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AIエンジニアと機械学習エンジニアの違い|求人の見方で解説

本メディアはRaiseTech(PISTEC株式会社)が運営しています。

「AIエンジニアと機械学習エンジニアは、何が違うのでしょうか」
「求人でどちらを探せばいいのか分かりません」

この記事は、そんな疑問を持って「AIエンジニア 機械学習エンジニア 違い」と検索したあなたのために書きました。

結論から言うと、この2つは対等に並ぶ職種ではありません。AIエンジニアが広い総称で、機械学習エンジニアはその中の1領域です。だから「どちらが上か」ではなく「どこまでを担当するか」で見るのが正確です

この記事では、2つの関係、求人での名前の使われ方、仕事内容の重なりと分かれ目、必要スキルの違い、未経験から探すときの見方までを解説します。

RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。未経験からのエンジニア転職を支援してきた現場で見てきたリアルな情報をもとにお伝えします。

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目次

結論|対等な2職種ではなく、包含関係に近い

並べて比べる記事が多いので誤解されやすいのですが、この2つは同じ階層の言葉ではありません


AIエンジニアという総称と、その中に含まれる機械学習エンジニアなどの領域

AIエンジニア 機械学習エンジニア
言葉の性格 総称。AIを扱うエンジニアの総まとめ 領域を限定した呼び名
扱う技術 機械学習、生成AI、画像・音声、その組み合わせ データから学習するモデルが中心
求人での使われ方 幅が広い。実態は募集要項を見ないと分からない 比較的、業務が想像しやすい
近い呼び名 MLエンジニア(Machine Learning の略)

「AIエンジニア」の下に、機械学習エンジニア、生成AIを扱うエンジニア、画像や音声を扱うエンジニアなどが並んでいる、と考えてください。機械学習エンジニアは、その中で最も歴史が長く、輪郭がはっきりしている領域です

ただし、この整理は言葉の上での話です。実際の求人では、この階層関係どおりに名前が使われていません。次のH2で、そこを詳しく見ます。

→ 職種全体の地図はAIエンジニアとは?完全ガイドにまとめています。

なぜこの2つが対等に語られるのかにも、理由があります。「機械学習エンジニア」のほうが先に定着した呼び名で、そこへ後から「AIエンジニア」という広い言葉が入ってきたためです。生成AIが広まって、機械学習以外の技術を扱う仕事が増え、まとめて呼ぶ言葉が必要になりました。歴史の順序が逆なので、階層関係が直感的に分かりにくくなっています。

この経緯を知っておくと、古い記事に振り回されずに済みます。数年前の解説では、AIエンジニアと機械学習エンジニアがほぼ同義として扱われていることがあります。当時は機械学習以外の選択肢が少なく、実際にほぼ同義でした。いまは違います。

求人で見る違い|同じ仕事が両方の名前で出る

ここが実務上いちばん重要です。求人票では、同じ業務が両方の名前で募集されています


求人の職種名と、実際の業務内容のずれを示す図

よくあるずれを挙げます。

  • 「AIエンジニア募集」だが、実態は機械学習エンジニア:モデルの構築と運用が業務の中心。名前を広く取っているだけ
  • 「AIエンジニア募集」だが、実態は生成AIを使ったアプリ開発:モデルは作らず、既存のモデルを組み込んで機能を作る
  • 「機械学習エンジニア募集」だが、データ基盤の整備が中心:モデル以前に、データが集まる仕組みを作る比重が高い
  • 「MLエンジニア募集」で、AIエンジニアと同じ内容:略称を使っているだけで、中身は変わらない

したがって、探すときは職種名で絞り込まないでください。両方の名前で検索し、募集要項に書かれた業務内容で判断するのが確実です。名前で絞ると、条件が合う求人を見落とします。

募集要項で見るべき箇所も挙げておきます。

  • 担当する工程:課題定義から入るのか、モデル構築だけか、運用まで見るのか
  • 扱うデータ:自社に蓄積されたデータがあるのか、これから集める段階なのか
  • 本番で動いているものがあるか:検証で止まっている組織か、運用まで回している組織かで、身につくものが変わります

→ 求人の見方はAIエンジニア求人の探し方・見方で詳しく扱っています。

なぜ名前がずれるのかも書いておきます。採用側にも、この領域の呼び名が定まっていないからです。人事が広い言葉を選ぶこともあれば、現場が使い慣れた呼び名をそのまま出すこともあります。会社の規模や、その職種を採用した経験の有無でも変わります。名前のずれは、応募者の理解不足ではなく、業界側の事情です

実務上の対処は単純です。検索するときは、AIエンジニア/機械学習エンジニア/MLエンジニアの3つを並べて使ってください。そのうえで、条件が合いそうな求人を見つけたら、業務内容を読んで判断します。名前で先に絞ると、この段階に進めません。

仕事内容の重なりと、分かれるところ

重なりは大きく、分かれるのは「モデルを作るかどうか」の1点です


AIエンジニアと機械学習エンジニアの仕事内容の重なりと、分かれる部分

共通する仕事 機械学習エンジニアに寄る仕事 機械学習を使わないAIエンジニアに寄る仕事
課題を定義する
データを整える
本番で動く形にする
運用して改善する
手法を選んで学習させる
評価指標を設計する
学習し直す仕組みを作る
既存のモデルを組み込む
外部情報を参照させる
出力の品質を検証する

左の列が共通部分です。「データを整える」と「本番で動かす」は、どちらの名前で働いてもついて回ります。ここが仕事の大半を占めるのも共通しています。

「データを整える」が重い理由も具体的に書いておきます。実務のデータは、教材で使う整ったデータとは別物です。同じ意味の項目が別の名前で記録されている、途中で入力の仕様が変わっている、そもそも必要な項目が残っていない。こうした状態を、事業側に確認しながら整えていきます。地味ですが、この工程の精度が最終的な結果を左右します。

中央と右の違いは、自分でモデルを学習させるかどうかです。近年は、既にあるモデルを組み合わせて機能を作る仕事が増えており、この場合は学習の工程が入りません。「AIエンジニア」の求人が幅広く見えるのは、この2種類が同じ名前で募集されているからです

どちらが良いという話ではありません。自分でモデルを作りたいのか、使って届けたいのかで、選ぶ求人が変わります

もう1点、両者に共通する誤解を潰しておきます。どちらも、新しいアルゴリズムを考案する仕事ではありません。それは研究職の領域です。現場で求められるのは、既にある手法やモデルを、目の前の課題とデータに合わせて選び、動く形に落とすことです。この点で、2つはむしろ近い性格を持っています。

また、組織の規模によっても線引きが動きます。人数の多い組織では役割が細かく分かれ、モデル構築と本番化が別の担当になります。人数の少ない組織では、同じ人が課題定義から運用まで一気通貫で担当します。どちらの環境かで、身につくスキルの形が変わります。

→ 機械学習側の詳細は機械学習エンジニアとは?仕事内容とAIエンジニアとの違いに、既存モデルを組み込む側は LLMエンジニアとは? にまとめています。

必要スキルの違い

土台は共通で、上に積むものが分かれます


共通スキルと、機械学習エンジニア側・組み込み側それぞれで厚くなるスキル

共通の土台 機械学習エンジニア側で厚くなる 組み込み側で厚くなる
Python/SQL/Git/クラウド/データの前処理 手法の使い分け、評価指標、統計の基礎、学習の設計 APIの扱い、外部情報の接続、出力の検証、コストの管理

数学の必要度も違います。機械学習エンジニア側のほうが、手法の中身を理解する場面が多くなります。ただし、数式を自分で展開する必要があるわけではなく、指標や手法の意味を言葉で説明できる程度が求められます。

学習の順番については、どちらを目指す場合も同じです。共通の土台を先に固めてください。ここは変化が緩やかで、身につけた分がそのまま残ります。どちらに進むか決めきれていない段階でも、土台への時間は無駄になりません。

変化の速さにも差があります。組み込み側で使う道具は入れ替わりが速く、半年前のやり方が古くなることがあります。一方、機械学習側の基礎的な手法や評価指標は、比較的長く使えます。学ぶ対象を選ぶときは、この違いを意識してください。道具そのものより、検証の設計やコストの管理といった考え方の部分に時間を使うほうが、投資が目減りしません。

→ スキルの優先順位はAIエンジニアに必要なスキル一覧|優先順位つきで解説に、数学の範囲はAIエンジニアに数学は必要?にまとめています。

もう1つ、どちらの側でも抜けやすいスキルがあります。クラウドと運用の知識です。学習用の環境ではモデルやアプリが動くのに、外から呼び出せる形にはできない。この状態で応募すると、業務範囲の後半をまったく担えないことになります。共通の土台に含まれていながら、独学では最も後回しにされやすい部分です。

未経験から目指すならどう探すか

結論から言うと、職種名では絞らず、両方の名前で探してください


未経験から求人を探すときの手順。名前で絞らず業務内容で判断する

そのうえで、未経験からの入りやすさには差があります。

機械学習エンジニア寄りの求人 組み込み・活用寄りの求人
未経験可の求人 少ない 比較的ある
理由 失敗時の影響が大きく、教えながら任せる余地が小さい Web開発の経験が接続しやすく、必要な計算資源も小さい
示しやすい実績 予測モデルと、その評価の記録 動くアプリと、出力を検証した記録

3行目が実務上の差になります。組み込み側は、手元の環境でも実務に近いものが作れます。モデルを自分で学習させる必要がないためです。未経験の段階で見せられる制作物を作りやすいのは、こちらです。

とはいえ、最初にどちらかへ固定する必要はありません。土台が共通なので、あとから移れます。入りやすいほうから実務経験を積み、そこで関心が固まってから深めるのが現実的です。

迂回のルートも押さえておいてください。Web開発やインフラなどのエンジニア職に入り、社内でAI関連の業務に近づく進み方です。遠回りに見えますが、共通の土台にあたる部分(実装、Git、クラウド、本番運用)を実務で身につけられるため、結果的に速いことがあります。未経験可の求人が少ない領域では、この形がよく使われています。

→ 未経験採用の実態は未経験からAIエンジニアになれる?現実的なルートと失敗パターンにまとめています。

探すときの順番も提案しておきます。まず両方の名前で検索し、業務内容が自分の関心に合う求人を10件ほど集めてください。そのうえで、必須要件に共通して出てくる項目を並べると、いま何を埋めるべきかが見えます。求人を先に見ることで、学習の的が絞れます。教材から入るより、この順番のほうが速く進みます。

どちらを名乗るか|書類での見え方

応募書類で自分をどう呼ぶかにも、少しだけ違いが出ます


応募書類で職種をどう名乗るかの考え方

考え方は単純です。応募先が使っている言葉に合わせてください。「機械学習エンジニア募集」に対しては機械学習の経験を前に出し、「AIエンジニア募集」に対しては幅を示す。これだけで、読み手の負担が減ります。

ただし、できないことを名乗らないでください。モデルを自分で学習させた経験がないのに機械学習エンジニアとして応募すると、面接の技術的な深掘りで崩れます。「今できること」と「これから深めたいこと」を分けて書くほうが、結果として信頼されます

職務経歴書の書き方でも、同じ考え方が効きます。「AIエンジニア志望」とだけ書くより、どの工程を担当したいかまで書いてください。課題定義から入りたいのか、モデルの構築を担当したいのか、本番運用まで見たいのか。ここが書かれていると、読み手は配属をイメージできます。抽象的な志望より、具体的な担当希望のほうが検討されます。

もう1点、名前より中身です。選考で聞かれるのは、何を作り、なぜその設計にしたかです。職種名の選択で結果が決まることはありません。迷う時間があるなら、制作物を1つ完成させるほうが効きます。

入社後の見え方についても、1つだけ。職種名は、社内での評価軸にも影響します。機械学習エンジニアとして採用されれば、モデルの精度や設計で評価されます。AIエンジニアとして幅広く採用されれば、届けた機能の価値で評価されます。どちらの評価軸で働きたいかは、面接の逆質問で確認しておくとミスマッチが減ります。

最後に。言語や手法を覚えることはスタートラインで、現場で評価されるのは、何を作るかを設計し、AIに正しく指示し、出力をレビューして品質を担保する力です。この力はどちらの職種名でも同じように効きます。

→ 隣接する職種との違いはAIエンジニアとデータサイエンティストの違いでも整理しています。

→ 未経験からの手順はAIエンジニアになるには?未経験からの完全ロードマップにまとめています。

未経験からAIエンジニアを目指すなら

どちらの名前で応募するにしても、選考で見られるのは「作ったものと、その判断理由」です。独学だと、エラーで数日止まり、題材が決まらず、出来が実務水準か判断できないまま時期が来ます。職種名を決めるより先に、ここを越える必要があります。

RaiseTech(レイズテック)のAIエンジニア育成コースは、その壁を越えるために作られたオンラインスクールです。

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未経験からエンジニアになった受講生の実績

「本当に未経験からなれるのか」は、実際になった人を見るのが一番早いです。いずれもAWS・Javaコースの卒業生ですが、「未経験から学び、ポートフォリオを作り、転職する」という道筋はAIエンジニアでも同じです。

事例①:完全未経験から半年でWebエンジニアへ|年収250万円→600万円

プログラミング完全未経験からJavaコースを受講し、受講開始から半年でWebエンジニアとして転職。年収は250万円から600万円へと2倍以上になり、フルリモート・残業ゼロの働き方を実現しました。

特筆すべきは「半年」というスピードです。特別な才能があったわけではなく、講義に毎週出席し、分からないことをその週のうちに質問で解消する、という当たり前のことを止めずに続けた結果でした。

赤松さんのインタビューを読む

事例②:30代後半・未経験からクラウドインフラエンジニアへ|初年度から年収600万円

30代後半、AWS未経験からAWSコースを受講。キャリアチェンジ後の最初の職場で年収600万円に到達し、フルリモートで働いています。

「30代後半では遅い」という不安を持つ方は多いですが、この事例はそれを覆しています。前職までの社会人経験は、エンジニアになってからもプロジェクトの進め方や顧客とのやり取りで強みになります。年齢は壁ではなく、むしろ武器になり得ます。

石川さんのインタビューを読む

事例③:AWSを武器に差別化|本業+副業で年収800万円・フルリモート

AWSコースで学んだスキルを武器に、フルリモート勤務のエンジニアとして転職。本業と副業を合わせて年収800万円を達成しました。

ポイントは「差別化」です。エンジニアの数は多くても、クラウドやAIといった需要の高い領域を扱える人は限られます。学ぶ領域を選ぶことが、そのまま市場価値の差になる。AIエンジニアを目指す方にとっても、まさに同じ構造が当てはまります。

まつもとさんのインタビューを読む

まとめ|上下ではなく、担当する範囲の違い

この記事のポイントを3つにまとめます。

  1. 対等な2職種ではなく、AIエンジニアが総称で機械学習エンジニアはその中の1領域。「どちらが上か」ではなく「どこまで担当するか」で見てください。
  2. 求人では名前と実態がずれる。同じ業務が両方の名前で募集されるので、職種名で絞らず、募集要項の業務内容で判断してください。
  3. 未経験からは、既存モデルを組み込む側のほうが入りやすい。手元の環境でも実務に近い制作物が作れるためです。土台は共通なので、あとから移れます。

機械学習側の詳細は機械学習エンジニアとは?、全体像はAIエンジニアとは?完全ガイドにまとめています。

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この記事を書いた人

RaiseTech運営事務局

RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。現場の実績をもとに、未経験からAIエンジニアを目指す方に向けた情報を発信しています。


監修

RaiseTech代表 エナミコウジ

エナミコウジ(RaiseTech代表)

  • ▫️ IT業界歴20年以上
  • ▫️ 経営者歴10年
  • ▫️ 現役エンジニア&スクール運営者
  • ▫️ スクール受講生2,500人以上
  • ▫️ 数百億規模の開発案件の初期メンバーとして参画
  • ▫️ 億単位の開発案件にプロジェクトマネージャーとして参画

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