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未経験からエンジニアに転職する完全ガイド|職種の選び方と手順

本メディアはRaiseTech(PISTEC株式会社)が運営しています。

「未経験からエンジニアに転職したいが、何から手をつければいいのか」
「そもそも、いまからでも入れるのか」

この記事は、そんな状態で調べはじめた方のための全体の地図です。

結論から言うと、未経験からIT業界に入る人は、いまも年間で数万人規模でいます。人材紹介を経由した就職だけでも、情報処理・通信技術者は年間66,662件(令和6年度)。情報通信業全体では、1年で約25万人が入って約19万人が出ていき、差し引き約6万人増えています。

ただし、「エンジニア」とひと言でいっても入口は1つではありません。どの職種から入るかで、必要な準備も、入りやすさも変わります。この記事では、入れるかどうかの現実、ITのどの職種から入るか、準備するもの、進め方の順に整理します。

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目次

未経験から入れるのか|データで確かめる

入れます。ただし「誰にでも簡単に」ではありません。まず、どのくらいの人が実際に入っているかを数字で押さえます。

情報通信業は1年で約25万人が入職し約19万人が離職。差し引き約6万人増

見るもの 数字 出典
情報通信業の入職者(1年) 253.8千人 令和7年雇用動向調査
情報通信業の離職者(1年) 194.0千人
入職超過率 +3.2ポイント(産業計は +1.0)
情報処理・通信技術者の有効求人倍率 1.48倍(2026年8月) 一般職業紹介状況(令和8年8月分)
同・全国の有効求職者 34,589人(1か月)
人材紹介経由の常用就職(1年) 66,662件 令和6年度 職業紹介事業報告(速報)

いずれも厚生労働省の統計。求人倍率は常用(除パート)。人材紹介経由の66,662件は「情報処理・通信技術者(ソフトウェア開発)39,780件」と「(ソフトウェア開発を除く)26,882件」の合計で、未経験・経験者の区別はありません。

情報通信業は、入ってくる人が出ていく人を上回っている業界です。入職超過率は産業計の3倍以上で、宿泊業・飲食サービス業に次いで全産業で2番目の高さでした。人の出入りが止まっているわけではありません。

一方で、「未経験でも大歓迎」という状態でもありません。有効求人倍率1.48倍は、建設・土木の6.86倍や医療技術者の3.22倍と比べると低い水準です。求人の数は多いのですが、その多くは経験者を想定して書かれています。

つまり、入口はあるが、全部の求人が入口ではないということです。どの入口が自分に開いているかを見分けるところから始まります。

POINT

情報通信業は1年で約6万人の純増。ただし求人の多くは経験者前提。入口を見分けるのが最初の仕事。

ITのどの職種から入るか

ここがこの記事でいちばん大事なところです。「エンジニアになりたい」と決めた人の多くが、職種を決めないまま学習を始めて止まります。

ITの入口を開発系とそれ以外に分けた地図。人材紹介経由の就職件数は約6対4

まず大きく2つに分かれる

統計上も、ITの技術職は大きく2つに分かれています。人材紹介を経由した就職件数で見ると、ほぼ6対4です。

区分 年間の就職件数 主な職種
ソフトウェア開発 39,780件(60%) Webエンジニア、アプリ開発、SE、AIエンジニア、データ分析
ソフトウェア開発を除く 26,882件(40%) インフラ、ネットワーク、クラウド、運用・保守、社内SE、ヘルプデスク、テスター

厚生労働省「令和6年度 職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」の常用就職件数より。職種の例は一般的な分類で、統計上の定義とは一対一で対応しません。

入口としての向き・不向き

「開発のほうが花形」という理由で選ぶと、遠回りになることがあります。入口としての性格が違うためです。

入口 未経験の求人 必要な準備 向いている人
開発(Web・アプリ) ある。ただし制作物を求められることが多い プログラミングの基礎+自分で作ったもの 作ることそのものに興味がある人。学習時間をまとまって取れる人
インフラ・ネットワーク 比較的多い。資格が評価されやすい 基礎知識+資格(ネットワーク・クラウド系) 仕組みを理解するのが好きな人。夜勤・シフトを許容できる人
クラウド 増えている。インフラからの移行が多い インフラの基礎+クラウドの資格 インフラに興味があり、新しい仕組みを追える人
社内SE 少ない。経験者採用が中心 実務経験(最初の入口にはしにくい) 2社目以降の選択肢として
テスター・ヘルプデスク 多い。入りやすい 基礎知識。制作物は求められにくい まず業界に入って中から動きたい人

入りやすさと、その後の広がりは別の話です。テスターやヘルプデスクは入りやすい一方、そこから開発に移るには結局あとで学習が要ります。逆に開発は入口が狭いぶん、入れれば次が続きます。

どちらが正解ということはありません。決め方は「いま確保できる学習時間」で考えると、間違えにくくなります。

  • 週に15時間以上を数か月とれる:開発から狙う。制作物を作る時間が確保できます
  • 週に5〜10時間が限界:インフラ・クラウドから狙う。資格の学習は細切れでも進みます
  • まず収入を止めずに業界へ入りたい:テスター・ヘルプデスクから入り、働きながら次を決める

→ 職種ごとの違いはAIエンジニアとITエンジニアの違い、年収の目安はAIエンジニアの年収にまとめています。

POINT

入口は開発系6割・それ以外4割。決め方は「いま確保できる学習時間」。入りやすさと、その後の広がりは別。

準備するものは2つだけ

職種を決めたら、用意するものは2つです。これ以外は、入ってから覚えて間に合います。

未経験が準備するのは基礎と、説明できる成果物の2つ

開発から入る場合 インフラ・クラウドから入る場合
① 基礎 言語を1つ。文法が読めて、簡単なものが書ける ネットワークとサーバーの仕組み。手を動かして構築できる
② 説明できるもの 自分で作ったもの。規模は小さくてよい 資格、または構築した環境。何をどう組んだか説明できる状態

②で大事なのは「作ったこと」ではなく「説明できること」です。選考で見られるのは、完成度よりどこで詰まって、どう抜けたかです。チュートリアルをなぞっただけのものは、質問されるとすぐ分かります。

規模も気にしなくて構いません。画面が3つあるだけのものでも、なぜその作りにしたかを順序立てて話せれば足ります。逆に、大きいものを人の手を借りて作っても、説明できなければ評価になりません。

資格については、職種で効き方が変わります。開発では資格より制作物が見られ、インフラ・クラウドでは資格が入口の証明になります。どちらも「持っていれば受かる」ものではありません。

→ 資格の選び方はAIエンジニアに必要な資格、制作物の作り方はポートフォリオの作り方で解説しています。

進め方の5ステップ

順番を間違えると、学習が終わってから「どこに応募するか」で止まります。応募先を先に見てから学ぶほうが早くなります。

未経験からIT転職の5ステップ。求人を見る、職種を決める、学ぶ、作る、応募する

順 やること 目安 ここで決めること
1 先に求人を見る 1週間 未経験可の求人が、どの職種にどれだけあるか。学ぶ前に見る
2 職種を決める — 確保できる学習時間から逆算して1つに絞る
3 基礎を入れる 2〜4か月 独学か、スクールか。止まったときに聞ける相手がいるかで決める
4 説明できるものを作る 1〜2か月 規模より、詰まった箇所と抜け方を記録しておく
5 応募する 1〜3か月 2〜3の経路を並行で。1つに絞らない

1を飛ばす人がとても多いです。学習を終えてから求人を見て、「未経験可が思ったより少ない」「求められているものが違った」と気づくパターンです。求人票は無料で、いま見られます。学び始める前に100件ほど眺めておくと、3の学習内容も、4で作るものも変わります。

期間の目安は合計で4〜9か月です。ただしこれは、週にどれだけ時間を取れるかで大きく動きます。短くしたいなら、縮めるのは3ではなく1と2にかける迷いの時間です。

→ 求人の見方はAIエンジニアの求人の探し方、独学とスクールの分かれ目は独学とスクールどっち?にまとめています。スクールを検討するなら、よく言われる「やめとけ」の中身をプログラミングスクールはやめとけ?9つの理由と、後悔する人の共通点で先に見ておくと、判断がぶれません。

POINT

学ぶ前に求人を100件見る。順番を逆にすると、学習が終わってから行き先で止まる。

止まりやすい3か所

離脱する場所は、だいたい決まっています。先に知っておくと、そこに来たときに「想定内」として処理できます。

止まる場所 何が起きるか 抜け方
① エラーで数日動けない 原因が分からず、調べ方も分からない。ここで半数近くが離脱します 30分調べて進まなければ人に聞くと先に決めておく。聞ける相手を確保してから始める
② 作るものが決まらない 題材探しに何週間も使う。手が動かない期間が続きます 自分が困っていることから選ぶ。人に見せられる規模でよいと割り切る
③ 応募しても返事が来ない 書類で落ち続け、学習そのものを疑いはじめます 経路を変える(媒体→紹介→直接応募)。1つの経路で判断しない

③については、補足があります。2026年8月の統計では、情報処理・通信技術者の新規求職者は前年より10.4%増えた一方、就職件数は7.0%減りました。応募している人は増えていて、決まる数は減っています。返事が来ないのは、あなただけに起きていることではありません。

この状況で効くのは、応募数を増やすことより経路を変えることです。同じ求人媒体で100件出すより、紹介と直接応募を足すほうが結果が変わります。

書類で落ち続けているなら、志望動機の書き方を見直す価値があります。未経験の場合は「なぜIT業界か」ではなく「前職の何がここで使えるか」を書くほうが通ります。例文は未経験からのエンジニア志望動機|例文5つとNG例4つにまとめています。

→ 失敗の型は転職に失敗する人の共通点にまとめています。

年代で変わること、変わらないこと

年代で変わるのは「入口の広さ」で、必要な準備は変わりません。

年代 入口の広さ 効きやすいもの
20代 最も広い。ポテンシャル採用の対象になる 学習の継続。前職は問われにくい
30代 やや狭まる。前職の経験との接続を見られる 前職で何をどう改善したか。業務知識が武器になる
40代以上 狭い。ただし無くはない マネジメント経験、業界知識。未経験可より「第二新卒・経験不問」の求人を見る

年齢そのものより、前職とのつなげ方で差がつきます。事務職なら業務フローの理解、営業なら顧客との折衝、製造なら品質管理の考え方。どれもIT側で使えます。「未経験です」と言うより「◯◯をやっていたので、△△は分かります」と言えるほうが通ります。

→ 年代別の詳細は30代から、40代からで扱っています。

未経験からITに入るなら、いまはAI側から

ここまではITの入口全体の話でした。入口を1つ選ぶなら、いま伸びている側から入るほうが、同じ学習時間で先に行けます。

開発系の中でも、AIを使った開発は求人が増えている領域です。しかも未経験から入る人にとって不利が小さいという特徴があります。全員にとって新しい技術なので、経験年数の差が他の領域ほど効かないためです。

→ 職業としての全体像はAIエンジニアとは?完全ガイド、将来性はAIエンジニアの将来性にデータでまとめています。

RaiseTech(レイズテック)のAIエンジニア育成コースは、未経験からその入口を目指すためのオンラインスクールです。

  • 未経験からAIエンジニアを目指せます(転職支援つき)
  • 受講料は798,000円(税込)、学割は598,000円。入学金はなく、受講料のみです。専門実践教育訓練の指定講座で、条件を満たせば最大80%・年間上限64万円が給付されます
  • 累計2,500名超の受講生。現役エンジニアが講師です
  • 現在は、RaiseTech(運営:PISTEC株式会社、有料職業紹介事業者・許可番号 27-ユ-305240、2026年5月1日許可)が企業と直接、人材紹介契約を結んでいる求人をご紹介しています。正社員として紹介先企業に直接雇用される形で、派遣会社やSES企業を間に挟みません。修了生の転職先の一例がKDDIアイレット株式会社(クラウド総合支援「cloudpack」を提供。旧アイレット株式会社)で、未経験からの入社後にグループリーダーを務めている例が、第三者メディアの取材記事で紹介されています

指定番号 2712025-2620011-5、指定期間 2026年10月1日〜2029年9月30日。給付金の支給には条件があり、受講開始前にハローワークでの手続きが必要です。年齢などの要件には例外もあり、問題ないケースもあります。詳しくは各スクールの給付金担当者にお問い合わせください。

紹介先の一例として挙げたKDDIアイレット株式会社は、2026年4月にKDDI Digital Divergence Holdings株式会社と合併し、アイレット株式会社から社名変更しています(同社公式の会社概要・沿革で2026年10月16日確認)。取材記事は旧社名の時点のものです。取材記事はコエテコキャンパス(2024年5月15日公開/2025年5月26日更新)で、同記事には受講生の発言として「転職の斡旋はしていない」という当時の説明が含まれます。RaiseTech は2026年5月1日に有料職業紹介事業の許可(27-ユ-305240)を取得し、現在は企業と直接結んだ人材紹介契約にもとづいて紹介しています(運営者確認・2026年10月17日)。同じ方のインタビューは江崎さんのインタビューにもあります。

未経験からエンジニアになった受講生の実績

「本当に未経験からなれるのか」は、実際になった人を見るのが一番早いです。いずれもAWS・Javaコースの卒業生ですが、「未経験から学び、作ったものを見せ、転職する」という道筋は職種が変わっても同じです。

事例①:完全未経験から半年でWebエンジニアへ|年収250万円→600万円

プログラミング完全未経験からJavaコースを受講し、受講開始から半年でWebエンジニアとして転職。フルリモート・残業ゼロの働き方になりました。特別な才能があったわけではなく、講義に毎週出席し、分からないことをその週のうちに質問で解消する、という当たり前のことを止めずに続けた結果です。

▶ 赤松さんのインタビューを読む

事例②:30代後半・未経験からクラウドインフラエンジニアへ

30代後半、AWS未経験からAWSコースを受講。キャリアチェンジ後の最初の職場で年収600万円に到達し、フルリモートで働いています。前職までの社会人経験は、エンジニアになってからもプロジェクトの進め方や顧客とのやり取りで強みになります。

▶ 石川さんのインタビューを読む

事例③:SESから年収800万円へ

本業に副業を足して年収800万円に到達した事例です。入ったあとの伸び方の一例として参考になります。

▶ まつもとさんのインタビューを読む

→ スクールを使うかどうかで迷っている場合は、未経験向けプログラミングスクール比較11選で11社を受講料・給付金・対象職種で比べています。

→ 30代から入る場合に何が変わるかは、30代・未経験からのIT転職で厚生労働省の調査データを見ながら整理しています。

よくある質問

未経験からエンジニアになるのは、もう遅いですか

遅くはありません。情報通信業は1年で約25万人が入職し約19万人が離職していて、差し引き約6万人増えています(令和7年雇用動向調査)。入職超過率は+3.2ポイントで、全産業で2番目の高さでした。人の出入りは止まっていません。ただし求人の多くは経験者を想定して書かれているため、未経験可の求人を見分けるところから始める必要があります。

開発とインフラ、どちらから入るほうがいいですか

確保できる学習時間で決めると間違えにくくなります。週15時間以上をまとまって取れるなら開発、週5〜10時間が限界ならインフラ・クラウドが現実的です。開発は制作物を求められることが多く、作る時間が要ります。インフラは資格が入口の証明になりやすく、細切れの学習でも進みます。人材紹介を経由した就職件数で見ると、ソフトウェア開発が約6割、それ以外が約4割です。

資格は取ったほうがいいですか

職種によります。開発では資格より、自分で作ったものを説明できるかが見られます。インフラ・ネットワーク・クラウドでは、資格が入口の証明として機能しやすい領域です。どちらの場合も「持っていれば受かる」ものではなく、面接で中身を聞かれたときに答えられるかが分かれ目になります。

応募しても返事が来ません。学習が足りないのでしょうか

必ずしもそうとは限りません。2026年8月の統計では、情報処理・通信技術者の新規求職者が前年より10.4%増えた一方で、就職件数は7.0%減っています。応募する人は増え、決まる数は減っている状況です。この局面で効くのは応募数を増やすことより、経路を変えることです。求人媒体だけで出し続けるより、人材紹介と直接応募を足してみてください。

どのくらいの期間がかかりますか

求人を見るところから内定まで、合計で4〜9か月が目安です。内訳は、求人を見る1週間、基礎を入れる2〜4か月、説明できるものを作る1〜2か月、応募1〜3か月です。週に取れる時間で大きく動きます。短くしたいなら、学習期間を削るより、職種を決めるまでに迷う時間を減らすほうが効きます。

まとめ|入口を1つ決めてから動く

この記事のポイントを3つにまとめます。

  1. 入口はある。情報通信業は1年で約6万人の純増、人材紹介経由だけでも年間66,662件が決まっています。ただし求人の多くは経験者前提なので、見分ける作業が要ります
  2. 職種を1つ決める。開発系が約6割、インフラなどが約4割。決め方は「いま確保できる学習時間」です。入りやすさと、その後の広がりは別の話として考えてください
  3. 学ぶ前に求人を100件見る。順番を逆にすると、学習が終わってから行き先で止まります

職種を決めたら、次は学び方です。独学とスクールの分かれ目は独学とスクールどっち?、具体的な学習手順はAIエンジニアになるには?完全ロードマップで5ステップに分けて解説しています。

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この記事を書いた人

RaiseTech運営事務局

RaiseTech(レイズテック)は、受講者数2,500名超え!現役エンジニアが講師を務めるAIエンジニア育成のオンラインスクールです。未経験からのエンジニア転職を支援してきた現場で見てきた情報をもとにお伝えしています。


監修

RaiseTech代表 エナミコウジ

エナミコウジ(RaiseTech代表)

  • ▫️ IT業界歴20年以上
  • ▫️ 経営者歴10年
  • ▫️ 現役エンジニア&スクール運営者
  • ▫️ スクール受講生2,500人以上
  • ▫️ 数百億規模の開発案件の初期メンバーとして参画
  • ▫️ 億単位の開発案件にプロジェクトマネージャーとして参画
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