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「30代で未経験からIT業界に移れるのか」
「20代のうちに動くべきだったのではないか」
この記事は、そんな迷いを持って「IT転職 未経験 30代」と検索したあなたのために書きました。
結論から言うと、30代の転職は20代より件数が減ります。ただし、転職で賃金が増える割合は30代がいちばん高く、その差は40代以降で縮み、50代で逆転します。つまり「遅い」のではなく、条件が変わる時期です。
この記事では、厚生労働省「令和7年雇用動向調査」の年齢階級別データをもとに、30代で何が変わるのかを数字で確かめ、そのうえで入口の決め方と進め方を解説します。数字はすべて公表資料から取り、取得日を明記します。
RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。受講生には30代・39歳・48歳から未経験で入った事例があり、記事の後半で3人ぶんを載せています。未経験から入った受講生を見てきた立場から、30代に起きることを整理します。
30代の転職は「減る」。ただし賃金は上がりやすい
まず、転職そのものの件数です。厚生労働省の雇用動向調査は、常用労働者に占める転職入職者の割合を「転職入職率」として年齢階級別に出しています。

| 年齢階級 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 16.5% | 15.8% |
| 25〜29歳 | 14.1% | 17.1% |
| 30〜34歳 | 11.4% | 13.1% |
| 35〜39歳 | 7.8% | 9.3% |
| 40〜44歳 | 7.3% | 10.5% |
| 45〜49歳 | 6.0% | 10.0% |
| 50〜54歳 | 4.7% | 7.9% |
出典:厚生労働省「令和7年雇用動向調査結果の概況」図4-1(2026年10月16日取得)。全産業の数字で、IT業界に限ったものではありません。
30〜34歳から35〜39歳にかけて、落ち方がいちばん大きくなっています。男性で11.4%→7.8%、女性で13.1%→9.3%です。「30代は動きにくい」という実感は、この段差から来ています。
ただし、転職した人に何が起きたかを見ると、別の面が出てきます。

| 年齢階級 | 賃金が増加 | 賃金が減少 | 増加−減少 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 55.2% | 17.5% | +37.7pt |
| 25〜29歳 | 49.8% | 23.9% | +25.9pt |
| 30〜34歳 | 48.6% | 29.0% | +19.6pt |
| 35〜39歳 | 43.5% | 23.9% | +19.6pt |
| 40〜44歳 | 44.9% | 27.4% | +17.5pt |
| 45〜49歳 | 41.1% | 30.1% | +11.0pt |
| 50〜54歳 | 29.4% | 42.0% | −12.6pt |
| (全年齢の計) | 40.8% | 31.0% | +9.8pt |
出典:同調査 表6(2026年10月16日取得)。前職の賃金と比べた変動で、自営業からの転職は含みません。
30代は、転職して賃金が増えた割合が減った割合を19.6ポイント上回っています。40代で17.5→11.0ポイントと縮み、50代前半では減少が増加を12.6ポイント上回ります。
この2つを並べると、30代の位置がはっきりします。件数は20代より減る。けれど、動いた人の結果は40代以降より良い。「30代は遅い」ではなく、件数と結果の両方が見える最後の年代だと読むほうが実態に近いはずです。
POINT
30代は件数が減る年代だが、結果は40代以降より良い。迷っている時間のほうが条件を悪くする。
20代と同じやり方が通らなくなる理由
30代で変わるのは、採用側が見るものです。20代前半であれば「これから伸びるか」で判断されますが、30代は「いま何ができるか」と「前職で何をしてきたか」が先に見られます。
同じ調査で、転職した人が前職を辞めた理由を年齢別に見ると、30代前半(男性)はこうなっています。
| 前職を辞めた理由(男性・30〜34歳) | 割合 |
|---|---|
| 給料等収入が少なかった | 13.4% |
| 労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 13.0% |
| 会社の将来が不安だった | 10.0% |
| 仕事の内容に興味を持てなかった | 9.0% |
出典:同調査 表5(2026年10月16日取得)。「その他の個人的理由」「その他の理由」は除いています。
「会社の将来が不安だった」が10.0%で、20〜24歳の2.4%を大きく上回ります。30代は、待遇だけでなくその仕事を続けた先を見て動いています。面接でもここを聞かれます。「なぜIT業界か」ではなく、「なぜ今の仕事ではなくIT業界か」です。
実務経験がないことは、30代では不利に働きます。ただし、前職の業務知識は未経験の20代が持っていないものです。経理の経験があれば会計システム、製造現場の経験があれば生産管理システム、営業の経験があれば顧客管理のシステムが、何のために作られているかを理解した状態で入れます。
30代の勝ち筋は、プログラミングの速さではなく、この接続です。「前職の業務が分かるエンジニア」は、開発側から見ると教育コストが下がります。
30代で選ばれやすい入口はどこか
入口の全体像は未経験からエンジニアに転職する完全ガイドで整理しています。ここでは30代という条件を足したときに、どこが現実的になるかだけを書きます。

| 入口 | 30代での現実 | 前職の知識が効くか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| インフラ・ネットワーク | 未経験可の求人が比較的多い。資格で到達点を示せるため、学習の進み方を採用側に伝えやすい | 効きにくい(技術そのもの) | まとまった学習時間が取りにくい人。細切れでも資格で前に進める |
| クラウド | 増えている。インフラの基礎が前提になる | 効きにくい | インフラから入って移りたい人 |
| 開発(業務システム寄り) | 制作物を求められる。ただし前職の業務知識が最も効く | 強く効く | 経理・製造・物流・医療など、業務を知っている人 |
| 開発(Web・自社サービス) | 20代の応募が多く、30代未経験の枠は狭い | 効きにくい | 相当な学習時間を確保できる人 |
| 社内SE | 未経験の枠は少ない。実務経験を求める求人が中心 | 効く | 2社目以降の選択肢として考える |
30代で最初に検討したいのは、上の2つと3つ目です。インフラ・クラウドは「資格という形で到達点を示せる」ため、学習時間が細切れでも前に進めます。業務システム寄りの開発は「前職の業務知識」がそのまま評価の材料になります。
逆に、社内SEを1社目に狙うのは現実的ではありません。求人の多くが実務経験を前提にしているためです。入ってから目指す先として置いてください。
30代前半と後半で変わること
同じ30代でも、前半と後半で状況が変わります。転職入職率の落ち方がいちばん大きいのが、この境目です(男性 11.4%→7.8%、女性 13.1%→9.3%)。
| 30代前半(30〜34歳) | 30代後半(35〜39歳) | |
|---|---|---|
| 転職入職率 | 男11.4%/女13.1% | 男7.8%/女9.3% |
| 賃金が増えた割合 | 48.6% | 43.5% |
| 増加−減少 | +19.6pt | +19.6pt |
| 採用側が見るもの | これからの伸びしろも見られる | 前職の業務知識と、人を動かした経験 |
| 現実的な入口 | インフラ/クラウド/業務システム開発 | 業務システム開発(前職の知識が最も効く)/インフラ |
30代後半は、件数が落ちるぶん間口の広い求人からは外れます。そのかわり、賃金が増える割合は前半とほぼ同じです(増加−減少がどちらも+19.6ポイント)。数を打つ戦い方から、前職の知識が効く求人に絞る戦い方へ切り替える、と考えてください。
年収そのものの水準はAIエンジニアの年収に集約しています。この記事では、年代ごとの「上がるか下がるか」だけを扱います。
30代の進め方|学習より先に、棚卸し
30代は、学習を始める前にやることがあります。前職の棚卸しです。20代なら「まず学ぶ」で進められますが、30代は前職の知識が評価の中心になるため、どの業務知識を売るかを先に決めないと、学ぶ範囲も決まりません。

| # | やること | 期間の目安 | 30代で特に効く点 |
|---|---|---|---|
| 1 | 前職の棚卸し。どの業務の、どの部分を、どんなシステムを使ってやっていたかを書き出す | 1週間 | ここが30代の出発点。「使っていたシステムの不満」を3つ挙げられると、志望動機がそのまま作れる |
| 2 | 入口の職種を1つに決める | — | 棚卸しの結果と、確保できる学習時間から逆算する |
| 3 | 求人を100件見る(学ぶ前に) | 1週間 | 30代可の求人がどの職種にどれだけあるかを、自分の目で確かめる |
| 4 | 基礎を入れ、説明できるものを1つ作る | 3〜6か月 | 作るテーマは前職の業務から取る。汎用的なアプリより、業務を知っている人にしか作れないもののほうが効く |
| 5 | 応募する。経路は2〜3本を並行で | 1〜3か月 | 1社目で決めきらない。入れる会社と、行きたい会社を分けて出す |
1を飛ばすと、4で作るものが決まりません。30代が汎用的なToDoアプリを提出しても、20代の同じ提出物と差がつきません。前職の業務から題材を取ると、それだけで説明できる内容が増えます。
学習の進め方そのものはAIエンジニアは独学でなれる?で、独学とスクールの分かれ目を解説しています。スクールを使う場合の比べ方は未経験向けプログラミングスクール比較11選にまとめました。
POINT
30代は「まず学ぶ」ではなく「まず棚卸し」。作るものの題材は前職の業務から取る。
未経験からITに入るなら、いまはAI側から
ここまでは30代という条件のもとで何が変わるかの話でした。入口を1つ選ぶなら、いま伸びている側から入るほうが、同じ学習時間で先に行けます。30代は学習時間が限られるぶん、どこに使うかの差がそのまま結果に出ます。
開発系の中でも、AIを使った開発は求人が増えている領域です。しかも未経験から入る人にとって不利が小さいという特徴があります。全員にとって新しい技術なので、経験年数の差が他の領域ほど効かないためです。
→ 職業としての全体像はAIエンジニアとは?完全ガイド、将来性はAIエンジニアの将来性にデータでまとめています。
RaiseTech(レイズテック)のAIエンジニア育成コースは、未経験からその入口を目指すためのオンラインスクールです。
- 未経験からAIエンジニアを目指せます(転職支援つき)
- 受講料は798,000円(税込)、学割は598,000円。入学金はなく、受講料のみです。専門実践教育訓練の指定講座で、条件を満たせば最大80%・年間上限64万円が給付されます
- 累計2,500名超の受講生。現役エンジニアが講師です
- 現在は、RaiseTech(運営:PISTEC株式会社、有料職業紹介事業者・許可番号 27-ユ-305240、2026年5月1日許可)が企業と直接、人材紹介契約を結んでいる求人をご紹介しています。正社員として紹介先企業に直接雇用される形で、派遣会社やSES企業を間に挟みません。修了生の転職先の一例がKDDIアイレット株式会社(クラウド総合支援「cloudpack」を提供。旧アイレット株式会社)で、未経験からの入社後にグループリーダーを務めている例が、第三者メディアの取材記事で紹介されています
指定番号 2712025-2620011-5、指定期間 2026年10月1日〜2029年9月30日。給付金の支給には条件があり、受講開始前にハローワークでの手続きが必要です。年齢などの要件には例外もあり、問題ないケースもあります。詳しくは各スクールの給付金担当者にお問い合わせください。
紹介先の一例として挙げたKDDIアイレット株式会社は、2026年4月にKDDI Digital Divergence Holdings株式会社と合併し、アイレット株式会社から社名変更しています(同社公式の会社概要・沿革で2026年10月16日確認)。取材記事は旧社名の時点のものです。取材記事はコエテコキャンパス(2024年5月15日公開/2025年5月26日更新)で、同記事には受講生の発言として「転職の斡旋はしていない」という当時の説明が含まれます。RaiseTech は2026年5月1日に有料職業紹介事業の許可(27-ユ-305240)を取得し、現在は企業と直接結んだ人材紹介契約にもとづいて紹介しています(運営者確認・2026年10月17日)。同じ方のインタビューは江崎さんのインタビューにもあります。
30代以降で、未経験から入った受講生の実績
この記事で見たとおり、30代の転職は件数が減る一方、動いた人の結果は40代以降より良いという形になります。それが実際にどう起きるかは、入った人を見るのが一番早いです。3人とも30代以降・プログラミング完全未経験からの転職で、いずれもAWS・Javaコースの卒業生です。
3人とも、最初から年収が上がったわけではありません。そこも含めて載せます。
事例①:30代後半・完全未経験からAWSのクラウドエンジニアへ(年収600万円→300万円→900万円台)
前職は業務用コンピューター・サーバーの訪問修理で、年収は約600万円。ただし夜間待機と休日当番を含んだ金額でした。腰のヘルニアをきっかけに動き、AWSコースを受講してSIerのクラウドエンジニアへ転職しています。
入社時は契約社員で年収300万円。前職から半減しています。そこから5ヶ月で正社員に登用されて600万円相当に戻り、取材時点では900万円台に達しました。30代の転職で「いったん下がる」ことは起こります。上の表で30〜34歳の29.0%、35〜39歳の23.9%が「減少」だったのと同じことです。見るべきは入社時点の額ではなく、そこからの戻り方です。
では、なぜ戻せたのか。石川さんは収入が落ちても志望の軸を崩していません。支援機関から別の職種を勧められた場面でも、「AWSをやる会社が大前提としてあって、それに絞り込んで」(動画10:08)と話しています。RaiseTechでAWSコースを選んだこと自体が、この絞り込みをそのまま職種選びに持ち込める形になっていました。この記事で「入口を1つに決める」と書いたのは、こういう効き方をするからです。
事例②:39歳・働きながら4ヶ月で完走し、AWSプレミアパートナー企業へ
前職はホテルのマネジメント。コロナ禍で観光業が打撃を受けたことが学び直しのきっかけでした。働きながらAWSコースを4ヶ月で完走し、学習開始から約6ヶ月で転職しています。
そのまま進んだわけではありません。転職活動では10社ほど連続で書類で落ちています。そのうえで第1志望だった企業に通りました。この記事で「数を打つやり方から、前職の知識が効く求人に絞る戦い方へ切り替える」と書いたのは、こういう場面のことです。年収は動画内で語られていないため非公開です。
10社に落ちた応募と、1社に通った応募。違いは書類の中身ではなく、その会社について何を知っていたかでした。第1志望の企業にはRaiseTechの卒業生が在籍しており、江崎さんは応募の前にやり取りをしていました。数で押すのをやめて、知っている会社に絞ったわけです。
学習そのものについては、受講してよかった点をこう話しています。「一番大きいのは、学び方というか、ずっと言われてる自走力っていうところ」「答えの見つけ方というか、わからない時の辿り方とか、そういったところも含めて学習が組まれてるのが、一番良かった」(動画5:14・5:24)。働きながら4ヶ月で完走できたのは、ここが先に身についていたからです。
事例③:48歳・IT未経験から3ヶ月でWeb制作のフリーランスへ
前職は外資系商社の営業で、月の半分が外泊を伴う出張という働き方。母の介護と子どもの送迎が見えていた48歳での転身です。受講開始の3ヶ月後に独立し、現在はコーダー・Webライター・SNS運用代行を組み合わせています。
年収は約400万円で、前職からは下がりました。ただし在宅で働くという当初の目的は達成しています。40代以降は、この記事の表でも「増加−減少」が縮む年代です。何を取りに行くかを先に決めておくかどうかで、同じ結果の受け止め方が変わります。
Tomokoさんが挙げたのは2つです。1つはサポート期間に期限がないこと。「いつまででも質問できるっていうのがすごく安心感で。他のスクールだと卒業しちゃったらもう聞けないっていう状態になって」「それもレイズテックを選んだ理由ですね」(動画11:03・11:12)。案件を受け始めて学習が止まっても戻ってこられた、と話しています。
もう1つは年齢です。「他のスクールだともう受講すらさせてもらえないような場合もある中で、やっぱり自分からこう動くことによって、講師の皆さんも答えてくれるし、もちろん仕事も来る」(動画19:51)。RaiseTechは受講に年齢の上限を設けていません。30代以降で、まず入口で断られるかどうかを気にしている方は、ここを見てください。
3人に共通するのは、前職の経験を捨てていないことです。訪問修理の現場感覚、ホテルのマネジメント、商社営業の段取り。どれもエンジニアになってから効いています。30代以降は、ここが20代にはない材料になります。
3人が詰まりを抜けたところ(本人の言葉から)
- 30代後半・石川さん:収入が半減してもAWSという軸を崩さなかった。受講するコースを決めたことが、そのまま志望業界の絞り込みになっていた
- 39歳・江崎さん:自走力(答えの見つけ方・わからない時の辿り方)が学習に組み込まれていたことと、第1志望の企業に在籍していた卒業生と、応募前にやり取りできたこと
- 48歳・Tomokoさん:サポートに期限がないことと、年齢で受講を断られないこと。「何を聞いてもすぐ返ってくる。生徒さんに限らず、講師の方からもすぐ返ってくる」(動画5:58)
→ スクールを使うかどうかで迷っている場合は、未経験向けプログラミングスクール比較11選で11社を受講料・給付金・対象職種で比べています。
よくある質問
30代未経験からのIT転職は、もう遅いですか
遅くはありませんが、条件は変わります。転職入職率は30〜34歳で男性11.4%・女性13.1%、35〜39歳で男性7.8%・女性9.3%と下がります。一方、転職で賃金が増えた割合から減った割合を引いた差は30代で+19.6ポイントあり、40代の+17.5〜+11.0、50代前半の−12.6より高い水準です(厚生労働省「令和7年雇用動向調査」)。
30代後半でも間に合いますか
間に合いますが、戦い方を変えてください。35〜39歳は転職入職率が7.8〜9.3%まで下がるため、数を打つやり方は効きにくくなります。賃金が増える割合は30代前半とほぼ同じなので、前職の業務知識が評価される求人に絞るほうが現実的です。業務システム寄りの開発か、資格で到達点を示せるインフラが候補になります。
30代でどの職種から入るのがよいですか
確保できる学習時間と、前職の業務知識で決まります。学習時間が細切れならインフラ・クラウドで、資格という形で進み方を示せます。経理・製造・物流など業務の経験があるなら、業務システム寄りの開発でその知識が直接効きます。社内SEは未経験の枠が少ないため、2社目以降の選択肢として考えてください。
資格は取ったほうがいいですか
インフラ・クラウドを入口にするなら効きます。学習の到達点を採用側に示せるためです。開発を入口にする場合は、資格より自分で作ったものが見られます。どちらの場合も、資格だけを並べた応募書類では通りません。何をどこまでできるかを、説明できる状態にしてください。
前職の経験は評価されますか
30代ではここが中心になります。実務経験がないことは不利ですが、前職の業務知識は未経験の20代が持っていないものです。使っていたシステムの不満を3つ挙げられる状態にしておくと、志望動機と制作物の題材が同時に決まります。
まとめ|30代は「遅い」ではなく「条件が変わる」
この記事のポイントを3つにまとめます。
- 件数は減るが、結果は悪くない。転職入職率は30〜34歳で男性11.4%・女性13.1%、35〜39歳で男性7.8%・女性9.3%。一方、賃金が増えた割合から減った割合を引いた差は30代で+19.6ポイントあり、50代前半(−12.6ポイント)とは向きが逆です
- 30代の材料は、前職の業務知識。プログラミングの速さで20代と競うのではなく、業務を知っているエンジニアとして入る。開発を選ぶなら、作るものの題材も前職から取ります
- 学習より先に棚卸し。どの業務知識を売るかが決まらないと、学ぶ範囲も作るものも決まりません。順番は棚卸し → 入口を決める → 求人を100件見る → 学ぶ、です
入口の全体像は未経験からエンジニアに転職する完全ガイドに、スクールを使う場合の比べ方は未経験向けプログラミングスクール比較11選にまとめています。
本記事の数値は、厚生労働省「令和7年雇用動向調査 結果の概況」(PDF・2026年10月16日取得)の図4-1・表5・表6によります。全産業の数字で、IT業界に限ったものではありません。転職入職率は6月末日現在の常用労働者数を分母とし、賃金変動状況は前職雇用者で調査時在籍者についてみたもの(自営業からの転職入職者を含まない)です。統計は毎年更新されます。
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