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「AIスクールの料金が17万円から80万円まで開いていて、何が違うのか分からない」
「給付金を使うと結局いくら払うことになるのか」
この記事は、金額で迷って「AIエンジニア スクール 料金」と検索したあなたのために書きました。
結論から言うと、給付金を使った実質負担は3万円台から40万円台です。ただしこれは条件をすべて満たした場合で、修了しただけならどの制度も50%止まりになります。判断は上限額ではなく、50%で計算した金額ですべきです。
この記事では、2026年10月1日に各社の公式サイトで確認した通常価格をもとに、5校の料金の内訳を分解し、下げる手段と、下げ方を間違えたときに起きることを解説します。
RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。自社も比較の対象に入れたうえで、公式サイトに書かれている金額だけを並べます。
料金はなぜ17万円から80万円まで開くのか
差の大半は、期間と学べる範囲の差です。ここを揃えないと比較になりません。

| スクール | 期間 | 公式に記載されている主な範囲 |
|---|---|---|
| RaiseTech | 4か月 | AI駆動開発(未経験向け) |
| テラキャン プログラミング | 4〜16週間 | Pythonの基礎文法、自然言語処理・深層学習、AIの知識・概念(NumPy・pandas・matplotlib・Keras) |
| スキルアップAI | 6〜18か月 | コースにより異なる。E資格対応。機械学習・ディープラーニング・数学・Python入門など |
| 侍エンジニア | 12〜24週間 | 基礎→応用→発展→実践の4段階。オリジナルAIアプリの開発まで |
| キカガク | 6ヶ月/8ヶ月 | 約1,500本の動画講座が受講し放題。AI・データサイエンス |
同じ「AIが学べるスクール」でも、扱う範囲はかなり違います。開発の周辺(クラウド・コンテナ・CI/CD)まで含むものと、Pythonと機械学習の基礎に絞ったものが混在しています。
どちらが優れているという話ではありません。短期間で基礎を押さえたいのか、開発まで含めて転職を狙うのかで、必要な範囲が変わります。目的が決まっていないまま金額だけを比べると、安いものを選んで足りなかった、ということが起きます。
範囲の違いは転職後にも効きます。既存の生成AIを業務システムに組み込む領域では、APIの扱い、外部データとの接続、クラウドでの運用が日常的に必要になります。金額だけを見て範囲を削ると、そのぶんを入社後に自分で埋めることになります。
比べる順番はこうです。①学びたい範囲を決める → ②その範囲を扱うコースに絞る → ③その中で実質負担額を比べる。この順番なら、安さで選んで範囲が足りなかった、という失敗を避けられます。
POINT
価格差は期間と範囲の差。先に範囲を決めてから、その中で実質負担を比べる。
料金で見る5つのポイント
見るのは表示価格ではなく、総額と、それが下がる条件です。5つに分けます。

① 公的制度を使う(最も効く)
厚生労働省の専門実践教育訓練は最大80%・年間上限64万円、経済産業省のリスキリング事業は最大70%・上限56万円です。下げ幅が桁違いなので、まずここから確認します。
ただしどちらの制度かで対象者が変わります。経産省の制度は「企業と雇用契約を結んでいる方で、転職を目指している方」が対象です。今の会社に残るつもりなら、専門実践教育訓練の指定を受けた講座から選ぶことになります。
手続きにも期限があります。専門実践教育訓練は原則、受講開始前までにハローワークでの手続きが必要です。申し込んでから知ると間に合いません。
② 学割を使う
学生なら、制度の次に効きます。RaiseTechは学割で598,000円(通常798,000円)と公式に記載があり、差額は200,000円です。テラキャン プログラミングは学割でコース料金総額より10,000円OFFです(2026年10月1日確認)。
対象になる条件は社ごとに違い、学生証の提示が必要な場合があります。学生の方は、まず学割の有無と条件を確認してから他の手段を検討すると効率的です。
③ キャンペーンは「あれば得」の位置づけにする
期間を区切って割引を行うスクールがあります。ただし内容も金額も時期によって入れ替わります。実際、同じスクールで数日のうちに別のキャンペーンに切り替わることがあります。
判断は通常価格で行ってください。キャンペーンを前提に予算を組むと、申し込む時点で終わっていた場合に計画が崩れます。使えたら得、くらいに置くのが安全です。本記事で確認できた内容は、記事末尾の注記に確認日つきで載せました。
④ 期間プランを適切に選ぶ
短いプランを選んで延長すると、結果的に高くなります。テラキャン プログラミングは延長が4週間あたり88,000円からです(2026年10月1日確認)。16週間プラン334,800円に対し、8週間プラン224,800円を2回延長すると400,800円になり、逆転します。
一方で、同社には8日間の無条件返金保証と、未利用期間の返金保証があります(学習支援提供費は1タームあたり55,000円)。早く終われば返ってくる設計なので、迷ったら長めのプランを選ぶという判断が成立します。返金の条件は社ごとに違うので、必ず公式で確認してください。
⑤ 修了できる条件かを先に見る
見落とされますが、金額に最も響きます。公的制度はどれも修了が支給の条件です。途中で離脱すると還元されず、支払った金額がそのまま残ります。
「安いコースを選んだが修了できなかった」場合、実質負担は最も高くなります。週に使える時間、質問できる時間帯、サポートの期限。この3つが自分の条件と合うかを、金額を比べる前に確認してください。
POINT
効く順は①制度 ②学割 ④プラン選び。③キャンペーンは当てにしない。⑤修了できなければ全額が残る。
→ 制度の条件と申請手順は専門実践教育訓練給付金でAI講座は最大80%が戻るで解説しています。
AIエンジニアスクールの料金比較5選
2026年10月1日時点で、個人が申し込めることを確認できた5校の通常価格です。入学金を含んだ総額でそろえました。

| スクール | 総額(税込・通常価格) | 入学金 | 延長料金 | 学割 | 使える制度 |
|---|---|---|---|---|---|
![]() RaiseTech |
798,000円 | なし | 記載なし | あり 598,000円(▲20万円) |
専門実践 最大80% |
![]() テラキャン プログラミング |
169,800〜334,800円 | 記載なし | 4週間 88,000円〜 | あり 総額より10,000円OFF |
経産省リスキリング 最大70% |
![]() スキルアップAI |
165,000〜737,000円 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 専門実践 50〜80% |
![]() 侍エンジニア |
728,000〜924,000円 (入学金を含む) |
99,000円 | 記載なし | 記載なし | 経産省リスキリング 最大70% 24週間は対象外 |
![]() キカガク |
公式サイトに記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 専門実践 最大80% |
※ すべて2026年10月1日に各社の公式サイトで確認した通常価格です。「記載なし」は公式サイトに記述を見つけられなかったことを示し、無料であることを保証するものではありません。キャンペーン価格は含めていません(記事末尾の注記を参照)。※ RaiseTechに入学金が無いことは運営者が確認しています(2026年10月3日)。
総額で最も低いのはテラキャン プログラミングの4週間プラン169,800円です。ただし4週間で学べる範囲と、4か月・18か月で学べる範囲は違います。金額だけを横に並べても、同じものを比べたことにはなりません。
表示されている金額に何が含まれるかも社ごとに違います。侍エンジニアには入学金99,000円がありますが、上の表は受講料と入学金を合わせた合計額です。受講料だけを表示しているページを見て比べると、総額では順位が変わります。
RaiseTech|学割の下げ幅が20万円

| 受講料(税込) | 798,000円 |
| 入学金 | 入学金なし(受講料のみ) |
| 教材費 | 公式サイトに記載なし |
| 延長料金 | 公式サイトに記載なし。修了後のサポートは無期限 |
| 学割 | 598,000円(通常比 ▲200,000円) |
| 返金制度 | 公式サイトに記載なし |
| 総額 | 798,000円(学割適用時 598,000円)。入学金が無いため受講料がそのまま総額 |
金額が下がる条件
- 学割で200,000円下がる。掲載5校のうち、学割の下げ幅が最も大きい
- 専門実践教育訓練の指定講座。80%到達時の実質負担は159,600円(指定番号 2712025-2620011-5)
- 在職のまま雇用を継続した場合も対象になるため、転職しない前提でも還元を受けられる
- サポートが修了後も無期限。延長という概念が無いため、追加費用が発生しない
金額に関する注意点
- 通常価格は掲載5校で最も高い。短期間で基礎だけ学びたい人には割高になる
- 給付を受けるには受講開始前までにハローワークでの手続きが必要。間に合わないと全額自己負担
- 80%に届くには、修了に加えて資格取得・就職・賃金5%以上アップまで必要。修了だけなら50%(399,000円)
- 学割の対象条件は確認が要る。社会人は適用されない
料金の観点では、学割の有無で判断が大きく変わる1校です。598,000円に対して80%還元が効けば、実質負担は119,600円まで下がります。学生であれば、掲載5校のなかで最も実質負担が小さくなる可能性があります。
社会人の場合は798,000円が起点です。ただし延長料金が無く、サポートが修了後も続くため、「予定どおり終わらなかったときの追加費用」が発生しません。これは総額を読みやすくする要素です。
テラキャン プログラミング|最安だが延長で逆転する

| 受講料(税込) | AIコース 4週間 169,800円/8週間 224,800円/12週間 279,800円/16週間 334,800円 |
| 入学金 | 公式サイトに記載なし |
| 教材費 | 公式サイトに記載なし |
| 延長料金 | 4週間(1ターム)あたり 88,000円〜 |
| 学割 | あり(コース料金総額より 10,000円OFF) |
| 返金制度 | 8日間の無条件返金/未利用期間の返金(学習支援提供費は1タームあたり55,000円) |
| 総額 | 169,800〜334,800円(実質負担 61,746〜121,746円) |
金額が下がる条件
- 通常価格が掲載5校で最も低い。4週間プランは169,800円から
- 公式が実質負担額を明示している(61,746〜121,746円)。計算しなくても目安が分かる
- 未利用期間の返金がある。想定より早く終われば、使わなかったターム分が戻る
- 1日の学習時間の目安が公式に示されている(16週間=1日1.5時間)。プラン選びを外しにくい
金額に関する注意点
- 延長すると逆転する。8週間224,800円を2回延長すると400,800円で、16週間334,800円を上回る
- 経産省のリスキリング事業なので転職が追加支給の条件。残る人は50%止まり
- 追加20%は「同社のキャリアサポート以外で転職した場合は対象外」。転職の経路まで条件に含まれる
- 「転職先の入社日までに受講修了が必要」。修了前に転職すると制度の対象外になる
料金の観点では、プラン選びを外すと最安でなくなる点が最大の論点です。週に使える時間から逆算し、足りなければ最初から長いプランを選んでください。未利用期間の返金があるため、長めを選んで早く終わらせるほうが期待値は高くなります。
還元の条件も読んでおく必要があります。修了・転職・経路・タイミングの4つがそろって初めて70%です。実質61,746円という数字は、この4つを満たした場合の金額です。
スキルアップAI|16.5万円から1コース単位で買える

| 受講料(税込) | ディープラーニング基礎 165,000円/Python経験者向け機械学習エンジニア 275,000円(eラーニング)〜330,000円(ライブ配信)/クラウドAIエンジニア 385,000円/Python未経験からはじめる機械学習エンジニア 462,000円/0から学ぶ機械学習エンジニア 737,000円 |
| 入学金 | 公式サイトに記載なし |
| 教材費 | 公式サイトに記載なし |
| 延長料金 | 公式サイトに記載なし |
| 学割 | 公式サイトに記載なし |
| 返金制度 | 公式サイトに記載なし |
| 総額 | 165,000〜737,000円(給付後の目安 33,000〜368,500円・公式掲載) |
金額が下がる条件
- 165,000円のコースから選べる。必要な領域だけを1コース単位で買える
- 公式がコースごとに給付後の金額を掲載している。自分で計算しなくても実質負担が分かる
- 専門実践教育訓練の指定講座。在職のまま雇用を継続した場合も対象になる
- 受講開始日を自分で決められるため、ハローワークの手続きに合わせられる(期限切れによる全額負担を避けやすい)
金額に関する注意点
- 18か月コースには「受講開始予定日が2026年7月31日までの受講期が対象」という注意書きが付いている。8月1日以降の開始は申し込み前に問い合わせが必要(2026年10月1日確認)
- コースを足していくと総額が積み上がる。最初から広く学ぶなら737,000円のコースを選ぶほうが安い場合がある
- 訓練期間が12〜18か月と長い。その間の学習時間というコストがかかる
- アプリ開発やクラウド運用まで含むコースは限られる。範囲を足すと追加費用になる
料金の観点では、「全部入り」を買わずに済むのが特徴です。ディープラーニング基礎だけなら165,000円、給付後は33,000〜82,500円まで下がります。E資格の対策として1コースだけ取る、という使い方ができます。
逆に、複数コースを重ねる前提なら総額を先に計算してください。1コースあたりが安くても、3つ取れば737,000円のコースと変わらなくなります。
侍エンジニア|入学金99,000円が別。24週間は制度の対象外

| 受講料(税込) | 集中12週間 661,000円/16週間 629,000円/24週間 825,000円 |
| 入学金 | 99,000円(受講料と別) |
| 教材費 | 公式サイトに記載なし |
| 延長料金 | 公式サイトに記載なし |
| 学割 | 公式サイトに記載なし |
| 返金制度 | 公式サイトに記載なし |
| 総額 | 集中12週間 760,000円/16週間 728,000円/24週間 924,000円(入学金を含む) |
金額が下がる条件
- 経産省のリスキリング事業の対象。16週間プランの実質負担は264,728円(通常価格と公式の支給上限から計算)
- 公式の料金表が受講料・入学金・合計の3つに分けて表示されている。総額を取り違えにくい
- キャンペーン実施時は通常価格との併記で表示されるため、割引前後が比べやすい
- マンツーマンで担当が固定。教え直しに時間を取られないぶん、期間内に終えやすい
金額に関する注意点
- 入学金99,000円が受講料と別。受講料だけを見て他校と比べると、総額で順位が変わる
- 24週間プランは給付金支給の対象外と公式に明記。924,000円が全額自己負担になる
- 経産省の制度なので転職が追加支給の条件。今の会社に残る人は上乗せ分を受け取れない
- すでに離職している人は対象にならない(公式の対象条件は「在職者であり、雇用主の変更を伴う転職を目指している方」)
料金の観点で最も重いのは、24週間プランが制度の対象外である点です。時間の確保が難しいから長いプランを選ぶ、という判断が、そのまま924,000円の全額自己負担につながります。
入学金も見落とされます。99,000円は受講料と別で、公式の料金表では合計として示されています。他社の「受講料のみ」の表示と並べると、比較が狂います。
キカガク|料金が公開されていない

| 受講料(税込) | 公式サイトに記載なし(無料説明会で案内) |
| 入学金 | 公式サイトに記載なし |
| 教材費 | 公式サイトに記載なし |
| 延長料金 | 公式サイトに記載なし。動画約1,500本は永久に受講し放題 |
| 学割 | 公式サイトに記載なし |
| 返金制度 | 公式サイトに記載なし |
| 総額 | 算出できない(説明会で確認が必要) |
金額が下がる条件
- 専門実践教育訓練の認定講座。卒業後に受講料の最大80%が還付(公式注記:適用上限額は64万円)
- 6ヶ月コース・8ヶ月コースのどちらも認定されている。期間で制度の可否が変わらない
- 動画約1,500本が永久に受講し放題。修了後に学び直すための追加費用が発生しない
- 無料説明会の参加者に有料講座のプレゼントがある(内容と金額は記事末尾の注記を参照)
金額に関する注意点
- 受講料が公式サイトに記載されていない。他校と総額で比べるには説明会への参加が前提になる
- 入学金・教材費の有無も公式ページからは確認できない
- 還元率が分かっても総額が分からなければ実質負担を計算できない
- コース名が「AI人材育成長期コース」から変わっている。古い記事に載っている金額は現行と一致しない可能性がある
料金の記事としては、この1校だけ比較の土俵に乗りません。還元率が最大80%であることは分かっても、母数が公開されていないため実質負担が出せないためです。
これは掲載から外す理由にはなりません。説明会で案内する方針の会社があるだけです。ただし他校と並べて判断するつもりなら、説明会の予約が最初の一歩になります。動画が永久に見放題である点は、修了後の追加費用がかからないという意味で、総額の見方に影響します。
POINT
入学金があるのは侍エンジニアのみ。延長料金があるのはテラキャン。学割があるのはRaiseTechとテラキャン。
費用試算|50%・70%・80%の3段階で計算する
専門実践教育訓練は一度に80%戻るのではなく、3段階で積み上がります。この違いが、実質負担を数十万円変えます。

| 到達した段階 | 条件 | 支給率 | 年間の上限額 |
|---|---|---|---|
| 修了まで | 講座を修了する | 50% | 40万円 |
| +資格と就職 | 修了後1年以内に資格を取得し、就職など | +20%(計70%) | +16万円(計56万円) |
| +賃金アップ | 訓練前後で賃金が5%以上上昇 | +10%(計80%) | +8万円(計64万円) |
出典:厚生労働省「専門実践教育訓練の指定講座を公表しました(令和8年10月1日付け指定)」(令和8年8月6日発表)の注記。賃金上昇による追加支給は、令和6年10月1日以降に受講を開始した場合が対象。
これを5校に当てはめます。ここからは例で、年間上限の範囲内で単純計算した金額です。
| スクール | 総額 | 制度 | 50%(修了のみ) | 70% | 80% |
|---|---|---|---|---|---|
| RaiseTech | 798,000円 | 専門実践 | 399,000円 | 239,400円 | 159,600円 |
| RaiseTech(学割) | 598,000円 | 専門実践 | 299,000円 | 179,400円 | 119,600円 |
| スキルアップAI (DL基礎) |
165,000円 | 専門実践 | 82,500円 | 49,500円 | 33,000円 |
| スキルアップAI (0から学ぶ機械学習) |
737,000円 | 専門実践 | 368,500円 | 221,100円 | 147,400円 |
| テラキャン (16週間) |
334,800円 | 経産省 (最大70%) |
167,400円 | 121,746円 (公式掲載) |
— |
| 侍エンジニア (16週間) |
728,000円 | 経産省 (最大70%) |
364,000円 | 264,728円 | — |
| 侍エンジニア (24週間) |
924,000円 | 対象外 | 924,000円(全額が自己負担) | ||
| キカガク | 記載なし | 専門実践 | 算出できない | ||
※ 2026年10月1日に各社公式サイトで確認した通常価格をもとにした単純計算です(経産省のリスキリング事業は税抜の受講料が算定基礎のため、実際の支給額は表と前後します)。テラキャンの121,746円と、スキルアップAIの各金額は公式掲載の数字です。年間上限と段階的な支給条件が絡むため、そのままの金額にはなりません。
この表の読み方は1つです。50%の列を見てください。80%に届くには、修了に加えて資格取得・就職・賃金5%以上アップまで必要です。経産省の70%も、転職して一定期間在籍してからです。どれか1つでも外れると、50%の列の金額になります。
50%で見ると、順位も変わります。最も低いのはスキルアップAIのディープラーニング基礎82,500円、次がテラキャン16週間の167,400円です。ただし前者は扱う範囲が1領域に絞られており、同じ土俵ではありません。
もう1点、いずれの制度も全額を先に払ってから後で戻る形です。「80%引きで受講できる」のではありません。手元の資金計画は、還元後ではなく総額で立てる必要があります。
POINT
判断は80%の列ではなく50%の列で。掛けるのは受講料であって総額ではない。
→ 制度ごとの条件は給付金が使えるAIスクール一覧で解説しています。
予算別の選び方
出せる金額から入ると、候補はすぐ絞れます。ここでは50%還元を前提にした実質負担で並べます。
| 予算(実質負担・50%時) | 条件が合いやすいのは | 注意点 |
|---|---|---|
| 〜10万円 | スキルアップAI ディープラーニング基礎(82,500円) | 扱う範囲は1領域。転職を狙うなら範囲が足りない |
| 10〜20万円 | テラキャン 16週間(167,400円) | 追加20%には転職と経路の条件。延長すると総額が上がる |
| 20〜30万円 | RaiseTech 学割(299,000円) | 学生のみ。社会人は399,000円から |
| 30〜40万円 | RaiseTech(399,000円)/スキルアップAI 0から学ぶ機械学習(368,500円)/侍エンジニア 16週間(364,000円) | この帯に3校が並ぶ。範囲とサポートで選ぶ |
| 40万円〜 | 侍エンジニア 24週間(924,000円・制度の対象外) | 制度が使えないため、この帯を選ぶ理由は料金以外にある |
※ 2026年10月1日時点の通常価格と、修了のみ(50%)を前提にした単純計算です。優劣を判定するものではありません。
30〜40万円の帯に3校が並ぶのが、この比較の要点です。ここでは金額がほぼ同じになるため、学べる範囲・質問対応・サポート期限で選ぶことになります。料金で絞れるのは、この帯の手前までです。
逆に、10万円以下まで下げるなら範囲が1領域に絞られます。転職を目標にするなら、この帯では足りません。何のために払うかを先に決めてください。
POINT
30〜40万円の帯に3校が並ぶ。そこから先は料金では絞れず、範囲とサポートで選ぶ。
→ サポート条件まで含めた比較はAIエンジニアスクール比較にまとめています。
掲載しなかったスクールと、その理由
料金を比べる前段として、いま個人が申し込めるかどうかで絞っています。候補に挙がったものの載せなかった先です。公式サイトの記載をそのまま書きます。
| スクール | 公式サイトの記載 | 確認日 |
|---|---|---|
| テックアカデミー(株式会社ブリューアス)AIコース | 「お申し込みを停止しております。再開の際には改めてご案内いたします。」 | 2026年9月26日 |
| Aidemy(株式会社アイデミー) | 個人向けの「Aidemy Premium」は提供終了。サービス一覧は法人向けのみ | 2026年9月4日 |
| DMM WEBCAMP | 「テラキャン プログラミング」に名称が変わっている(本記事では新名称で掲載) | 2026年10月1日 |
料金記事では、この確認が特に重要になります。古い比較記事には、いま申し込めないスクールの金額が残っているためです。その金額を基準に予算を組むと、実際に申し込める選択肢と合いません。
優劣の話ではなく、比較記事や口コミを読むときの前提が変わっているという事実です。再開・再提供が確認できた時点で、本記事にも追加します。
POINT
古い比較記事の金額で予算を組まない。候補が決まったら公式で受付状況と価格を確認する。
受講後に成果が出る人と出ない人の違い
受講料は支出ですが、回収するものでもあります。回収できた人とできなかった人を分けるのは、金額の大小ではありません。
分かれるのは、止まった時間をどれだけ短くできたかです。1日2時間を確保していても、エラーで1時間半消えれば実質30分です。これが続くと予定が崩れ、修了できないまま終わります。前に書いたとおり、修了できなければ還元はゼロで、支払った金額がそのまま残ります。
受講料を回収するという観点で、2つの記録を挙げます。いずれもAWS・Javaコースの卒業生です。
回収までの期間は、人によって違う
年収250万円から600万円へ(20代・映像制作会社から)
プログラミング完全未経験から半年でWeb系自社開発企業へ転職。年収は250万円から600万円になりました。出社は2週に1回です。
差額は年350万円です。受講料が80万円だとしても、1年目で回収を超えています。ただしこれは、半年で転職まで到達したからこその数字です。
入社時は前職の半分から(30代後半・訪問修理から)
こちらは回収の形が違います。入社時は契約社員で年収300万円、前職の半分でした。そこから5か月で正社員登用され600万円相当になり、現在は年収900万円台です。
転職した直後に下がることがある、という点は正直に見ておく必要があります。受講料を半年で回収できる人もいれば、いったん下がってから戻す人もいます。資金計画は、下がる期間を織り込んで立ててください。
どちらも結果が出た例なので、そのまま一般化はできません。確かなのは、修了しなければ回収の話に入れないということだけです。金額を下げることより、終えられる条件を選ぶほうが先に来ます。
POINT
回収までの期間は人によって違い、転職直後に下がることもある。修了できなければ回収の話に入れない。
→ 年収の相場はAIエンジニアの年収にまとめています。
よくある失敗と回避法
料金を下げること自体は正しい判断です。ただし、下げ方を間違えると学習が完了しません。

| 失敗の型 | 何が起きるか | 回避法 |
|---|---|---|
| 学べる範囲が足りない | 基礎までで終わり、選考で見せる制作物が作れない | カリキュラムに「制作物の開発」が含まれるかを確認する |
| 期間が短すぎる | 働きながらでは終わらず、延長して結局高くなる | 週に使える時間から逆算してプランを選ぶ |
| サポートが薄い | 詰まったときに止まり、修了できない。還元もゼロになる | 質問の回数上限・受付時間・回答までの時間を確認する |
| 受講料だけで比べた | 入学金や延長料金が加わり、総額で順位が変わる | 入学金・教材費・想定される延長を含めた総額で並べる |
| キャンペーン前提で組んだ | 申し込む時点で終わっていて、予算が合わない | 通常価格で判断し、キャンペーンは使えたら得と考える |
2つ目を具体的に書きます。働きながら週10時間しか取れない場合、4週間プランで扱える量には限りがあります。「安いプランを選んで延長した総額」が「最初から長いプランを選んだ総額」を上回ることは珍しくありません。
3つ目が、金額に最も響きます。公的制度はどれも修了が支給の条件です。途中で離脱すると還元されず、支払った金額がそのまま残ります。「安いコースを選んだが修了できなかった」場合、実質負担は最も高くなります。
1つ目についても補足します。安いプランほど期間が短く、扱う範囲は基礎に寄ります。選考で見られるのは制作物なので、ここが無いと転職活動に進めません。
POINT
最も高くつくのは「安いコースを選んで修了できなかった」場合。還元ゼロで全額が残る。
申し込み前に確認する8項目
無料相談や説明会で、この8つを数字で聞いてください。どれも、あとから変えられない金額の条件です。

5番と6番が特に見落とされます。広告や比較サイトに出ている「実質◯万円」は、ほぼ全て上限まで受け取れた場合の金額です。修了はしたが資格を取らなかった、転職しなかった、賃金が上がらなかった——このどれかに当たると、その金額にはなりません。
7番も金額に直結します。修了の条件を満たせなければ、還元はゼロです。「カリキュラムをすべて完了」「課題をすべて提出し合格」「規定の回数のサービスを受講」といった条件が設定されている場合があります。
そして最も大切なのは、料金・制度は各社の判断でいつでも変わるという点です。この記事の情報も2026年10月1日に確認した時点のものです。申し込みの直前に、必ず各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。
⚠ 注意:給付金は割引ではなく後払い
受講料はいったん全額を自分で支払い、申請を経て指定の口座に振り込まれます。手元の資金計画は、還元後の実質負担ではなく通常価格で立ててください。専門実践教育訓練は、受講開始前までにハローワークでの手続きも必要です。
参考:支給は3段階で積み上がる(公的データ)
「最大80%」という表記が実際に何を指すのか、制度の側から確認しておきます。
厚生労働省の発表によると、専門実践教育訓練給付金の支給は次の構造です。受講費用の50%(年間上限40万円)を6か月ごとに支給し、訓練修了後1年以内に資格などを取得して就職などをした場合に20%(年間上限16万円)を追加支給。さらに、令和6年10月1日以降に受講を開始した場合で、訓練前後に賃金が5%以上上昇した方には10%(年間上限8万円)が追加支給されます。
| 段階 | 支給率 | 年間上限 | 受け取るタイミング |
|---|---|---|---|
| 修了まで | 50% | 40万円 | 受講中に6か月ごと |
| 資格取得+就職 | +20% | +16万円 | 修了後1年以内 |
| 賃金5%以上アップ | +10% | +8万円 | 条件を満たした後 |
| 合計 | 80% | 64万円 | — |
出典:厚生労働省「専門実践教育訓練の指定講座を公表しました(令和8年10月1日付け指定)」(令和8年8月6日発表)の注記。
この表から分かるのは2つです。1つは、80%に到達するのは最後の条件を満たした後で、受講中に受け取れるのは50%までだということ。もう1つは、年間上限があるため、受講料が高いほど還元率が実質的に下がるということです。
年間上限64万円は、受講料80万円に対しては80%に届きます。しかし受講料が100万円を超えると、80%は80万円のはずが上限の64万円で止まり、実質的な還元率は64%になります。高額なコースほど、表示されている還元率どおりには戻りません。
POINT
受講中に受け取れるのは50%まで。年間上限64万円があるため、高額なコースほど実質の還元率は下がる。
→ 申請の手順と期限は専門実践教育訓練給付金でAI講座は最大80%が戻るで解説しています。
よくある質問
AIエンジニアスクールで一番安いのはどこですか?
通常価格だけで見るとテラキャン プログラミングの4週間プラン169,800円が最も低くなります。ただし4週間で扱える範囲と、4か月・18か月の範囲は違います。給付金を使った実質負担で比べると順位が入れ替わるため、金額だけで決めないでください。
給付金を使うと実質いくらになりますか?
条件をすべて満たした場合、RaiseTechは159,600円、テラキャンの16週間プランは121,746円が目安です。ただしこれは上限まで受け取れたときの金額です。修了しただけならどの制度も50%止まりなので、その金額でも払えるかを基準に判断してください。
入学金や教材費は別にかかりますか?
掲載5校のうち入学金を明示しているのは侍エンジニアだけで、99,000円が受講料と別に必要です。公式の料金表はこれを含んだ合計額で示されています。他の4校は公式サイトに入学金の記載がありません。教材費を別建てにしている校もありませんでした。
安いプランを選んで延長すると、どうなりますか?
総額が逆転することがあります。テラキャン プログラミングは延長が4週間あたり88,000円からで、短いプランを選んで2回延長すると、最初から長いプランを選ぶより高くつきます。週に使える時間から逆算して選んでください。迷ったら長いほうが安全です。
料金を公開していないスクールは候補から外すべきですか?
外す理由にはなりません。説明会で案内する方針の校があり、本記事ではキカガクがそれにあたります。ただし還元率が分かっても総額が分からなければ実質負担を計算できないため、比較を始める前に説明会で金額を確認する手順が1つ増える点は見込んでおいてください。
まとめ|安さは「50%で計算した実質負担 ÷ 学べる範囲」で見る
金額だけを横に並べても、同じものを比べたことにはなりません。
- 先に範囲を決める。価格差17万〜80万の大半は、期間と学べる範囲の差
- 総額でそろえる。入学金があるのは侍エンジニア、延長料金があるのはテラキャン、学割があるのはRaiseTechとテラキャン
- 実質負担は50%で計算する。80%・70%は条件をすべて満たした場合の上限
- 年間上限64万円を忘れない。受講料が高いほど、実質の還元率は下がる
- 最も高くつくのは修了できなかった場合。還元ゼロで全額が残る。終えられる条件かを先に見る
実質負担で並べると、30〜40万円の帯に3校が並びます。そこから先は料金では絞れません。学べる範囲・質問対応・サポート期限で選ぶことになります。
この記事の料金は、すべて2026年10月1日に各社の公式サイトで確認した通常価格です。申し込みの直前に、必ず各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。
自分が給付金の対象になるかどうかは、教育訓練給付金 対象判別ツールでおおまかに判定できます。最終的な可否はハローワークの支給要件照会で確認してください。
本記事は、2026年10月1日時点で各社の公式サイトに記載されている内容にもとづく比較です。掲載順は、総額(税込・通常価格の上限)の安い順で、公式サイトに料金の記載がない社は最後です。サービスの優劣を判定するものではありません。料金・制度の適用条件は変更されることがあります。申し込みの前に、必ず各社の公式サイトと厚生労働省の教育訓練講座検索システムで最新の情報をご確認ください。給付金の支給可否の最終的な判断はハローワークが行います。
※1 本記事の料金はすべて通常価格(税込)です。キャンペーンは時期によって内容も金額も入れ替わるため、本文では金額の判断材料にしていません。2026年10月1日時点で確認できたものは次のとおりです。侍エンジニア:最大64,900円(税込)OFF(期間 2026年10月15日まで)。キカガク:無料説明会の参加者に16,500円相当の有料講座をプレゼント(期限の記載なし)。申し込む時点で実施されているとは限らないため、必ず各社の公式サイトでご確認ください。
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