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「生成AIの資格って、どれを取ればいいんでしょうか」
「そもそも取る意味があるのか、判断できません」
この記事は、そんな疑問を持って「生成AI 資格」と検索したあなたのために書きました。
結論から言うと、いま個人が受けられる生成AI特化の資格は、実質的に「生成AIパスポート」が中心です。よく名前が挙がるJDLAの「Generative AI Test」は、2025年の第1回をもって終了しており、次回の開催予定はありません(2026年10月3日・公式サイトで確認)。この点を知らずに準備を始める人がいるので、最初に書いておきます。
この記事では、生成AI関連の資格の全体像、それぞれの受験料と日程、取る意味があるケース・ないケース、選び方、避けたい取り方を解説します。数字はすべて主催団体の公式サイトで確認し、確認日を明記します。公式に記載が無いものは書きません。
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生成AIの資格の全体像|いま受けられるもの
「生成AIの資格」と呼ばれるものは、2つの系統に分かれます。どちらを見るべきかは、目的で変わります。

| 系統 | 何を問うか | 該当するもの | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| リテラシー系 | 生成AIの仕組み、使い方、リスクや法務の知識 | 生成AIパスポート/G検定(AI全般) | 業務で使う人、全社員研修の一環 |
| 開発者系 | モデルを設計・実装する知識と技術 | E資格(AI全般・認定プログラムの修了が必要) | 作る側に回る人 |
生成AIに特化していて、個人が今すぐ申し込めるのは生成AIパスポートが中心です。G検定とE資格はAI全般を対象にした資格で、生成AI専用ではありません。
以下、それぞれを公式サイトの記載どおりに並べます。金額・日程はすべて2026年10月3日に確認したものです。変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新をご確認ください。
| 資格 | 主催 | 受験費用(税込) | 開催 | 受験資格 |
|---|---|---|---|---|
| 生成AIパスポート | 生成AI活用普及協会(GUGA) | 11,000円/学生 5,500円 | 年5回(2・4・6・8・10月) | 制限なし |
| G検定 | 日本ディープラーニング協会(JDLA) | 13,200円/学生 5,500円 | 2026年はオンライン年6回・会場年3回 | 制限なし |
| E資格 | 同上 | 記事内で後述(認定プログラムの受講料が別途) | 年2回 | 認定プログラムの修了が必要 |
| 同上 | 終了(次回の開催なし) | - |
Generative AI Test は終了している
JDLAの「Generative AI Test」は、公式サイトに「試験終了に伴い、次回試験の開催はございません。」と明記されています(2026年10月3日確認)。この資格を目標にして準備を進めている方は、計画を変更してください。

| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 現在の状況 | 試験終了。次回試験の開催はなし |
| 最後の開催 | 2025年第1回/2025年6月7日(土) |
| 試験時間 | 20分 |
| 問題数 | 択一式・多肢選択式 19問+記述式 1問 |
| 受験費用 | 2,200円(税込) |
| 合否基準 | 非公開(分野別得点率と解説のみ受験者に開示) |
検索するとこの試験の解説記事が多く出てきますが、記事の公開時期によっては、終了前の情報のままになっていることがあります。資格を調べるときは、主催団体の公式ページで現在も開催されているかを先に確かめてください。これは生成AI分野に限らず、新しい領域の資格全般に言えることです。
なお、合格率は公表されていません。合否基準そのものが非公開だったためです。終了した資格なので、いま調べる必要はありません。
すでに受験して合格している方への補足です。取得そのものが無効になるわけではありません。ただし、新しく受けられる試験ではなくなったため、これから学ぶ人に勧める対象からは外れます。職務経歴書に書く分には問題ありませんが、面接で「いま受けられるのか」を聞かれる可能性は想定しておいてください。
生成AIパスポート|いま中心になっている資格
個人が生成AIに特化して受けられる資格としては、現状これが中心です。公式サイトの記載を並べます(2026年10月3日確認)。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA) |
| 開催形式 | オンライン(IBT方式) |
| 試験時間/問題数 | 60分間/60問 |
| 出題形式 | 四肢択一式(適切あるいは不適切な解答を1つまたは複数選ぶ) |
| 受験費用 | 11,000円(税込)/学生 5,500円(税込) |
| 開催 | 年5回(2月・4月・6月・8月・10月) |
| 受験資格 | 制限なし |
| 合格率 | 81.2%(2026年8月試験の結果・公式発表) |
申込期間に注意してください。公式の年間スケジュールでは、たとえば2月試験の申込は前年10月1日から1月31日まで、受験期間は2月1日から月末までという形です。受験したい月の前月末で申込が締め切られるので、思い立ってすぐ受けられるわけではありません。
受験の流れも補足します。オンラインのIBT方式なので、会場に行く必要はありません。受験期間が当月の1日から末日までと幅があり、その間であれば自分の都合で受けられます。ただし問い合わせへの対応は平日の日中に限られると公式に記載があるので、不具合があったときのことを考えると、期間の終わり際を避けるほうが安全です。
合格率81.2%という数字の読み方も書いておきます。これは「簡単だから高い」というより、受ける人がある程度準備してから申し込む試験だからと考えるのが自然です。公式テキストとシラバスが公開されているので、範囲を絞って準備できます。
累計受験者数について、公式は「140,000名突破」と掲載しています。ただし公式の注記に「受験者数には、生成AIパスポート試験の受験者に加え、動画学習型の資格認定制度を利用した受講者を含みます」とあります。試験の受験者数そのものではない点は、押さえておいてください。
G検定・E資格との違い
生成AIだけを見るならパスポート、AI全般を扱うならJDLAの2つ、という分かれ方になります。

| 生成AIパスポート | G検定 | E資格 | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 生成AIに特化 | AI全般の知識 | AI全般の実装 |
| 受験費用(税込) | 11,000円/学生5,500円 | 13,200円/学生5,500円 | 別途、認定プログラムの受講が必要 |
| 受験資格 | 制限なし | 制限なし | 認定プログラムの修了が必要 |
| 開催 | 年5回 | 2026年はオンライン年6回・会場年3回 | 年2回 |
| 試験時間 | 60分 | オンライン120分/会場100分 | 記事内で後述 |
G検定の直近の結果も載せておきます。公式のお知らせによると、2026年 第5回は14,908名が受験し、11,475名が合格しています。この2つの数字から計算すると合格率は約77%です(率そのものは公式に掲載されていないため、計算した値です)。
E資格は、受けるまでのハードルが他の2つと大きく違います。JDLAが認定したプログラムを修了していないと受験できないためです。受講料が別途かかり、金額は事業者によって幅があります。
→ G検定の詳細はG検定とは?難易度・合格率・勉強時間、E資格はE資格とは?受験資格・難易度・合格率と実務での価値、認定プログラムの比較はE資格の認定プログラム全27件を比較にまとめています。
取る意味があるケース・ないケース
「資格を取れば転職できる」ではありません。ただし、意味が出る場面もはっきりしています。

| 意味があるケース | なぜ効くか |
|---|---|
| 社内で導入を進めたい | 提案するときの説得材料になります。リスクや法務の知識が体系で入るためです |
| 何から学べばいいか分からない | シラバスが学習の順番になります。範囲が区切られているのが利点です |
| 非エンジニアで、関心を示したい | 職務に直結しない立場なら、関心と行動の証明として機能します |
| 会社が受験料を補助している | 費用の負担が小さいなら、取っておいて損はありません |
| 意味が薄いケース | なぜ薄いか |
|---|---|
| エンジニアとしての転職で、これだけを材料にする | 選考で見られるのは作ったものです。資格は補足にしかなりません |
| 作るものを決めずに取る | 「取ったが何も作っていない」状態になりやすく、知識が定着しません |
| 複数を並行して取る | 範囲が重なります。1つ取って、作る側に時間を移すほうが進みます |
2つ目の表の1行目について補足します。資格が選考で不利に働くことはありません。問題は、資格しか材料が無い状態です。「勉強はしたが、何も作っていない」と受け取られると、関心の証明にはなっても、技術の証明にはなりません。資格と制作物はセットで考えてください。
1つ目の表と2つ目の表の違いは、「証明したい相手が誰か」です。社内や、技術以外の職種での評価なら資格は効きます。一方、エンジニアの選考では、何を作ったかが先に見られます。
選び方と、避けたい取り方
選ぶ順番は、資格から入らないことです。先に作るものを決めてから、足りない知識を資格の範囲で埋めてください。

| 自分の状況 | 向いている資格 |
|---|---|
| 業務で生成AIを使う/社内で導入を進めたい | 生成AIパスポート。範囲が実務の使い方とリスクに寄っています |
| AI全般の知識を体系で入れたい | G検定。生成AIだけでなく機械学習の全体を扱います |
| 作る側に回りたい | E資格。ただし認定プログラムの受講が前提です |
| まだ何も作っていない | 資格より先に、小さくても1つ作るほうが効果があります |
避けたい取り方も挙げます。
| 避けたい取り方 | なぜ避けるか |
|---|---|
| 終了した資格を目標にする | Generative AI Test のように、終了していることがあります。公式ページで現況を先に確認してください |
| 資格から学習を始める | 作るものが決まっていないと、知識が定着しません。順番が逆です |
| 複数を同時に狙う | 範囲が重なります。1つで十分です |
| 職務経歴書に資格だけを並べる | 見られるのは、何を知っているかではなく何をやったかです |
→ AIエンジニアの資格全般はAIエンジニアに資格は必要?、「資格は意味ない」という意見の中身はAIエンジニアの資格は意味ない?で分解しています。
未経験からAIエンジニアを目指すなら
資格の勉強で身につくのは知識で、選考で見られるのは制作物です。この2つは別物なので、資格を取っただけでは選考に進む材料が揃いません。作ったものが実務の水準に届いているかは、比べる相手がいないと判断できません。
未経験からエンジニアになった受講生の実績
「本当に未経験からなれるのか」は、実際になった人を見るのが一番早いです。いずれもAWS・Javaコースの卒業生ですが、「未経験から学び、ポートフォリオを作り、転職する」という道筋はAI関連でも同じです。
事例①:完全未経験から半年でWebエンジニアへ|年収250万円→600万円
プログラミング完全未経験からJavaコースを受講し、受講開始から半年でWebエンジニアとして転職。年収は250万円から600万円へと2倍以上になり、フルリモート・残業ゼロの働き方を実現しました。
特筆すべきは「半年」というスピードです。特別な才能があったわけではなく、講義に毎週出席し、分からないことをその週のうちに質問で解消する、という当たり前のことを止めずに続けた結果でした。
事例②:30代後半・未経験からクラウドインフラエンジニアへ|初年度から年収600万円
30代後半、AWS未経験からAWSコースを受講。キャリアチェンジ後の最初の職場で年収600万円に到達し、フルリモートで働いています。
「30代後半では遅い」という不安を持つ方は多いですが、この事例はそれを覆しています。前職までの社会人経験は、エンジニアになってからもプロジェクトの進め方や顧客とのやり取りで強みになります。年齢は壁ではなく、むしろ武器になり得ます。
事例③:AWSを武器に差別化|本業+副業で年収800万円・フルリモート
AWSコースで学んだスキルを武器に、フルリモート勤務のエンジニアとして転職。本業と副業を合わせて年収800万円を達成しました。
ポイントは「差別化」です。エンジニアの数は多くても、クラウドやAIといった需要の高い領域を扱える人は限られます。学ぶ領域を選ぶことが、そのまま市場価値の差になる。AI関連を目指す方にとっても、まさに同じ構造が当てはまります。
まとめ|受ける前に、まず現況を確かめる
この記事のポイントを3つにまとめます。
- Generative AI Test は終了している。公式サイトに「次回試験の開催はございません」と明記されています(2026年10月3日確認)。解説記事の情報が古いままのことがあるので、主催団体の公式ページで現況を先に確かめてください。
- 生成AIに特化して今受けられるのは、生成AIパスポートが中心。受験費用11,000円(税込)、年5回(2・4・6・8・10月)、合格率81.2%(2026年8月試験)。申込は受験月の前月末で締め切られます。
- 資格から学習を始めない。先に作るものを決め、足りない知識を資格の範囲で埋める順番にしてください。エンジニアの選考で先に見られるのは、資格ではなく作ったものです。
AIエンジニアの資格全般はAIエンジニアに資格は必要?、全体の流れはAIエンジニアになるには?未経験からの完全ロードマップにまとめています。
本記事の受験費用・日程・合格率は、2026年10月3日に各主催団体の公式サイトで確認した内容です。いずれも変更されることがあります。申し込みの前に、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。G検定の合格率(約77%)は、公式が発表した受験者数と合格者数から計算した値で、公式が率として掲載しているものではありません。
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