 | 13万円台〜(パック) | 構成により変動 |
| 東京法経学院 | 346,500円(割引・返金あり) | 中〜高(実質は抑えやすい) |
| クレアール | 約340,000円〜(割引で20万円台) | 中〜高 |
| 資格の学校TAC(Wセミナー) | 約418,000円〜 | 高め |
| 伊藤塾 | 約429,000円〜 | 高め |
| LEC東京リーガルマインド | 約503,000円〜 | 高め |
合格率・合格実績で比較
司法書士試験の全国平均合格率は例年5%前後です。各社が公表する合格率はこれを大きく上回りますが、集計方法(母数の取り方)は会社ごとに異なるため、単純比較はできません。参考値として押さえたうえで、教材や講師との相性で選ぶのがおすすめです。
| 講座名 | 公表している合格実績の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| アガルート | 令和7年度 合格率28.6% | 全国平均の約5.5倍を公表 |
| フォーサイト | 合格率33.33% | 累計受講者40万人以上 |
| 資格の学校TAC(Wセミナー) | 2025年度 合格率33.3% | 全国平均の約6.4倍を公表 |
| 伊藤塾 | 合格者占有率が高い | 合格者に占める受講生割合を公表 |
| LEC東京リーガルマインド | 長年の合格者輩出実績 | 1979年創業の大手 |
| 東京法経学院 | 校舎により高い合格率を公表 | 記述式に強い専門予備校 |
サポート内容で比較
学習が長期にわたる司法書士試験では、質問対応や記述式の添削、直前期の答練・模試といったサポートの手厚さが重要です。記述式は独学で伸ばしにくいため、添削や解説講義の有無は必ず確認しましょう。
| 講座名 | 質問・添削サポート | 記述式・答練対策 |
|---|---|---|
| アガルート | 質問対応・カウンセリング | 記述対策・添削あり |
| スタディング | コンプリートは添削つき | 記述式添削(上位コース) |
| 伊藤塾 | 質問・カウンセリングが手厚い | 記述・答練が充実 |
| LEC東京リーガルマインド | 全国校舎で対面相談も可 | 答練・模試が豊富 |
| 東京法経学院 | 質問対応・添削あり | 記述式対策に強み |
| 辰已法律研究所 | 解説講義つきの演習 | 答練・模試の質に定評 |
【目的別】あなたに合う司法書士通信講座の選び方
同じ司法書士講座でも、重視するポイントによって最適な一校は変わります。ここでは代表的な4つのニーズごとに、特におすすめの講座を概要表・メリデメつきで紹介します。
とにかく費用を抑えたい人向け
コストを最優先するなら、スマホ完結で受講料を最安級に抑えられるスタディングが第一候補です。ベーシックコースなら7万円を切り、大手予備校の数分の1で司法書士対策を始められます。

| 料金(税込) | ベーシック69,300円〜コンプリート99,000円 |
|---|---|
| 学習スタイル | スマホ完結(テキストは別料金) |
| 費用面のポイント | 10万円以下から始められる最安級のコスパ |
- ベーシックなら7万円を切る圧倒的な安さ
- スマホ完結で紙代・通学交通費もかからない
- 合格お祝い金や更新版割引で追加費用も抑えられる
- 紙のテキストが必要なら冊子オプションの追加費用がかかる
- 手厚い個別サポートを求める人には物足りない場合がある
初期費用をできるだけ抑えて司法書士学習をスタートしたい人に、スタディングはぴったりです。費用を抑えた分を模試や答練にまわす、といった使い方もしやすく、コスト重視派の有力な選択肢になります。
スタディング公式サイトを見るはじめて法律を学ぶ初学者向け
法律の学習が初めてなら、図解の多いフルカラー教材で理解しやすいフォーサイトがおすすめです。10万円台という手ごろな価格ながら、初学者がつまずきやすいポイントをかみ砕いて解説してくれます。

| 料金(税込) | バリューセット 107,800円〜 |
|---|---|
| 教材 | フルカラーテキスト+eラーニング「ManaBun」 |
| 初学者向けのポイント | 図解中心で概念をイメージしやすい |
- フルカラーで図解が多く、法律初心者でも理解しやすい
- ManaBunが学習スケジュールを自動で組んでくれる
- 10万円台で始められ、初めての挑戦でも負担が軽い
- 上級・記述特化の対策は専門予備校よりは手薄
- 通学サポートはなく通信での自己管理が前提になる
何から手をつければいいか分からない初学者でも、フォーサイトなら教材とManaBunの学習計画に沿って進めるだけで、無理なく基礎を積み上げられます。分かりやすさと続けやすさを重視する人に向いています。
フォーサイト公式サイトを見る学習経験者・リベンジ組向け
一度学習した経験があり、記述式や答練で得点力を伸ばしたい人には、司法書士特化で記述式に強い東京法経学院が向いています。過去問分析に基づく豊富な演習で、あと一歩で合格に届かなかった弱点を補強できます。

| 料金(税込) | 総合コース346,500円(割引・合格全額返金あり) |
|---|---|
| 強み | 司法書士・土地家屋調査士特化、記述式対策 |
| 経験者向けのポイント | アウトプット量が多く弱点補強に向く |
- 配点の大きい記述式対策に定評があり得点力を伸ばせる
- 過去問分析に基づく豊富な問題演習でアウトプットを確保できる
- 合格全額返金制度で再挑戦の費用リスクを抑えられる
- 教材デザインは大手のフルカラー系よりシンプル
- コース体系がやや複雑で選択に迷いやすい
基礎知識はあるのに本試験で得点が伸び悩んでいるリベンジ組にとって、記述式に強い東京法経学院は心強い選択肢です。演習量を確保して弱点をつぶし、合格ラインを確実に越えたい人に適しています。あわせて、辰已法律研究所の答練・模試を組み合わせるのも効果的です。
東京法経学院公式サイトを見る働きながら合格を目指す社会人向け
仕事と両立しながら合格を狙うなら、実績と学習効率のバランスに優れたアガルートがおすすめです。オンライン完結で時間や場所を選ばず学べ、合格すれば全額返金される特典もモチベーションになります。

| 料金(税込) | 入門総合カリキュラム 約139,000円〜 |
|---|---|
| 合格実績 | 令和7年度 合格率28.6% |
| 社会人向けのポイント | オンライン完結+合格で全額返金 |
- オンライン完結で通勤時間や夜間にも学習できる
- 合格率28.6%の実績で、限られた時間でも合格を狙いやすい
- 合格で全額返金+お祝い金があり費用対効果が高い
- 完全オンラインのため学習ペースの自己管理が必要
- 情報量が多く、忙しい時期は計画的な消化が求められる
まとまった時間を取りにくい社会人でも、アガルートなら通勤や休憩などの時間を積み重ねて学習できます。実績・料金・特典のバランスがよく、働きながら効率的に合格を目指したい人に最適です。教育訓練給付制度の対象講座を選べば、さらに費用を抑えられる場合もあります。
アガルート公式サイトを見る司法書士の通信講座を使うメリット
独学ではなく通信講座を選ぶことには、費用や時間の面でしっかりとした理由があります。ここでは代表的な3つのメリットを紹介します。
独学より効率よく合格ラインに届く
司法書士試験は、民法・不動産登記法・会社法・商業登記法をはじめ11科目にわたり、合格までに必要な学習時間は一般に3,000時間程度とされる難関です。範囲が膨大なため、独学ではどこを重点的に学ぶべきか判断がつきにくく、効率が落ちやすくなります。
通信講座なら、プロの分析に基づいて出題頻度の高い論点から優先的に学べるため、限られた時間でも合格ラインに届きやすくなります。理解しづらい登記手続きや記述式の書き方も、講義や添削を通じて体系的に身につけられる点が独学との大きな差です。
予備校通学より費用と時間を抑えられる
通学型の予備校は、対面指導の安心感がある一方で、料金が高くなりがちで、通学のための移動時間も必要です。通信講座なら校舎運営コストが抑えられる分だけ受講料が安い傾向にあり、スマホ完結型なら10万円前後から始められます。
さらに、通学にかかる往復の時間をそのまま学習にあてられるのも大きな利点です。仕事や家事で忙しい人ほど、通信講座で「移動ゼロ」の学習環境を整えることが、合格までの時間短縮につながります。
質問サポートで疑問をためこまずに進める
独学の一番のつまずきは、分からないところを質問できず、疑問が積み重なって挫折してしまうことです。通信講座には質問サポートが用意されているものが多く、メールやチャットで講師に質問して、その場で疑問を解消できます。
特に司法書士試験は、条文の解釈や登記手続きの細部でつまずきやすいため、すぐに聞ける環境の価値は大きいものです。記述式の添削指導が付いている講座なら、自分では気づきにくい答案上の弱点も客観的に指摘してもらえます。
司法書士の通信講座で気をつけたいデメリット
メリットの多い通信講座ですが、事前に知っておきたい注意点もあります。対策とあわせて確認しておきましょう。
学習ペースの管理が自分まかせになりやすい
通信講座は好きな時間に学べる自由さがある反面、決まった授業時間がないため、学習ペースの管理が自分まかせになりがちです。忙しさにかまけて後回しにしていると、長期戦の司法書士試験では計画が破綻してしまいます。
対策としては、学習スケジュールを自動で組んでくれる機能(フォーサイトのManaBunなど)や、学習進捗を管理してくれるカウンセリングのある講座を選ぶのが有効です。毎日の学習を習慣化し、週単位・月単位で進捗を振り返る仕組みを作りましょう。
対面での質問や仲間づくりがしにくい
オンライン中心の通信講座では、その場で講師に対面で質問したり、同じ目標を持つ仲間と励まし合ったりする機会が少なくなりがちです。孤独感がモチベーションの低下につながることもあります。
この点は、通学クラスも選べるLEC東京リーガルマインドやTAC(Wセミナー)のような講座を選んだり、オンラインの受講生コミュニティやSNSで学習仲間とつながったりすることでカバーできます。質問サポートを積極的に活用し、疑問や不安をためこまない工夫が大切です。
通信講座で司法書士の勉強に挫折しないための続け方
長期戦の司法書士試験では、途中で挫折しないための工夫が合否を左右します。合格者に共通する続け方のコツを紹介します。
合格者に共通する学習スケジュールの立て方
合格者の多くは、本試験日から逆算して学習計画を立てています。司法書士試験は例年7月上旬に筆記試験が行われるため、そこから逆算して「いつまでに全科目を一巡させるか」「直前期にどれだけ演習時間を確保するか」を決めます。
必要学習時間の目安である3,000時間を確保するには、1日3時間の学習でも約3年、平日2時間・休日6時間ペースなら約2年が目安です。最初から完璧な計画を目指すより、まずは週単位で無理のない量を決め、進捗を見ながら調整していくのが続けるコツです。
中だるみしやすい時期とその乗り越え方
学習を始めて数ヶ月が経つと、最初のやる気が落ち着き、中だるみしやすい時期がやってきます。範囲の広さに圧倒されたり、模試で思うように点が取れなかったりして、モチベーションが下がりやすいタイミングです。
この時期を乗り越えるには、小さな達成感を積み重ねるのが効果的です。「今日は択一を10問解く」といった具体的で達成可能な目標を設定し、こなせたら記録に残しましょう。合格後の自分をイメージしたり、受講生コミュニティで近い立場の仲間と交流したりするのも、気持ちを立て直す助けになります。
スキマ時間を得点に変える復習のコツ
司法書士試験は暗記量が膨大なため、一度で覚えきろうとせず、繰り返し復習して記憶を定着させることが欠かせません。人の記憶は時間とともに薄れるため、学んだ内容を翌日・1週間後・1ヶ月後と間隔をあけて復習すると効率よく定着します。
スマホ完結型の講座なら、通勤電車やお昼休みなどのスキマ時間に一問一答や過去問を解けます。まとまった机上の時間だけでなく、細切れの時間をコツコツ積み重ねることが、合格に必要な知識量を無理なく身につける近道です。
独学と通信講座はどっちがいい?費用と合格率で比較
費用を抑えたい人ほど独学に惹かれますが、司法書士試験ではその判断が合否を分けることもあります。それぞれの向き不向きを整理しましょう。
独学が向いている人・向いていない人
独学は市販のテキスト代だけで済むため、費用を最小限に抑えられるのが最大の利点です。すでに法律の学習経験があり、自分で計画を立てて淡々と進められる人や、疑問を自力で調べて解決できる人には向いています。
一方で、法律をまったく学んだことがない初学者や、分からないところで手が止まりやすい人、モチベーションの管理が苦手な人には、独学はハードルが高くなります。司法書士試験は範囲が広く記述式もあるため、独学は挫折率が高くなりやすい点は理解しておきましょう。
通信講座で回収できる費用対効果
通信講座には数万円〜数十万円の受講料がかかりますが、合格までの期間を短縮できれば、その分だけ早く司法書士として働き始められます。司法書士は独立開業も可能な資格で、合格が1年早まれば、その1年分の収入機会を得られると考えることもできます。
さらに、合格で受講料が全額返金される講座や、教育訓練給付制度の対象講座を選べば、実質負担を大きく抑えられます。目先の受講料だけでなく、合格までの時間と合格後のリターンまで含めて考えると、通信講座の費用対効果は十分に見合うケースが多いといえます。
司法書士通信講座の費用を抑える4つの方法
高額に感じる受講料も、制度や割引を上手に使えば負担を減らせます。ここでは代表的な4つの方法を紹介します。
教育訓練給付制度を使う
会社員などで雇用保険に一定期間加入している人は、厚生労働省の教育訓練給付制度を利用できる場合があります。指定講座を受講・修了すると、受講料の一部が給付金として支給される制度です。
対象講座や給付率は制度の区分によって異なり、詳しい条件は厚生労働省の教育訓練給付金の案内や、住所地を管轄するハローワークで確認できます。申し込み前に、志望する講座が制度の対象かどうかと、自分が受給要件を満たすかをチェックしておきましょう。
早割・期間限定キャンペーンを狙う
多くの講座では、早期に申し込むほど割引率が高くなる「早割」や、期間限定のキャンペーンを実施しています。伊藤塾やLEC、東京法経学院などでは、早期申込割引で数万円〜十数万円安くなることもあります。
割引額は時期によって段階的に変わることが多いため、受講を決めたら早めに申し込むのがお得です。公式サイトのキャンペーン情報をこまめに確認し、割引の締切前に手続きを済ませましょう。
合格お祝い金・全額返金制度を活用する
アガルートや東京法経学院、ユーキャンなどには、合格すると受講料が全額返金されたり、お祝い金がもらえたりする制度があります。合格という明確な目標に対するご褒美になり、モチベーションの維持にも役立ちます。
ただし、返金やお祝い金には合格体験記の提出やアンケート協力などの条件が設けられているのが一般的です。申し込み前に、返金の条件や手続きの流れをよく確認しておきましょう。
分割払い・月額制を選ぶ
まとまった受講料を一括で用意するのが難しい場合は、分割払いや月額制に対応した講座を選ぶ方法もあります。フォーサイトのように月々1万円未満から始められる分割プランを用意している講座もあります。
分割払いは月々の負担を軽くできる一方で、支払い方法によっては分割手数料がかかることもあります。総支払額と手数料を確認したうえで、無理のない支払いプランを選びましょう。
司法書士の通信講座に関するよくある質問
最後に、司法書士の通信講座選びでよく寄せられる質問にまとめてお答えします。
通信講座だけで司法書士に合格できますか?
はい、通信講座だけで合格することは十分可能です。実際に、各社が公表する合格者の多くが通信講座の受講生です。重要なのは、講座のカリキュラムに沿って学習を続け、択一だけでなく記述式の演習まできちんとこなすことです。質問サポートや添削を活用して疑問をためこまなければ、通信でも合格ラインに到達できます。
合格までにどれくらいの勉強時間が必要ですか?
一般的に、合格までに必要な学習時間は3,000時間程度とされています。1日3時間の学習で約3年、まとまった時間を確保できれば2年程度で合格を目指す人もいます。ただしこれは目安であり、法律の学習経験や1日にとれる時間によって前後します。重要なのは総時間よりも、毎日の学習を継続して知識を定着させることです。
働きながらでも合格を目指せますか?
はい、働きながら合格している人は数多くいます。スマホ完結型のスタディングなど、スキマ時間を活用できる講座を選べば、通勤や休憩の時間を学習にあてられます。平日は短時間でもコツコツ続け、休日にまとまった時間を確保するなど、生活リズムに合わせた計画づくりがポイントです。働きながらの学習が向いている社労士など、ほかの法律系資格の通信講座の選び方も参考になります。
一番安い通信講座はどこですか?
今回紹介したなかで最も安いのはスタディングです。ベーシックコースなら69,300円(税込)から受講でき、記述式添削まで含むコンプリートコースでも99,000円と、大手予備校の数分の1の料金です。次いでフォーサイトが10万円台で、いずれもコストを抑えて始めたい人に向いています。ただし料金だけでなく、教材やサポートが自分に合うかもあわせて確認しましょう。
講座の受講期間はどれくらいですか?
多くの講座では、標準学習期間を1年〜1年半程度に設定しています。ユーキャンは標準約15ヵ月、フォーサイトやアガルートも1年前後で一巡できる構成が中心です。学習経験者向けのコースはより短期間の設計もあります。試験本番から逆算し、自分が確保できる学習時間に合った期間のコースを選びましょう。
途中で挫折しそうなときはどうすればいいですか?
まずは目標を小さく区切り、達成できたことに目を向けるのがおすすめです。「今日は択一を10問」など具体的で達成可能な目標を積み重ねると、自信を取り戻しやすくなります。学習計画を管理してくれるカウンセリングや、受講生コミュニティ・SNSで仲間とつながるのも有効です。行政書士など関連資格から段階的にステップアップして自信をつける人もおり、行政書士の通信講座とあわせて検討するのも一つの方法です。ひとりで抱え込まず、講座のサポートを頼りながら学習を続けていきましょう。
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