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「AIエンジニアっていくつも呼び名があるけど、何が違うの?」
「未経験から狙うなら、どの種類を目指せばいい?」
この記事は、そんな疑問を持って「AIエンジニア 種類」と検索したあなたのために書きました。
結論から言うと、AIエンジニアは「何を作るか」で4つの系統に分けられます。そして未経験から現実的に狙えるのは、そのうちの応用・組込み系です。
この記事では、4系統それぞれの役割と仕事内容、隣接職種との境界、未経験から入りやすい種類の見分け方までを解説します。読み終えたときに、自分が目指す先を1つに絞れる状態を目指します。
RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。未経験からのエンジニア転職を支援してきた現場で見てきたリアルな情報をもとにお伝えします。
AIエンジニアの種類は大きく4系統に分かれる
求人票には「機械学習エンジニア」「AIエンジニア」「MLOpsエンジニア」など、さまざまな職種名が並びます。呼び方は企業ごとにばらつきますが、やっていることは4つの系統に整理できます。

| 系統 | 何を作るか | 主な担当工程 | 求人の多さ |
|---|---|---|---|
| ① 応用・組込み系 | 既存のAIを載せた製品・業務システム | 要件定義/実装/評価/改善 | もっとも多い |
| ② モデル開発系 | 用途に合わせたモデルそのもの | データ設計/学習/精度改善 | 中程度 |
| ③ 基盤・運用系(MLOps) | 学習と推論を回し続ける仕組み | 基盤設計/自動化/監視 | 増加中 |
| ④ 研究系 | 新しい手法・アルゴリズム | 調査/実験/論文 | 限られる |
4つを分ける軸は「何を作るか」です。既存のAIを載せた製品を作るのか、モデルそのものを作るのか、それらを動かし続ける仕組みを作るのか、それとも手法そのものを作るのか。この軸で見ると、名前の違いに振り回されずに済みます。
系統は固定ではなく、比率で決まる
実際の仕事は、この4つがきれいに分かれているわけではありません。たとえば応用・組込み系の担当者が、必要に応じてモデルの調整も行い、推論環境の面倒も見る、という形は普通にあります。特に人数の少ない組織ではそうなります。
それでも系統を知っておく価値はあります。求人票を読むときに「この会社が自分に何を期待しているか」を判断できるからです。職業としての全体像は AIエンジニアとは?完全ガイド で解説しています。
4系統それぞれの役割と仕事内容
ここからは、4つの系統を1つずつ見ていきます。
① 応用・組込み系|既存のAIを製品や業務に載せる
もっとも人数が多く、求人も多い系統です。すでにあるAIモデルやAPIを使い、実際の製品や業務システムに組み込みます。社内文書の検索、問い合わせの一次対応、画像の判定、文章の要約といった機能がこれにあたります。
この仕事の中心は、モデルの中身ではありません。何を解決するのかを決め、使える品質まで持っていくことです。そのため、開発の基礎とAIの扱いの両方が必要になります。
具体的な業務のイメージを挙げます。問い合わせ対応を支援する機能を作る場合、まず過去の問い合わせを整理し、どの範囲までAIに任せるかを決めます。次に生成AIのAPIを呼ぶ処理を実装し、社内の文書を参照できるようにします。そのうえで、実際の質問で試し、答えられなかったものを記録して改善します。
この流れを見ると分かるとおり、作業の多くは通常のシステム開発と同じです。違うのは、正解が仕様書ではなく評価によって決まる点にあります。ここが面白さでもあり、難しさでもあります。
② モデル開発系|用途に合わせてモデルを作る
手元のデータを使って、用途に合ったモデルを作ります。需要予測、異常検知、レコメンドなど、汎用のAIでは精度が出ない領域で必要になります。データの設計と前処理に時間の大半を使うのが特徴です。
数理的な理解は他の系統より求められますが、数式を手で解けることが条件になるわけではありません。必要な数学の範囲は AIエンジニアに数学はどこまで必要? で整理しています。
なお、この系統は「AIエンジニア」ではなく「機械学習エンジニア」と呼ばれることが多い領域です。求人票でこの名前を見かけたら、モデルを作る比重が高いと考えてよいでしょう。
③ 基盤・運用系(MLOps)|学習と推論を回し続ける
モデルは作って終わりではなく、データが変われば精度も変わります。学習をやり直し、新しいモデルに入れ替え、性能を監視し続ける仕組みが必要です。それを作るのがこの系統です。
クラウド、CI/CD、監視といったインフラ寄りの知識がそのまま活きるため、インフラエンジニアからの転向が多いのが特徴です。詳しくは MLOpsとは? で解説しています。
生成AIの普及によって、この系統の重要性は上がっています。モデルを呼び出すだけなら難しくありませんが、利用量が増えたときのコスト管理、応答速度の担保、出力の記録といった課題は、運用の仕組みがないと手に負えなくなるからです。
④ 研究系|新しい手法そのものを作る
大学や企業の研究所で、新しいアルゴリズムやモデル構造を研究します。成果は論文や学会発表の形で出ます。募集の多くが修士・博士を前提としており、未経験からの中途採用で入る道はほとんどありません。
隣接職種との境界|どこまでがAIエンジニアか
AIまわりには、AIエンジニア以外にも複数の職種があります。重なる部分は多いのですが、「何に責任を持つか」で分けると整理できます。

| 職種 | 責任を持つもの | 成果の形 |
|---|---|---|
| AIエンジニア | AIを使う機能が動くこと | 実装されたシステム |
| データサイエンティスト | データから示唆を出すこと | 分析結果と提案 |
| MLOpsエンジニア | 学習と推論が回り続けること | 基盤と運用の仕組み |
| プロンプトエンジニア | 生成AIの出力の質 | プロンプト設計と評価 |
| データエンジニア | データが使える状態にあること | データ基盤とパイプライン |
この表で見ると、AIエンジニアの守備範囲がはっきりします。分析だけでも、基盤だけでもなく、AIを使った機能を動く形にするところに責任を持つのがAIエンジニアです。そのため、開発職としての力が土台になります。
規模が小さい組織ほど兼務になる
ここで挙げた職種がすべて別々に存在するのは、ある程度の規模の組織に限られます。人数の少ない会社では、1人が分析から実装、運用まで担当することも珍しくありません。
そのため、求人票の職種名だけで判断すると実態とずれます。業務内容の欄に書かれている工程を見るほうが確実です。データサイエンティストとの違いは AIエンジニアとデータサイエンティストの違い で詳しく比べています。
未経験から入りやすい種類はどれか
ここが、この記事でもっとも実用的な部分です。結論から言うと、未経験に開かれているのは応用・組込み系です。

| 系統 | 未経験からの現実性 | 理由 |
|---|---|---|
| ① 応用・組込み系 | ◎ 狙える | 開発職として入り、AI機能の担当になる形が取れる |
| ② モデル開発系 | △ 条件つき | データを扱った経験や統計の素養が求められやすい |
| ③ 基盤・運用系 | △ 経験者向け | インフラの実務経験があれば横から入れる |
| ④ 研究系 | × 進学が現実的 | 修士・博士が前提の募集が中心 |
応用・組込み系が狙える理由は2つあります。1つは、求人の母数が多いこと。もう1つは、求められる力の大半が通常の開発と共通していることです。つまり、Webアプリを作れる人がAIを扱えるようになれば、その時点で条件を満たします。
逆に、モデル開発系や研究系を最初から狙うと、学歴や実務経験の条件で書類選考を通らないことが増えます。実力の問題ではなく、募集の条件が合わないという理由です。入口を変えるだけで結果が変わることは多くあります。
「AIエンジニア」で求人を探すと見つからない理由
未経験向けの求人が見つからないという声は多いのですが、原因は多くの場合、探し方にあります。応用・組込み系の求人は、職種名が「ソフトウェアエンジニア」「バックエンドエンジニア」になっていることが多いからです。
求人を探すときは、職種名ではなくスキル名や業務内容で検索してみてください。「生成AI」「機械学習」「LLM」といった語で絞ると、開発職の求人の中に該当するものが見つかります。
もう1つ有効なのが、企業の技術ブログや採用ページを見る方法です。求人票には書かれていなくても、社内でAIをどう使っているかが分かります。AIを扱っている開発チームがあるなら、入社後に関わる可能性は十分にあります。
探し方の詳細は 未経験のAIエンジニア求人がない? で解説しています。
自分に合う種類の選び方
最後に、どの系統を目指すかの決め方です。好きな工程から逆算すると外れにくくなります。

- 作ったものを人に使ってほしい → 応用・組込み系
- 数字を上げる試行錯誤が好き → モデル開発系
- 止まらない仕組みを作りたい → 基盤・運用系(MLOps)
- 分析して示唆を出したい → データサイエンティスト寄り
- 手法そのものを作りたい → 研究系
逆に、避けたほうがよい決め方もあります。「年収が高そうだから」「かっこよさそうだから」という理由だけで系統を選ぶことです。どの系統も、日々の仕事の大半は地道な作業で占められています。工程そのものに関心が持てるかどうかが、続くかどうかを分けます。
最初から1つに絞らなくてよい
学習の段階で系統を決め切る必要はありません。実務に入ると、任される仕事によって自然と寄っていくからです。応用・組込み系で入った人が、データの扱いを任されてモデル開発寄りになる、という流れはよくあります。
むしろ最初に決めるべきは、系統ではなく土台を作る順番のほうです。どの系統でも、開発の基礎がないと先に進めません。
なお、言語を覚えることはスタートライン。現場で価値が出るのは、何を作るかを設計し、AIに正しく指示し、出力をレビューして品質を担保する力です。言語やライブラリの習得を目的にしてしまうと、どの系統に進んでも頭打ちになります。
学習の順番は AIエンジニアになるには?未経験からの完全ロードマップ で解説しています。
未経験からAIエンジニアを目指すなら
ここまで見てきたとおり、どの系統を目指すにしても、先に必要なのは開発の基礎です。ただ、その土台を独学だけで積み上げるのは簡単な道のりではありません。多くの未経験者が、エラーで数日止まる・ポートフォリオの題材が決まらない・いまの進め方が正しいのか分からない、という壁で離脱します。
RaiseTech(レイズテック)のAIエンジニア育成コースは、その壁を越えるために作られたオンラインスクールです。
- 現役AIエンジニアの講師に、受講期間中は質問無制限
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未経験からエンジニアになった受講生の実績
「本当に未経験からなれるのか」は、実際になった人を見るのが一番早いです。いずれもAWS・Javaコースの卒業生ですが、「未経験から学び、ポートフォリオを作り、転職する」という道筋はAIエンジニアでも同じです。
事例①:完全未経験から半年でWebエンジニアへ|年収250万円→600万円
プログラミング完全未経験からJavaコースを受講し、受講開始から半年でWebエンジニアとして転職。年収は250万円から600万円へと2倍以上になり、フルリモート・残業ゼロの働き方を実現しました。
特筆すべきは「半年」というスピードです。特別な才能があったわけではなく、講義に毎週出席し、分からないことをその週のうちに質問で解消する、という当たり前のことを止めずに続けた結果でした。
事例②:30代後半・未経験からクラウドインフラエンジニアへ|初年度から年収600万円
30代後半、AWS未経験からAWSコースを受講。キャリアチェンジ後の最初の職場で年収600万円に到達し、フルリモートで働いています。
「30代後半では遅い」という不安を持つ方は多いですが、この事例はそれを覆しています。前職までの社会人経験は、エンジニアになってからもプロジェクトの進め方や顧客とのやり取りで強みになります。年齢は壁ではなく、むしろ武器になり得ます。
事例③:AWSを武器に差別化|本業+副業で年収800万円・フルリモート
AWSコースで学んだスキルを武器に、フルリモート勤務のエンジニアとして転職。本業と副業を合わせて年収800万円を達成しました。
ポイントは「差別化」です。エンジニアの数は多くても、クラウドやAIといった需要の高い領域を扱える人は限られます。学ぶ領域を選ぶことが、そのまま市場価値の差になる。AIエンジニアを目指す方にとっても、まさに同じ構造が当てはまります。
まとめ|種類は4つ。未経験が狙うのは応用・組込み系
この記事のポイントを3つにまとめます。
- AIエンジニアは応用・組込み/モデル開発/基盤・運用/研究の4系統に分かれます。呼び名は企業ごとにばらつくため、業務内容で判断します。
- 未経験から現実的に狙えるのは応用・組込み系です。求人は開発職の名前で出ていることが多く、探し方を変えると見つかります。
- 最初から系統を絞る必要はありません。実務に入ると、任される仕事によって自然に寄っていきます。
まず決めるべきは系統ではなく、土台を作る順番です。具体的な進め方は AIエンジニアを目指すなら何から始める? で解説しています。
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