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「E資格とG検定、どっちを取ればいいですか」
「名前が似ていますが、何が違うのでしょうか」
この記事は、そんな疑問を持って「E資格 G検定 違い」と検索したあなたのために書きました。
結論から言うと、いちばん大きな違いは受験資格です。G検定は受験資格の制限がありませんが、E資格はJDLA認定プログラムを修了していないと申し込めません。費用も範囲も違いますが、この1点を知らずに「E資格を受けよう」と決めると、申込みの段階で止まります。
この記事では、2026年9月26日時点でJDLA(日本ディープラーニング協会)の公式ページを確認したうえで、2つの違いを項目ごとに比べ、どちらを先に取るべきか、取る意味がある人までを解説します。
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いちばんの違いは受験資格
G検定は制限なし、E資格は認定プログラムの修了が前提です。

JDLAの公式ページには、E資格の受験資格として「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」と明記されています(2026年9月26日確認)。認定プログラムとは、協会が定める基準とシラバスを満たすものとして認定された、高等教育機関や民間事業者の教育プログラムのことです。
一方、G検定の受験資格は「制限なし」です。オンライン試験も会場試験も同じです。
この違いから、実際の動き方が決まります。
- G検定:思い立ったら申し込める。試験対策も自分で進められます
- E資格:まず認定プログラムを探して受講する。受験までに数か月かかります
「来月受けたい」と思ってもE資格は受けられません。受験を考えるなら、逆算して認定プログラムの受講時期から決める必要があります。
項目ごとに比べる(2026年9月26日時点)
JDLA公式ページの記載どおりに並べます。

| 項目 | G検定 | E資格 |
|---|---|---|
| 位置づけ(公式の表現) | AI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のための検定 | ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力の認定 |
| 受験資格 | 制限なし | JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了 |
| 受験費用(税込) | 一般 13,200円/学生 5,500円 | 一般 33,000円/学生 22,000円/会員 27,500円 |
| 試験時間・出題数 | オンライン 100分・145問程度 会場 120分・145問程度 |
120分・100問程度 |
| 形式 | 知識問題(多肢選択式)。オンラインは自宅受験 | 知識問題(多肢選択式)。各地の指定試験会場 |
| 開催 | 2026年はオンライン年6回・会場年3回 | 年2回(2026年は2月・8月) |
費用の差は2.5倍です。さらにE資格は認定プログラムの受講料が別にかかります。ここが実質的な負担の中心になります。
開催回数の差も見ておいてください。G検定は年に何度も機会がありますが、E資格は年2回です。落ちたときの次の機会が半年後になるため、受験時期の計画が要ります。
なお、G検定は2023年7月から受験チケット制になっています。チケットの有効期限は購入から1年間で、期限内に予約しないと無効になり返金もされません。
→ それぞれの詳細はG検定とは・E資格とはにまとめています。
出題範囲の違い|「知っている」と「実装できる」
E資格はコードが出ます。ここが決定的な差です。

E資格の試験範囲(シラバスの大項目)は、公式に次のように示されています(2026年9月26日確認)。
- 数学的基礎:確率・統計/情報理論
- 機械学習の基礎
- 深層学習の基礎:順伝播型ネットワーク/最適化/正則化/畳み込みニューラルネットワーク/リカレントニューラルネットワーク/Transformer/汎化性能向上のためのテクニック
- 深層学習の応用:画像認識/物体検出/セマンティックセグメンテーション/自然言語処理/生成モデル/深層強化学習/深層学習の説明性
- 開発・運用環境:エッジコンピューティング/分散処理/アクセラレータ/環境構築
加えて、E資格には前提フレームワークがあります。公式には「試験開始時、試験問題が表示される前にPyTorchまたはTensorFlowを受験者に選択いただきます。選択していないフレームワークの問題は見ることができません。また、フレームワーク選択後の変更も不可」と記載されています。
つまり、どちらかのフレームワークで手を動かした経験が前提になっています。読んで覚えるだけでは対応しにくい試験です。
G検定のほうは「AIで何ができて、何ができないのか」「どこにAIを活用すればよいか」を理解するための検定と位置づけられています。実装よりも、判断のための知識を問う試験です。
→ 数学の必要範囲はAIエンジニアに必要な数学にまとめています。
受験者数と合格者数
公式が率では公表していないため、発表された人数をそのまま載せます。

| 試験 | 回 | 受験者数 | 合格者数 |
|---|---|---|---|
| G検定 | 2026年 第5回(2026年9月24日発表) | 14,908名 | 11,475名 |
| E資格 | 2026年 第1回(2026年3月13日発表) | 1,317名 | 911名 |
この2つの数字から計算すると、G検定はおよそ77%、E資格はおよそ69%になります。ただし、これは1回分の数字です。回によって変わるので「この試験の合格率はこれ」と受け取らないでください。
数字より注目したいのは受験者数の桁の違いです。G検定は1万人を超え、E資格は千人台です。受験資格の制限がそのまま母数の差になっています。
そして、E資格の合格率が一見高く見えるのは、認定プログラムを修了した人しか受けられないからです。全体から見れば、受験までにすでに絞り込みが起きています。
どちらを先に取るか
立ち位置で決まります。迷ったらG検定からです。

| いまの状況 | 先に取るなら | 理由 |
|---|---|---|
| AIをこれから学ぶ | G検定 | 受験資格がなく、用語の地図ができる。費用も抑えられます |
| 企画・営業などで、AIを使う側にいる | G検定 | そもそもE資格は実装者向け。活用の判断ができれば足ります |
| すでにPythonで機械学習を書いている | E資格 | 認定プログラムの受講が必要ですが、範囲は日々の作業に近い内容です |
| 転職の準備をしている(未経験) | どちらでもない | まず制作物を1つ。資格はそのあとで判断します |
4行目について補足します。未経験からの転職では、資格より制作物のほうが先に見られます。選考で聞かれるのは「何を作り、どう判断したか」で、資格の話はそこに添える材料です。学習の順番として資格を先に置くと、作る時間が後ろにずれます。
なお、E資格の認定プログラムについて、JDLAの公式ページには「厚生労働省の教育訓練給付制度や人材開発支援助成金の対象になっているものがあります」と記載されています。対象かどうかは講座ごとに違うので、受講を検討する際に個別にご確認ください。
→ 資格全体の位置づけはAIエンジニアの資格、給付金の整理はAI学習に使える給付金・補助金マップにまとめています。
資格を取っても埋まらないもの
どちらの資格も、測っているのは「知識」です。

| 資格で示せる | 資格では示せない |
|---|---|
| 用語と手法を体系的に知っていること | 何を作るかを決めたこと |
| 期限を決めて学び切れること | 詰まったときに原因を切り分けた経験 |
| 関心の方向 | 他人が読める形で残せること |
右の列は、試験の形式上どうしても測れません。言語を覚えることはスタートライン。現場で価値が出るのは、何を作るかを設計し、AIに正しく指示し、出力をレビューして品質を担保する力です。
だから、資格を取る計画を立てるときは「取ったあとに何を話すか」まで含めて決めてください。合格そのものが目的になると、面接で話す材料が増えないまま時間だけが過ぎます。試験勉強と並行して、小さくても1つ作っておくのが現実的です。
→ 制作物の作り方はポートフォリオの作り方、面接の準備はAIエンジニアの面接対策にまとめています。
よくある質問
E資格とG検定はどちらが難しいですか?
難易度を公式が比べていないため、単純な上下は言えません。ただしE資格は受験までにJDLA認定プログラムの修了が必要で、出題にPyTorchまたはTensorFlowを使った実装が含まれます。読んで覚えるだけでは対応しにくいぶん、準備にかかる時間と費用は大きくなります。
G検定を飛ばしてE資格を受けてもいいですか?
構いません。G検定はE資格の前提条件ではありません。E資格の受験資格は、JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していることだけです。すでにPythonで機械学習を書いている方であれば、G検定を挟まずに進めても不都合はありません。順番より、認定プログラムの受講時期から逆算することのほうが大切です。
独学でE資格は取れますか?
試験対策そのものは独学でも進められますが、受験資格を満たすにはJDLA認定プログラムの修了が必要です。完全な独学だけでは申し込めない、という点が他の資格と大きく違います。まずJDLAの認定プログラム一覧を見て、受講にかかる期間と費用を確かめ、受験したい回から逆算して受講の時期を決めてください。
資格があれば未経験でも転職できますか?
資格だけで決まる選考はほとんどありません。面接で聞かれるのは、何を作り、どう判断したかです。資格は関心の方向と、期限を決めて学び切れることを示す材料にはなりますが、制作物の代わりにはなりません。順番としては、自分で題材を決めたものを1つ作り、その説明ができる状態にすることを先にしてください。
受験費用や日程は変わりますか?
変わります。この記事の数値は2026年9月26日にJDLA公式ページで確認したものです。G検定は受験チケット制で有効期限が購入から1年間、E資格は年2回の開催です。日程も費用も改定されることがあるため、申し込む前に必ずJDLAの公式ページで最新の表示をご確認ください。
未経験からAIエンジニアを目指すなら
E資格は認定プログラムの修了が受験の前提です。ただし修了すれば受かるわけではなく、実装の手を動かした量で結果が変わります。
未経験からエンジニアになった受講生の実績
「本当に未経験からなれるのか」は、実際になった人を見るのが一番早いです。いずれもAWS・Javaコースの卒業生ですが、「未経験から学び、ポートフォリオを作り、転職する」という道筋はAIエンジニアでも同じです。
事例①:完全未経験から半年でWebエンジニアへ|年収250万円→600万円
プログラミング完全未経験からJavaコースを受講し、受講開始から半年でWebエンジニアとして転職。年収は250万円から600万円へと2倍以上になり、フルリモート・残業ゼロの働き方を実現しました。
特筆すべきは「半年」というスピードです。特別な才能があったわけではなく、講義に毎週出席し、分からないことをその週のうちに質問で解消する、という当たり前のことを止めずに続けた結果でした。
事例②:30代後半・未経験からクラウドインフラエンジニアへ|初年度から年収600万円
30代後半、AWS未経験からAWSコースを受講。キャリアチェンジ後の最初の職場で年収600万円に到達し、フルリモートで働いています。
「30代後半では遅い」という不安を持つ方は多いですが、この事例はそれを覆しています。前職までの社会人経験は、エンジニアになってからもプロジェクトの進め方や顧客とのやり取りで強みになります。年齢は壁ではなく、むしろ武器になり得ます。
事例③:AWSを武器に差別化|本業+副業で年収800万円・フルリモート
AWSコースで学んだスキルを武器に、フルリモート勤務のエンジニアとして転職。本業と副業を合わせて年収800万円を達成しました。
ポイントは「差別化」です。エンジニアの数は多くても、クラウドやAIといった需要の高い領域を扱える人は限られます。学ぶ領域を選ぶことが、そのまま市場価値の差になる。AIエンジニアを目指す方にとっても、まさに同じ構造が当てはまります。
まとめ|受験資格の差がすべての起点
この記事のポイントを3つにまとめます。
- G検定は受験資格なし、E資格はJDLA認定プログラムの修了が前提。E資格は思い立ってすぐには受けられません。受講時期から逆算する必要があります。
- 費用は一般で13,200円と33,000円(2026年9月26日時点)。E資格はこれに認定プログラムの受講料が加わります。
- E資格はPyTorchまたはTensorFlowを選んで受ける。手を動かした経験が前提の試験です。読んで覚えるだけでは対応しにくくなっています。
それぞれの詳細はG検定とは・E資格とは、資格全体の位置づけはAIエンジニアの資格にまとめています。
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